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美味しいもの情報 の記事

2007年09月16日

いよいよ秋刀魚シーズン到来ですね

今年の秋刀魚は大型で期待が持てそうだということです。秋刀魚の食べ方は色々ありますが、何といっても七輪で豪快に焼いて食べるのが一番です。七輪のない方には、秋刀魚の蒲焼、オイルグラタンなどもお勧めですが、しゃぶしゃぶなどもいけるそうですよ。

中には、焼いて味付けをした秋刀魚をお米と炊き込むご飯が美味しいという人もいます。この場合は炊飯器よりも土鍋の方がよいとも言われています。鮮度がよければ刺身が最高という方もいらっしゃいます。当然秋刀魚のにぎり寿司も食通には人気があります。

どうでしょう。今晩あたりご近所に向けて煙と旬の香りをお裾分けしてみてはいかがでしょう。この時期最高のプレゼントだと思いますよ。ただし、香りはいいが煙は困るなどとおしかりを受けたとしても、当方は一切関知しませんのでその積もりでお願いします。

2007年10月07日

冬の味覚カキの出荷が始まりました

宮城県産のカキが今月5日に始まりました。昨年はノロウィルスの風評被害で苦しめられた経験を生かし、今期は県独自の基準を設けて衛生管理を徹底的に行っているとのことで、安心してたくさん食べてもらいたいと関係者は意気込んでいるようです。

今期は夏が暑かったことなどから、特に大粒で美味しいとのことなので楽しみですが、現在のところご祝儀相場で高値の花といったところでしょうか。しかし、秋が深まるにつれて一段と身がしまる頃には、価格もスリムになり皆さんの食卓をにぎわすことでしょう。

生でがぶりといくもよし、グラタンやシチューなどにすればお子さまにも大人気なのではないでしょうか。カキは栄養価も満点でこれからの季節、目の離せない食材の一つになりそうですね。このブログを通じて、折にふれて最新情報をお届けする積もりですのでご期待ください。

2007年10月20日

牡蠣鍋を囲んで一家団欒のひと時を

この季節の旬はなんと言っても牡蠣ですね。欧米では、牡蠣は海のミルクなどと言われ珍重されていますが、栄養素が豊富でグリコーゲン、蛋白質、カルシューム、鉄分などがたっぷり含まれ、眼性疲労や貧血、糖尿病、高血圧などにも良いといわれています。

一般によく知られている食べ方は、牡蠣酢や牡蠣フライなどでしょうが、その他にも牡蠣の天婦羅、牡蠣ごはん、ベークドオイスターなど様々なものがあります。しかし、家族で囲むなら牡蠣鍋が一番のお薦めです。

鮮度のいい牡蠣は、貝柱が身から離れず、身がふっくらしていて弾力があり、半透明で光沢があります。生で食べるときは生食用、加熱する時は加熱用を食べ方に応じて選んでください。

そんな手間暇が惜しいという方は当店のネットワークにお任せください。専門のスタッフが最適なものをお客様に代わってセレクト致します。もちろん、他の商品との組み合わせもOKですよ!

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2007年10月26日

三陸沖のトロガツオ

その昔、宮城がカツオ節日本一と言われた時代がありました。しかし、脂が乗りすぎていて節には向かないということで、静岡県の焼津にその座を奪われてしまいましたが、何とその戻りカツオが巡りめぐってトロガツオとなりこのみやぎに帰って来たというわけです。

春先に九州から四国にかけて水揚げされるのが、初ガツオと呼ばれるのに対して、秋に三陸沖からもたらされるのが、戻りガツオすなわちトロガツオです。この名前の名づけ親は関西だと聞いています。この脂のったカツオはまるでマグロのトロや!と絶賛したとか。

鮮やかなピンク色をしたこの季節のカツオは、正に中トロ以上の逸品です。カツオはなんと言っても刺身が一番ですが、表面をさっとあぶってポン酢でいただく、ご存知タタキもまたたまりませんよね。今の季節を逃すと来年の秋までおあずけになってしまいますよ!

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2007年10月27日

「はらこ飯」もこの季節ならでは

家庭で一番人気の高い魚はサケだといわれています。この魚は一般に脂が少ないため、季節の野菜を添えたバター焼きがお奨めです。切り身に塩コショウをした後、小麦粉をまぶしよくたたき熱したフライパンにサラダ油を多めに引いて、中火でこんがり焼くだけです。

生臭さがないためかお子さんにも好まれるようです。また、宮城県の亘理では、10月頃に気仙沼や閑上港と共に水揚げのピークを迎えると、サケの身を米と一緒に炊きイクラをのせた「はらこ飯」が登場します。宝石のようなイクラをぱくりとやるのはたまりません。

ご家庭でも「はらこ飯」は簡単に炊けますが、問題はイクラのつくりかたでしょうね。冷たい水で手早く処理するのがコツのようです。イクラ(幾ら)やってもうまく行かないという方にはイクラでもお手伝いさせていただきます。どうぞお気軽にご相談ください。

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2007年10月28日

みやぎのブランド「金華サバ」は今が食べごろ

「金華サバ」とは、あの三年参りで有名な金華山周辺で漁獲されたサバのことです。身が締って脂が乗り、すしネタにすると最高ですね。特に生きのいいのは青光がしていておなかに張りのあるものがよいそうですが、値段は少々お高いので財布と相談して購入してください。

料理屋さんでいただく場合は、「おつくり」などがお奨めですが、家庭で調理するなら「みそ煮」、「塩焼き」といったところでしょうか。わが家では「竜田揚げ」などもよく食卓に乗りますが、個人的には水煮したものをほぐし、大根おろしに醤油というのが大好きです。

今が真っ盛りの「金華サバ」、大きいほど脂が乗っているので奮発するのもよいかもしれません。なにしろ、三年続けてお詣りすればお金に不自由しないという神様-金華山黄金山神社の下で育った「金華サバ」ですから、少しは御利益(ごりやく)があるかもしれませんよ。

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2007年10月30日

みやぎの人気ブランド「ひとめぼれ」

炊きたての白米がことさら美味しいと感じられる季節になりました。今年もみやぎの人気ブランド「ひとめぼれ」が市場にでまわっています。日本の秋には白いご飯に明太子や塩辛がよく似合いますが、漬物だけでも十分いけると評判なのがみやぎの「ひとめぼれ」です。

ブランドといえば、かつて一世を風靡した「ササニシキ」は作付面積が10%程度に落ち込んでおり、全国では1%に過ぎないということですが、根強いフアンは健在で特にその筋のプロに言わせると、寿司には「ササニシキ」が合うということです。

ひとめぼれは、コシヒカリを母に、初星を父としているため、コシヒカリ独特の粘りがあり、冷めても美味しく食べられるのが特徴です。この季節当店にも多くのお客様から問い合わせがあり、笹かまぼこや塩辛、岩のり佃煮などと一緒に発送することがよくあります。

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2007年11月12日

牛タンのふるさと仙台

今や牛タンといえば仙台といわれるほどで、「仙台が発祥地」として認知されています。考えてみるまでもなく、牛の産地でもない仙台が何故これほどまでに有名になったのでしょうか。その歴史は昭和23年に遡るというから、それなりの重みがあるわけですね。

当時「味太助」の初代である佐野啓四郎さんが専門店を始めたのが元祖だそうです。今日の牛タンに育てるまでには並々ならぬ苦労があったことでしょうが、その甲斐あって、地域で生まれた食文化が、絶えることなく引き継がれているのは誇らしいことです。

定番のメニューは、網で焼いた牛タン、テールスープ、麦ご飯、青(赤)唐辛子の味噌漬けのセット。もちろん店によって色々なバリエーションがありますが、何といってもこのセットが一番のお奨めです。牛タンのあの歯ごたえとテールスープの深い味わいがたまりません。

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2007年11月29日

全国ブランド「閑上」の赤貝

名取川河口の「閑上」(ゆりあげ)港は、赤貝の名産地として全国に知られている。現在市場に出回っているものの大半が輸入品のようですが、閑上の赤貝は数少ない国産の中でも最高の品質を誇り、築地などの市場関係者や有名寿司店からも日本一というお墨付きを頂いている逸品です。

寿司ツウならずとも、カウンターに座ったらまず赤貝からというお客様も多いのではないでしょうか。春先に旬を迎えるこの赤貝はヘモグロビンを多く含んでいるせいか、赤みを帯びたオレンジ色で、噛むとこりこりした食感があり、独特の甘みが何ともいえません。

閑上は遠浅の砂浜が続く海岸線で、名取川や阿武隈川、七北川が流れ込むため、栄養素をたっぷり含んだ淡水が海に溶け込みます。赤貝漁はマンガとよばれる大きな熊手と網を船で曳く伝統的な方法です。最近は禁漁期間を設けて収穫量を制限したり、一定以下のサイズを制限したりして、資源保護に努めているとのことです。

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2007年11月30日

山元町のホッキ貝も有名

縦縞で小ぶりの赤貝に比べ、大振りで表面がつるりとしたホッキ貝は、福島県との県境に近い山元町の名産である。山元町磯崎港では、これからの寒い季節に水揚げの最盛期を迎えるが、資源を枯渇させないため、漁業者が協力して漁期12月から翌年の3月までに制限しています。

こちらも赤と貝同様に寿司ネタとしても人気が高いのはもちろん、山元産のホッキ貝は肉厚で甘みがあり、ゆでると足の部位が鮮やかな赤みを帯びるのが特徴で、刺身や吸い物としても親しまれています。ただ何と言っても地元では炊き込みご飯である「ホッキ飯」が大人気です。

山元町漁業協働組合では、ホッキ貝を使った郷土料理が地元レストランなどで人気になったため、これまでの漁協直売所や産直宅配に加え、今年度から名称を「みやぎ山元産ホッキ貝」と定め、生産者自ら料理店にPRする活動に取り組んでいるとのことです。なお、2月25日(日)には恒例の「ホッキ祭り」が磯崎漁港で開催されます。試食コーナーはなくなり次第終了だそうです。早めにどうぞ!

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2007年12月01日

宮城のカキ

今や世界に知られている宮城のカキは、総生産量でも広島に次いで第二位ですが、生食用に限れば全国第一位です。広島のカキは身が大きいのが特徴ですが、宮城のカキは小ぶりで色が白く貝柱が大きいのが特徴です。生で食べるのが一番という人には旨み強い宮城ものがお奨めです。

カキは栄養価が高く、グリコーゲンやタウリン、ミネラルの他、20種類のアミノ酸、10種類のビタミンなどが含まれており、海のミルクと呼ばれるほど理想的なバランス食品で、疲労回復など肝臓の強化にも効果があるといわれています。あの英雄シーザーやナポレオンも好んで食べたといいますから納得ですね。

カキが一段と美味しくなるこれからの季節、「カキ鍋と松島湾クルージング」、「松島カキ祭り」、「焼きカキ食べ放題」、「カキ小屋」などのイベントが目白押しで、来年3月末まで楽しめます。追い込み中の受験生の皆さんも鉛筆を箸に替えて、あの頭の働きがよくなるというDHA(ドコサヘキサエン酸)をたっぷり含んだ宮城のカキを摘んでみてください。

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2007年12月02日

吉知次を使った極上笹かまぼこ

吉知次は通称「吉次」の名前で親しまれているカサゴ科に属する海産硬骨魚です。全長およそ30cm、体は朱赤色で背びれに大きい黒班があるのが特徴です。駿河湾以北の太平洋深海に分布し、地方によっては「キンキ」と呼ばれております。漁獲量が半減しているうえ、殆どが北海道区および太平洋北区でしか水揚げされておりません。

日本屈指の漁業県である宮城においても、超高級魚として珍重されている吉知次ですが、石巻地方では、この時期金華山沖漁場で獲れたものを焼き物や吸い物で味わうことができます。当店の笹かまぼこもこの吉知次を原料に使っているため、多くの方々から厚い支持を頂いております。

どの銘柄も美味しいという評判を頂いている宮城の笹かまぼこですが、それだけに食べ比べてみる機会はそう多くはないと思います。この機会に当店の吉知次入り笹かまを是非ご賞味いただき、一味違った独特の風味を再発見くださいますようお願い致します。

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2007年12月05日

最高ランクの肉質仙台牛

宮城県では年間12,000頭の食肉牛が出荷されていることをご存知ですか。その中でも「仙台牛」と名乗れるのはおよそ3割だそうで、枝肉は全国共通の厳しい格付け基準の下で、霜降り具合や赤みの多さ、きめ細かさなどがチェックされ、最高ランクのA5、それに次ぐB5に入った肉だけが晴れて「仙台牛」を名乗れるのだそうです。

「仙台牛」は全国肉用牛枝肉共励会主催の品評会で2度も「名誉賞」を受賞しています。それもそのはず、「ひとめぼれ」や「ササニシキ」など良質の米産地でもある宮城県では、その稲わらと風味の良い大麦を加えた飼料でじっくり育てられるというから、その毛並みのよさが偲ばれますね。

「仙台牛」を安心して食べられる「仙台牛銘柄推進協議会」認定のレスドランや食事処が仙台市内だけでも25店舗ほどあります。また、おみやげやギフト用はJA全農みやぎHP、デパートなどでお求め頂けますし、そんなに待てないという方は是非当店にご一報ください。「霜降りが細かく、とろりとした口当たり」が評判のステーキハウスをご紹介いたします。

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2007年12月06日

三陸わかめの美味しい食べ方

岩手県から宮城県にかけて続くリアス式海岸は、切り立った海岸、親潮と黒潮が交わるとともに、沿岸の森林からもたらされる栄養素が程よくミックスされ、わかめが育つ条件が全てそろっています。切れ込みが深く、肉厚で弾力性があり、風味抜群といわれる「三陸わかめ」はこのような環境で育っているのです。

わかめには、アルギン酸などの植物繊維を始めとして、カルシューム、マグネシューム、リン、鉄分などのミネラルがバランスよく含まれている他、ビタミンも豊富なため、コレステロールの防止や血圧の上昇を抑える効果があるといわれていますが、何よりもシャキッとした歯ざわりが堪えられないというフアンも多いのではないでしょうか。

この低カロリーで爽やかな味わいをより一層引き立ててくれるのが酢のものですね。作り方はいたって簡単で、真水で1~2分塩出しした後、好みの大きさに切り水分を十分に切っておくのがコツです。これにきゆうりなどを薄切りにして塩もみし、三杯酢で併せて盛り付けるだけです。そのほか炒めものやたまねぎなどとのかきあげ、もちろん味噌汁の具としても最高ですね。

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2007年12月09日

観光客に大人気の油麩丼

油麩は麩を油で揚げもので、宮城県北部から岩手県南部で食べられている食材です。原料は小麦粉で、これに水を加えて練り、布袋に入れて水にさらして洗い、でんぷん質を水に流し、蛋白質のグルテンだけを残すというシンプルなものですが、チューインガムのような食感が特徴です。

これがいわゆる麩の原料で、蒸したり茹でたりしたものが生麩、焼いたのが焼き麩、油で揚げたものが油麩というわけです。焼き麩は山形や庄内地方のものが有名ですが、全般的には京文化の影響を受けている日本海側に多いといわれていますが、油麩として食べる文化はこの地方独特のものです。

油麩は一般的には、味噌汁やうどん、吸い物によく使われますが、汁をたっぷり吸い込むので、麩から出た油と香ばしい香りが汁の中身をより一層引き出し、こくがでることから人気が高いようです。このように具の多い汁物に合うという特徴に着目したのでしょうか、登米地方で開発された油麩丼が大人気になっています。

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2007年12月10日

気仙沼のフカヒレ

気仙沼といえば日本有数の遠洋マグロ基地として知られていますが、このマグロに混じって獲れるのがサメ(西日本ではフカと呼ばれる)です。気仙沼ではこのサメを利用するためフカヒレを作っていましたが、ブームが巻き起こり今では観光の目玉になるほどの人気です。全国の8割が気仙沼に水揚げされますが、フカヒレとして使われるのは、ヨシキリザメ、モウカザメなどが多いといわれています。

一匹のサメから取れるヒレは背ビレ1本、胸ビレ2本、尾ビレ1本の4本だけですが、そのうち形の美しい尾ビレの姿煮が高級料理にされます。フカヒレはサメ独特の臭みをとるため、丁寧に下ごしらえされて天火で乾燥されますが、この作業は大変手間がかかるということですし、料理として盛り付けられるまでは更に多くの人手と時間がかかります。

高級料理として有名なのはスープや姿煮などでしょうが、地元気仙沼では、フカヒレラーメンやフカヒレ寿司、フカヒレソフトなどもあり、手ごろな値段で楽しめます。フカヒレはコラーゲン、コンドロイチンが多く含まれているので、美容や健康、老化防止にも効果があることから最近特に注目を浴びております。

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2007年12月21日

二種類ある宮城の「がんづき」

「がんづき」というのは、宮城、山形、岩手ではよく見かけるお菓子です。その一つはスーパーなどでも扱っている蒸しパンに近いタイプで、これは小麦粉と黒糖を主原料として、これに重曹を混ぜてふっくらとした感じにするのが特徴です。さらに醤油や黒ゴマ、胡桃などでトッピングしたものや白砂糖と牛乳を使った白いものもあります。

もう一つのタイプは、蒸パンタイプとは全く違ったもので、材料の小麦粉は同じでも、砂糖と水を加えて練ったものを蒸して造る。丁度名古屋の「ういろう」のようにも見えますが、白くて透き通った感じがするのが特徴です。どちらのタイプも「雁月」と書きますが、これは上に乗せる胡桃やゴマが雁を表しているという説があります。

蒸パンタイプはスタンダードでよく見かけますが、みやぎ独特の「がんづき」といえば白いタイプの方ではないでしょうか。「ういろう」は原料が米粉であるだけにどっしりとしていて、いかにも食べ応えがあるように見えますが、こちらは一味違った歯ごたえで、やわらかい割にはしっとりとした食感で、ご高齢の方には特に人気があるようです。

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2007年12月29日

鳴子名物栗だんご

鳴子温泉はいわずと知れた宮城県を代表する温泉の一つである。最近は道路が整備されたため、より身近な存在となったが、それだけに列車に揺られて徐々に近づく臨場感が懐かしく感じられます。この温泉街の一角にある「深瀬」というお店の栗だんごは、元祖と名乗るだけのことがあり、観光客にも人気が高い逸品です。

初代の主人が大正時代に考案したのが始まりというから、それ程昔のことではないのですが、なんとなくレトロな味わいがあり、温泉気分を味わう小道具的な役割を担っているようです。さて、その中身はというと、栗が入った柔らかいもちに、しょう油味のくずあんがかかっているだけという至ってシンプルにものです。

添加物は一切使わず、その日のうちに食べてもらうため、売れ行きをみて日に何回も作るという拘りようです。秘伝のためかあまり公表されていませんが、察するにあのだんごの材料はもち米の粉ですね。というのは、歯ざわりからしてあの柏餅とよく似ているからである。そんな詮索はともかく、鳴子に行ったらまずは栗だんごですよ。

2008年01月10日

いぶし銀の人気ホヤの塩辛

正月を故郷たで過ごした人たちも、いよいよ本格的に仕事に復帰していることと思いますが、中には暮れから9連休といううらやましい人もいるんですね。そのうちの一人でしょうか、中年の男性が東京へ帰る途中当店に立ち寄ってくださいました。この方がまた大のホヤフ好き人間で、店に入るや否やホヤのコーナーへまっしぐらという感じです。

なんとなく懐かしい顔なのですが、なかなか記憶の底から引き出すことができず、少々じれったい思いでしたが、ホヤについて話し出した途端、嗚呼どうも昨年もちょうど今頃いらしていただきましたよね、とやっとまともにご挨拶ができた次第です。まるで歯医者さんが顔ではなく、歯の治療の跡を見てその人を思い出すのと同じです。

ところで、このホヤは夏に向かう頃が本番ですが、塩辛にしたものもまた捨てがたい魅力があります。この方などは、正にそうした隠れたフアンなのではないでしょうか。海のパインアップルと言われるホヤですが、薄塩で漬け込んだ塩辛がまたたまらないというのです。当店では特に薄塩のものを厳選して品揃えしておりますので是非ご賞味ください。

2008年01月12日

ウニ丼と蒸籠(せいろう)蒸し

ホヤが海のパインアップルなら、ウニは海の栗といったところでしょうか。表面が長く鋭いとげで覆われている様がそういわれる原因であることは明らかですが、中身を食べてみるとこれがまた実に美味しい。旬の頃はやはり夏ということになるのでしょうが、最近はご多分に漏れず何時でも食べられるのでとてもラッキーです。

このウニの食べ方については、地元の人よりも都会の人のほうが詳しいのではないかと思うくらいですね。グルメといえば大抵でてくるのが寿司、そのなかでも飛び切りのネタといえばウニですよね。しかし、ウニといっても三陸ものはちょっと違うのです。地元のすし屋さんで注文するときは、近海ウニと指定してください。

それから、ちょっと変わったところでは、ご飯の上にウニをたっぷり乗せて蒸籠で蒸した「ウニご飯」もお奨めです。最近は海流の変化でワカメ等の海藻類が影響を受けているせいか、これを食べているウニもめっきり少なくなってきたと漁業関係者の方が嘆いていましたが、まだまだ健在のようですのでどうぞご安心ください。

2008年01月19日

みやぎ寿司海道-しおがま寿司めぐり

「みやぎ寿司海道」は宮城県の寿司を全国にPRする目的で、塩釜市、石巻市、気仙沼市の寿司店で平成15年にスタートしました。塩釜市では、「寿司海道」加盟店が独自に考案した「しおがま寿司めぐりマップ」を持参すると各店独自のサービスが受けられる。どの店もみなと町塩釜ならではの旬の味が楽しめます。

気になるお値段ですが、特上クラスで2000~3200円といったところが中心のようですが、中には、親方お任せで3900円という極上のものもあるようです。お値段はともかく、ネタはどうなんだという通の方も大勢いらっしゃることと思いますが、ご安心ください。マグロはもちろん、穴子、タコ、亘理の赤貝、シャコ海老、真ひらめ、など旬のものが揃っています。

JR本塩釜駅を囲むように分布している加盟店は、近海ネタと板前の腕の確かさで全国の寿司通の間でも定評があり、地酒とも相性もいいと絶賛されています。会計はいずれも明朗会計で、ネタの新鮮さと板前の心意気ではどこにも負けないという雰囲気が店内にみなぎっています。石巻や気仙沼にもそれぞれの町の特徴があり、また機会があれはじっくりと紹介したいと思います。

2008年01月29日

岩出山の凍り豆腐

凍り豆腐は、国産大豆を代表する銘柄ミヤギシロメを使用している。仙台味噌や納豆づくりなどにも欠かせない原料であるが、特に岩出山の凍り豆腐は仙台藩時代からの伝統食品として知られている。冬の寒さとの戦いが品質を決めるというだけあって、傍目には辛い仕事のように見えるが、伝統を受け継ぐ職人の拘りが製品に滲みている。

子供の頃にはあまり好きではなかったこの凍り豆腐、中々味わいが深く今では大フアンの一人であると自認しています。わが家ではヒジキや薩摩揚げ、笹かまぼこなどと一緒に煮込んだものがよく食卓に載りますが、ついついご飯も進んでしまいブレーキをかけられることがしばしばあります。

見かけはちょうどスポンジのようで、箸で掴んでも柔らかく一風変わった食材ですが、他の食材の味をしっかり受け止めるのが嬉しいですね。お正月もだいぶ遠くなりましたが、短冊に切ってお雑煮の具にするとセリや大根、鳴門などとも相性がよく、昔は嫌いだったのが不思議でなりません。伝統の味を是非試してみてください。

2008年01月30日

酒まんじゅうもお奨め品の一つ

岩出山といえば、忘れてならないのが酒まんじゅうでしょう。享保2年の創業という伝統のまんじゅうは、もち米を一晩寝かせて造るドブロクを皮に使っているという。鳴子温泉の帰りには必ずといっていいほど立ち寄るのが、先に紹介した栗だんご店とこの酒まんじゅうの店です。

人の好みは様々ですので何ともいえませんが、私は岩出山の花山太右衛門商店の酒まんじゅうが気にいっています。店に入るとつい買いすぎてしまい、食べきれずに持ち帰ることになるのですが、次の日に温めなおしても結構いけますが、何しろ、鳴子の栗だんごも食べなければなりませんので数日は格闘が続きます。

それでも懲りないところが魅力なのでしょうか。「酒まんじゅう」というネーミングのせいなのでしょうか、普段は「まんじゅうはどうも?」と甘いものを敬遠している友人なども、酒という名前に釣られて手を出すと、これはイケルといって食べ始めます。キレがあってコクがあるあのビールのようなものなのでしょうか?

2008年02月05日

松島のカキ祭り

例年のように2月の第一土曜日、日曜日に松島のカキ祭りが今年も開催されました。会場もいつもと同じ、松島海岸中央広場・グリーン広場です。松島の特産品であるカキが存分に楽しめるとあって、無料試食やカキ鍋などのコーナーが人気ですが、何といっても圧巻なのは200mの炉端で、殻付カキを焼くコーナーのようです。

その他にも地場産品として、ホタテなどの販売コーナーもあり終日賑わいました。また、イベント初日には、瑞巌寺住職による「カキ供養祭」やミニ花火大会も開催され、祭りの雰囲気を盛り上げます。カキの最も美味しいこの季節に開催されるカキ祭りは、観光客ばかりか地域の人々にも人気があるようです。

そうした人気の反映でしょうか、松島町の磯崎には、カキ養殖棚のオーナーになることができる、「松島カキオーナー」制度があります。ホテルや観光施設などの割引特典があるほか、絵はがきプレゼントなど色々な特典もあるとのことです。興味のある方は、松島カキオーナー会議(TEL:022-354-3868)にお問い合わせください。

2008年02月06日

松島のお奨め冬ランチ

松島町のホテルやレストランでは、カキや穴子、トマトなど地元の特産品の特徴を活かした一食2,500円の冬季限定(2月末まで)ランチを提供している。これまでのところ、ホテル松島大観荘、松島一の坊、田里津庵、ホテル海風土、ホテル壮観などで味合うことができますが、予約が必要な場合もありますのでご注意ください。

これらの特別メニューは、四季彩食料理コンテストの入賞者が所属するホテルやレストランで提供されるものです。三種類のランチを食べて、スタンプを集めるスタンプラリーも行われており、抽選でホテルペア宿泊券やペア食事券があたるとのことです。いずれもシェフが腕を振るった力作で、三ツ星の貫禄が十分感じられます。

時々昼食を兼ねて除いてみるのですが、圧倒的に多いのは主婦層です。2,500円というお手ごろな値段とランチという気軽さが人気のようですが、ゆったりとした落ち着いたレストランで、松島の冬景色を独占できるのはこの季節をおいてはないかもしれません。松島の新しい楽しみ方を見つける旅を計画されてはいかがでしょう。

2008年02月07日

甘さ抜群の仙台イチゴ

山元町から亘理町にかけて栽培されているイチゴは、「とちおとめ」と「さがほのか」という品種です。どちらも形は円錐形でつやがあり、糖度が高く酸味が少ないので食べやすいと評判です。おまけに簡単に補給できる高ビタミン源、ガンなどの予防、美肌づくりやストレス解消にも効果があるとされています。

主な成分としては、血中のコレステロール値を下げ、善玉コレステロールを増やす働きがあるため、成人病の予防効果があるペクチン(食物繊維)、頭痛、神経痛の痛みを緩和するメチルサチル酸、虫歯予防に効果があるキシリトール、風邪やインフルエンザ等のウイルスの増殖を抑えるインターフェロンを増加させるビタミンCなどが多く含まれています。

また、食べ方がいたって簡単のも魅力ですね。特に決まった食べ方があるわけではありませんが、へたの部分をまず取り除き、この部分からカブリとやるのがお奨めだそうです。何故ならば、イチゴは先端にいくほど糖度が高くなるため、最後に甘さが広がる方がよりいっそう美味しく感じられるのではないか、という理由だそうです。

2008年02月17日

アワビの天ぷら

アワビは資源を守るため、旬の季節に限って数日間解禁される。この日は夜明けを待って一斉に船を出す。貴重な食材だけにどの舟も真剣そのもので漁に没頭する。鈎漁と呼ばれる独特の漁法は実に見事です。収穫量を決めるのは舟のこぎ手と鈎棹もちの相性にかかっているようです。何しろ鈎棹もちが頻繁に出す注文に対して、小まめに舟を移動させなければなりません。

当然のことながら、高度な手漕ぎ技術が要求されるので、ベテランであることが要求されますが、大抵はご夫婦や親子といったコンビが多いようです。船縁りにガラスの箱を浮かべて、岩にへばりついたアワビの内側に鈎棹の先端部分を差し込み、一気に引き剥がすという手法なので、一度失敗するとテコでも動かず、大変悔しい思いがするようです。

実は私も一度経験したことがあるのですが見事に失敗してしまい、力任せに引き上げたものですからたまりません。アワビの殻を破いてしまいました。地元の民宿などでは、こうして収穫したアワビを刺身や天ぷらにして食べさせてくれます。鮮度のいいアワビを天ぷらでいただくという贅沢には、そう度々お目にかかれませんからね。

2008年02月18日

登米の醸造品と油麩、ダチョウ肉

登米市登米地区には藩政時代からの醸造元があり、伝統文化が今に伝えられている歴史の町です。中でも味噌、醤油、めんつゆ、もろみ漬けなどが特に有名で、大人気の油麩とともに遠山之里で販売されています。「遠山」は「登米」の語源とも言われていますが、ここには町内の地場産品が豊富に取り揃えられ、レストランや休憩所も設けられています。

また、同町内の東和地区にある道の駅林林館「森の茶屋」では、地元の野菜、山菜、きのこなど、旬の食材が揃っており、レストランではダチョウの肉を使用した「ステーキなリッチ丼」を楽しむことができます。国道346号線を少し南下したところに、やはり季節の農産物を取り揃えた道の駅米山「ふる里センターYY」があります。

ここでは町内の新鮮な野菜はもちろん、パッションフルーツなどが並んでいます。商品にはそれぞれ生産者の情報が貼ってあり、安心して買い求めることができるのが自慢です。喫茶ハウスでは敷地内にある飼育場で飼育されたダチョウを使った定食が味わえますし、チューリップ染め、フラワーアレンジメント、そば打ちなども体験できます。

2008年02月19日

登米地方自慢の魚・肉料理

登米市の津山地区は杉の町として知られている。その杉を生かして名産のヤマメとワサビを杉の板で挟んで焼く伝統的な料理がある。天然ものの獲れる春から夏にかけての限定ということです。夏といえばウナギの季節ですが、北上川では胴と呼ばれる昔ながらの道具を使った仕掛漁が行われ、近隣地域一帯で脂ののった天然物が食べられます。

一方、宮城県畜産試験場が8年がかりで開発したという新ブランドの豚肉もあります。これはしもふりレッドと呼ばれる赤毛の豚肉で、脂肪分5%以上(普通の豚肉は3%程度)で血液をサラサラにする脂肪酸(オレイン酸)を多く含んでいるということです。また、「宮城野豚(ミヤギノポーク)のブランドでしられる米山産の豚も評価が高まりつつあります。

肉といえば、南方地方の宮城県産の黒毛和牛が有名です。枝肉規格が最高級のA5・B5以上の牛肉「仙台牛」の産地で、みなみかた花菖蒲の郷公園内の牛トピアで常時(月曜日休日)食べられます。特にここでは鮮度のいい牛肉をにぎり寿司で食べられるのが嬉しいですね。その他にも、ご存知油麩料理やはっと料理、手作りソーセージ体験など多彩なメニューが用意されています。

2008年02月20日

南方の「もっこりにら」ラーメン、餃子

登米市南方地区の道の駅みなみかた「もっこりの里」では特産品の「もっこりにら」をはじめ、地元の食材が並べられていますが、主な産地は、登米市内から大崎市までの一帯に及んでいます。特に登米市(旧南方町)の豊かな耕土で有機質を使用して栽培されたにらは肉厚で葉幅も広く、とても柔らかで甘味のあることから、「もっこりにら」の愛称で呼ばれています。

年間百万トン以上も出荷され、宮城県でも屈指の生産量を誇っており、名称の「もっこり」は町のキャッチコピーにもなっています。加工品としても「もっこりにらラーメン」、「にらっこの餃子」、「もっこりにら煎餅」などがあり、いずれも好評を得ております。 ビタミンAを始めとする豊富なビタミンやカルシウムも多く含む、代表的な緑黄色野菜です。

和風料理のほか、ギョウザなどの中華風料理にも用いられるようになったことから、ラーメンの開発に進んだものと思われますが、あの独特のこくと香りに加え、鮮やかな緑がラーメンのイメージを一変させたことも人気の秘密のようです。5月から9月にかけて出荷のピークを迎えるにらは、宮城県では圧倒的に露地栽培が多いようです。

2008年02月21日

伊豆沼のハスと沼エビ

登米市から栗原市にかけて点在する伊豆沼・内沼・長沼では、7月末から8月末にかけてハスの花が咲き、8月中にハス祭りが開かれます。小型の遊覧船が運航され、間近でハスを見ることができますが、その年によって開花日が違うため、中々見ごろの時に当たらないと嘆いている観光客の声もあるくらい、人気スポットとなっております。

そのハスの花で有名な伊豆沼周辺は、当然レンコンの産地でもありますから、様々なレンコン料理が開発され、市内の農家レストランで提供されています。珍しいものでは、ハンバーグや炊き込みご飯もあります。また、この湖沼群では昔から沼エビに恵まれ、食卓を潤してきました。

近年は例のブラックバスの放流による被害が大きく地元を困らせていますが、今のところ何とか沼エビやフナ漁は継続されており、から揚げにして味わうことができます。小魚の美味しさもさることながら、大自然の恵みが実感できるこのあたりは、私たち現代人が取り戻したいと願っている風景にめぐり合える空間でもあります。

2008年03月04日

デリシャストマト

デリシャストマトは果物のように甘いトマトで鹿島台の特産品です。このデリシャストマトは、作りにくい品種で、土壌管理などの高度な技術を要するなど、栽培が難しいく収穫量は少ないのですが、それだけに人気が高く2~6月に産地直売所に並ぶと、遠方からフアンが押し寄せるとのことです。

安心しておいしく食べられる野菜づくりにこだわりをもち、できるだけ農薬を使わず、土づくりにこだわり、自家製堆肥と有機肥料で栽培をしているというだけあって、ただ甘いだけではなく、適度の酸味とのバランスがこのトマトの売りですが、口当たりの良さや肉質の良さも自慢の一つだということです。

このデリシャストマトは糖度センサーにかけられ、スーパーデリシャス(糖度9%以上)とデリシャストマト(糖度7~9%以下)に振り分けられて販売されますが、取れたての完熟トマトに0.2%だけ塩分を加えたトマトジュースも好評のようです。また、このジュースに同量のビールで割った「レッドアイ」なる飲み物も大人気だそうです。

2008年03月07日

仙台ちゃ豆でつくったずんだ餅

宮城県の名物の一つに「ずんだもち」がある。駅の売店などではおなじみですが、この素材が枝豆の仙台ちゃ豆で、主に大崎地方で栽培されており、8~10月ごろ農家レストランなどで味わうことができます。元々はもてなしの料理だった「餅」の食べ方の一つがこの「ずんだもち」ですから、老舗の餅屋やカフェなどでも定番となっているのはもちろんのことです。

そもそも、「ずんだ」とは何かというと、仙台で昔から食べられてきた郷土料理で、枝豆を柔らかく茹でてつぶし、砂糖を混ぜて作った枝豆餡のことです。語源は豆を打つことから「豆ん打」とよばれるようになったという説や、伊達政宗が「陣太刀」で豆をつぶして食べたことから「じんだち」がなまったという説があるとも言われています。

ある老舗の主人に言わせると、豆は「する」のではなく「つぶす」ので「づんだ」というのだと拘っている。甘皮をむいて丁寧につぶすから砂糖は少なめでも、見た目は鮮やかなのだそうです。とにかく、あの鮮やかな緑はたしかに食欲をそそりますが、「ずんだおはぎ」や豆を使ったオリジナルなスイーツなどもあり、多彩なバリエーションが楽しめます。

2008年03月08日

みやぎの寿司ネタ勢揃い-その1

宮城県の味といえば、カキやウニ、ホタテ、アワビなどの貝類が有名ですが、塩釜や気仙沼に水揚げされるマグロも見逃せません。また、女川のサンマも季節を彩る秋の主役です。どれ一つとっても寿司ネタには欠かせない逸品ばかりで、その一部を紹介するとなる大変迷いますが、私の好みで言うと以下のようになります。

まずはアワビです。コリコリした食感がたまりません。アワビは夏が旬といわれていますが、そんなことはお構いなしです。財布の都合がよいときが私にとっては旬なのです。捕獲が許される大きさに成長するまでに4年の歳月が必要とされるクロアワビは、身が引き締まり高級感あふれる食材で、蒸し焼きや醤油できりっと煮付けたものも美味しいですよ。

貝が出たついでにもう一つ上げるとすれば、ご存知閑上(ゆりあげ)の赤貝でしょうね。鮮やかな朱色は寿司ネタにするとさらに映え、最高の評価を受けるのも頷けます。肉厚で独特の香りが特徴で、歯ごたえもまた抜群であると評判です。しかし、近年は漁獲量が減少する一方で、ますます貴重品にとっています。

2008年03月09日

みやぎの寿司ネタ勢揃い-その2

閑上(ゆりあげ)の赤貝とくれば、山元町や亘理町のホッキを話題にしなければ、地元の人からおしかりを受けそうですね。こちらは身が柔らかく甘みがあるのが特徴で、秋口から春にかけて採補されますが春が特においしい。貝類でもう一つ忘れてはならないのがホタテでしょう。三陸沿岸で栽培されているホタテは身が大きく、やはり甘みがありこちらは年中食べられますが、身が引き締まる冬場が最高です。

寿司通の間ではよく知られていますが、あまり派手な存在ではないのがサヨリでしょうか。11~3月にかけて松島湾沖でとれるサヨリは、白銀の魚体が優美で味は淡白、上品で香りもよいと評判です。一方意外に知られていないのが宮城のタコです。仙台湾でとれる水ダコは通年味わえますが、あの独特の噛み心地は何ともいえません。

寿司の大御所はご存知マグロでしょうね。その中でも特に高級品として知られているのが本マグロです。宮城の塩釜港に水揚げされる本マグロは、巻き網漁で6~9月に取れたものですが、気仙沼港では延縄という漁法でとれたものが水揚げされます。また、塩釜港に水揚げされる「ひがしもの」で有名なメバチマグロも本マグロに引けを取らないおいしさです。

2008年03月10日

みやぎの寿司ネタ勢揃い-その3

秋から冬にかけて旬のヒラメは、宮城県内のほぼ全域の沿岸部でとれる。タイやヒラメと唄に歌われるだけあって、コリコリした歯ざわりは新鮮さの象徴でもあります。ヒラメが白身魚の代表格なら、ヒカリモノといわれる青魚の代表はサバでしょう。近年金華サバの名前で有名ですが、金華山沖の定置網漁でとれたものは、大分県の関サバと並んで超有名ブランドになっています。

次はご存知アナゴです。これも県内全域でとれますが、特に名前が売れているのは松島湾産です。顔を見ると少し怖いような気もしますが、食べてみるとほんのりと脂がのり、ふんわりとやわらかい舌ざわりで上品な味です。きりがないので、この辺で締めたいと思うのですが、最後にもう一つとなると、やはりボタンエビでしょうか。宮城県ではその肌の色からブドウエビと呼んでいますが、これもお薦め品の逸品です。

このほかにも、カツオやサンマなど多彩な食材が目白押しですが、極上の握りを所望するならやっぱり宮城の新鮮なネタですね。地産地消が叫ばれている今日この頃ですが、世界の海から授かった旬の味を、全国のみなさまに味わっていただくことは、決してその精神に反するものではないと思います。

2008年03月17日

全国銘柄に成長した佐浦の「浦霞禅」

純米吟醸酒「浦霞禅(ぜん)」は、全国的に有名な浦霞ブランドの看板商品である。これは、三倍増醸酒が主流であった昭和48年に高品質の酒として発売されたものである。佐浦での酒造暦60年という南部杜氏の平野重一氏によれば、「先代社長は見通しが利いたのかなあ?品評会や鑑評会用にしか造っていなかった吟醸タイプの酒を損得関係なく一般にも飲んでもらいたいということで売り出したんです」と振り返る。

それまでは、出荷数量1000石(180kl)程度の小メーカーでしたが、経営は厳しいながら小規模だったからこそできる「量より質」の酒造りが続けられた。その地道な努力が実り、その後の地酒ブームで一躍脚光を浴びるようになった。現在では宮城県を代表する蔵元に成長し、本社蔵と東松島市にある蔵で、年間役13,000石(2,340 kl)を醸す。

佐浦の創業は江戸時代の享保9年(1724年)、かつては仙台藩主伊達家が保護した奥州一之宮・塩竈神社の神酒酒屋として酒を醸した。その佐浦が目指す酒は、「香り高く淡麗であるが、まろやかな味わいの酒」、「春のようなほのぼのとした酔い心地の酒」だそうです。磨いた酒米を自家酵母と合わせ、低温で長期発酵させている。現代の名工にも選ばれている平野重一氏(77歳)の酒造りはまだまだ続きそうですね。

2008年03月18日

伊達藩の御用蔵を務めた勝山

自社水田で作った酒米(山酒四号)で仕込んだ「撰勝山」は、うまみ重視の芳醇な味わいに仕上がっている特別純米酒である。もう一つのブランド「献勝山」は、「客人と楽しい夜を過ごす時に、飲み飽きない酒が欲しい」と考えた11代蔵元が杜氏に命じて醸したお酒で淡麗辛口である。現在は2年前に蔵移転と同時に杜氏に就任した後藤光昭氏によって支えられている。

仙台市内北部の自然豊な移転先は、高品質の酒造りを信条にした杜氏と8人の社員が醸造に取り組める環境が整っていて、年間約800石(140 kl)出荷している。「300年という勝山の伝統の重さは感じていますが、今は何もかも新鮮で楽しくて仕方がない」という32歳の若き杜氏の手は、配合、機械の設定管理、細部作業、五感チェックまで、あらゆるところまで及んでいるようです。

作業は正社員とパート社員を含め15人で行っている。「これまでの杜氏は、一般的に言って蔵人の中で絶対的な存在でしたが、大手蔵元で既に始まっているように、将来的にはチーム制が浸透していくでしょう。うちでもああでもない、こうでもないと、みんなで意見を言いながら造っています」。近年は高級酒と手ごろな日本酒の二極化が進んでいると分析した上で、トップブランドと認められる酒造りを目指すという。

2008年03月19日

無鑑査シリーズで有名な一ノ蔵

4社が合同して設立された一ノ蔵。この一ノ蔵を一躍有名にしたのは77年に発売した「無鑑査」シリーズでしょう。それまでは、いい酒でも審査に出品しなければ、二級酒でしかなかったが、この「級別制度」に反旗を翻して地酒ブームに火をつけ、廃止の契機となったのがこのシリーズです。

さらに、92年には今後の新商品開発は純米酒に限ることを宣言し、伝統的な手づくりに拘る一方で、醸造発酵技術を駆使した低アルコール酒「あ、不思議なお酒」や発泡清酒「すず音」などを開発した。主役の門脇豊彦杜氏は自他共に認める生え抜きの蔵人で、現在は、宮城県内限定品の特別純米酒「大和伝」をひっさげた年間約2万石(3,400 kl)を醸す県内大メーカーに成長している。

手作りの意味について、杜氏の門脇さんは次のように言っています。「労働力は機械でもいいんですよ。手作りというのは全ての工程に関して人間の五感で判断して、コントロールすることだと思うんです。機械は、成分分析はできますが時間がかかる。一番大事なことは、今、この瞬間にどうすべきか、という素早い判断が求められる。だから経験に裏づけられた職人の感覚というのが大事なんです」。

2008年03月20日

平孝酒造の「日高見」

石巻市の平孝酒造が生んだヒット商品「日高見」は、激しい価格競争で経営が圧迫されていた中小メーカーの生き残りをかけて、全国にアピールできる銘柄としておよそ20年前に誕生しました。銘柄名はその昔、東方にあるとされた豊な国「日高見国」の伝説にあやかって命名されたということです。その名も「日高見 純米」と「日高見 純米吟醸」です。

酒造りは「透明感のある、きれいな酒」にあるとして、原料(米)処理に最も重点をおきながらも、軽やかな口あたりと華やかな香りが印象的な酒に仕上げている。それが、女性や若者、そして幅広い世代に好まれている秘密でもあるようです。真面目な酒造りをめざしつつ、ユーモラスなアイデァを次々に形にしていく。

自分が蔵に戻った当時は、日本酒の価格破壊時代で、蔵では「新関」(普通酒)という銘柄を造っていたころで、よい酒を造ってみても売れなかった。地酒はその土地の個性がないと生きていけない。石巻は魚のおいしいまちです。だからこそ、魚でやるなら「日高見」だ!といってもらえる酒を造ろうと思った。当時をそう振り返るのは、2001年に平孝酒造5代目社長に就任した平井孝浩氏です。

2008年03月23日

白石温麺(うーめん)の古里

白石といえば、伊達家の重臣である片倉小十郎の居城白石城が有名ですが、白石温麺もヘルシーな食べ物として人気があります。温麺は油を使わず、小麦粉の風味を大切にしたもので、麺は短く胃に優しく、ツルリとしたのど越しが自慢ですが、この温麺は江戸時代に、胃を病んでいた父親を持つ子が旅の僧に教えてもらい造ったのが、消化のよい短い温麺だったということです。

茹でたて麺とあっさりとしたつゆが絶妙に合う「やまぶき亭」の温麺は、しょうゆ、くるみ、ごまの3種類が味わえる「うーめん三昧」や揚げ玉が別盛の「冷やしたぬきうーめん」が人気。また、白石温麺の老舗マツダ麺業の直営店である「うーめん番所」では、昔ながらの手延べ製法で作られている。温麺バイキングや春はサクラ、お正月など季節メニューの開発にも意欲的で、地元の人からも人気があります。

一方、こちら「割烹大上」では、料理はすべてオーダーを受けてから作り始めるというこだわりで、出てくるまでに少し時間はかかるが、揚げたての「天ぷらうーめん」はまた格別です。それから、「うーめん茶房清治庵」のセリや山菜などの具がたくさん入った「けんちん温麺」や「ごまだれ温麺」も魅力ですね。いずれの店もそれぞれ個性があり、温麺の本場白石ならではの味が存分に楽しめます。

2008年03月24日

七ヶ宿そば街道

その昔は参勤交代の大名行列が通ったという山中七ヶ宿街道は、寒冷な山間地で良質なそばの産地ですが、近年この街道沿いにそば店が相次いでオープンしました。その中の一つ「農民そばや芭蕉庵」では、湯を使わず水だけでつながるという、湯原産のそば粉で打つ全(10割)そばが自慢で、そばを使った揚げ豆腐やデザートも講評だとか。

「手打ちそば処小原なごみ茶屋」は、天然記念物・材木岩の対岸にあり、こちらは二八そばが特徴です。そばはっと汁、季節の野菜や山菜の天ぷらがついたざるそばセットが人気メニューですが、寒晒しそば、葛を混ぜた寒くず入りそばなどユニークなものもあります。窓際のカウンター席から材木岩が眺められるのも嬉しいですね。

「そば吉野家」は、宿場町の面影を残る180年もの旧家をそそのまま店舗にしている。そば粉のおいしさを引き出すことを心がけているというだけあって、きめ細やかで香りも豊です。そばも天ぷらも大盛りでボリューム満点なのが受けているようです。もちろん、地元の葉ワサビに椎茸、岩のりを混ぜ合わせた薬味もピリッと効いています。