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美味しいもの情報 の記事

2007年9月16日

いよいよ秋刀魚シーズン到来ですね

今年の秋刀魚は大型で期待が持てそうだということです。秋刀魚の食べ方は色々ありますが、何といっても七輪で豪快に焼いて食べるのが一番です。七輪のない方には、秋刀魚の蒲焼、オイルグラタンなどもお勧めですが、しゃぶしゃぶなどもいけるそうですよ。

中には、焼いて味付けをした秋刀魚をお米と炊き込むご飯が美味しいという人もいます。この場合は炊飯器よりも土鍋の方がよいとも言われています。鮮度がよければ刺身が最高という方もいらっしゃいます。当然秋刀魚のにぎり寿司も食通には人気があります。

どうでしょう。今晩あたりご近所に向けて煙と旬の香りをお裾分けしてみてはいかがでしょう。この時期最高のプレゼントだと思いますよ。ただし、香りはいいが煙は困るなどとおしかりを受けたとしても、当方は一切関知しませんのでその積もりでお願いします。

2007年10月 7日

冬の味覚カキの出荷が始まりました

宮城県産のカキが今月5日に始まりました。昨年はノロウィルスの風評被害で苦しめられた経験を生かし、今期は県独自の基準を設けて衛生管理を徹底的に行っているとのことで、安心してたくさん食べてもらいたいと関係者は意気込んでいるようです。

今期は夏が暑かったことなどから、特に大粒で美味しいとのことなので楽しみですが、現在のところご祝儀相場で高値の花といったところでしょうか。しかし、秋が深まるにつれて一段と身がしまる頃には、価格もスリムになり皆さんの食卓をにぎわすことでしょう。

生でがぶりといくもよし、グラタンやシチューなどにすればお子さまにも大人気なのではないでしょうか。カキは栄養価も満点でこれからの季節、目の離せない食材の一つになりそうですね。このブログを通じて、折にふれて最新情報をお届けする積もりですのでご期待ください。

2007年10月20日

牡蠣鍋を囲んで一家団欒のひと時を

この季節の旬はなんと言っても牡蠣ですね。欧米では、牡蠣は海のミルクなどと言われ珍重されていますが、栄養素が豊富でグリコーゲン、蛋白質、カルシューム、鉄分などがたっぷり含まれ、眼性疲労や貧血、糖尿病、高血圧などにも良いといわれています。

一般によく知られている食べ方は、牡蠣酢や牡蠣フライなどでしょうが、その他にも牡蠣の天婦羅、牡蠣ごはん、ベークドオイスターなど様々なものがあります。しかし、家族で囲むなら牡蠣鍋が一番のお薦めです。

鮮度のいい牡蠣は、貝柱が身から離れず、身がふっくらしていて弾力があり、半透明で光沢があります。生で食べるときは生食用、加熱する時は加熱用を食べ方に応じて選んでください。

そんな手間暇が惜しいという方は当店のネットワークにお任せください。専門のスタッフが最適なものをお客様に代わってセレクト致します。もちろん、他の商品との組み合わせもOKですよ!

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2007年10月27日

「はらこ飯」もこの季節ならでは

家庭で一番人気の高い魚はサケだといわれています。この魚は一般に脂が少ないため、季節の野菜を添えたバター焼きがお奨めです。切り身に塩コショウをした後、小麦粉をまぶしよくたたき熱したフライパンにサラダ油を多めに引いて、中火でこんがり焼くだけです。

生臭さがないためかお子さんにも好まれるようです。また、宮城県の亘理では、10月頃に気仙沼や閑上港と共に水揚げのピークを迎えると、サケの身を米と一緒に炊きイクラをのせた「はらこ飯」が登場します。宝石のようなイクラをぱくりとやるのはたまりません。

ご家庭でも「はらこ飯」は簡単に炊けますが、問題はイクラのつくりかたでしょうね。冷たい水で手早く処理するのがコツのようです。イクラ(幾ら)やってもうまく行かないという方にはイクラでもお手伝いさせていただきます。どうぞお気軽にご相談ください。

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2007年10月26日

三陸沖のトロガツオ

その昔、宮城がカツオ節日本一と言われた時代がありました。しかし、脂が乗りすぎていて節には向かないということで、静岡県の焼津にその座を奪われてしまいましたが、何とその戻りカツオが巡りめぐってトロガツオとなりこのみやぎに帰って来たというわけです。

春先に九州から四国にかけて水揚げされるのが、初ガツオと呼ばれるのに対して、秋に三陸沖からもたらされるのが、戻りガツオすなわちトロガツオです。この名前の名づけ親は関西だと聞いています。この脂のったカツオはまるでマグロのトロや!と絶賛したとか。

鮮やかなピンク色をしたこの季節のカツオは、正に中トロ以上の逸品です。カツオはなんと言っても刺身が一番ですが、表面をさっとあぶってポン酢でいただく、ご存知タタキもまたたまりませんよね。今の季節を逃すと来年の秋までおあずけになってしまいますよ!

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2007年10月28日

みやぎのブランド「金華サバ」は今が食べごろ

「金華サバ」とは、あの三年参りで有名な金華山周辺で漁獲されたサバのことです。身が締って脂が乗り、すしネタにすると最高ですね。特に生きのいいのは青光がしていておなかに張りのあるものがよいそうですが、値段は少々お高いので財布と相談して購入してください。

料理屋さんでいただく場合は、「おつくり」などがお奨めですが、家庭で調理するなら「みそ煮」、「塩焼き」といったところでしょうか。わが家では「竜田揚げ」などもよく食卓に乗りますが、個人的には水煮したものをほぐし、大根おろしに醤油というのが大好きです。

今が真っ盛りの「金華サバ」、大きいほど脂が乗っているので奮発するのもよいかもしれません。なにしろ、三年続けてお詣りすればお金に不自由しないという神様?金華山黄金山神社の下で育った「金華サバ」ですから、少しは御利益(ごりやく)があるかもしれませんよ。

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2007年10月30日

みやぎの人気ブランド「ひとめぼれ」

炊きたての白米がことさら美味しいと感じられる季節になりました。今年もみやぎの人気ブランド「ひとめぼれ」が市場にでまわっています。日本の秋には白いご飯に明太子や塩辛がよく似合いますが、漬物だけでも十分いけると評判なのがみやぎの「ひとめぼれ」です。

ブランドといえば、かつて一世を風靡した「ササニシキ」は作付面積が10%程度に落ち込んでおり、全国では1%に過ぎないということですが、根強いフアンは健在で特にその筋のプロに言わせると、寿司には「ササニシキ」が合うということです。

ひとめぼれは、コシヒカリを母に、初星を父としているため、コシヒカリ独特の粘りがあり、冷めても美味しく食べられるのが特徴です。この季節当店にも多くのお客様から問い合わせがあり、笹かまぼこや塩辛、岩のり佃煮などと一緒に発送することがよくあります。

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2007年11月12日

牛タンのふるさと仙台

今や牛タンといえば仙台といわれるほどで、「仙台が発祥地」として認知されています。考えてみるまでもなく、牛の産地でもない仙台が何故これほどまでに有名になったのでしょうか。その歴史は昭和23年に遡るというから、それなりの重みがあるわけですね。

当時「味太助」の初代である佐野啓四郎さんが専門店を始めたのが元祖だそうです。今日の牛タンに育てるまでには並々ならぬ苦労があったことでしょうが、その甲斐あって、地域で生まれた食文化が、絶えることなく引き継がれているのは誇らしいことです。

定番のメニューは、網で焼いた牛タン、テールスープ、麦ご飯、青(赤)唐辛子の味噌漬けのセット。もちろん店によって色々なバリエーションがありますが、何といってもこのセットが一番のお奨めです。牛タンのあの歯ごたえとテールスープの深い味わいがたまりません。

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2007年11月29日

全国ブランド「閑上」の赤貝

名取川河口の「閑上」(ゆりあげ)港は、赤貝の名産地として全国に知られている。現在市場に出回っているものの大半が輸入品のようですが、閑上の赤貝は数少ない国産の中でも最高の品質を誇り、築地などの市場関係者や有名寿司店からも日本一というお墨付きを頂いている逸品です。

寿司ツウならずとも、カウンターに座ったらまず赤貝からというお客様も多いのではないでしょうか。春先に旬を迎えるこの赤貝はヘモグロビンを多く含んでいるせいか、赤みを帯びたオレンジ色で、噛むとこりこりした食感があり、独特の甘みが何ともいえません。

閑上は遠浅の砂浜が続く海岸線で、名取川や阿武隈川、七北川が流れ込むため、栄養素をたっぷり含んだ淡水が海に溶け込みます。赤貝漁はマンガとよばれる大きな熊手と網を船で曳く伝統的な方法です。最近は禁漁期間を設けて収穫量を制限したり、一定以下のサイズを制限したりして、資源保護に努めているとのことです。

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2007年12月 2日

吉知次を使った極上笹かまぼこ

吉知次は通称「吉次」の名前で親しまれているカサゴ科に属する海産硬骨魚です。全長およそ30cm、体は朱赤色で背びれに大きい黒班があるのが特徴です。駿河湾以北の太平洋深海に分布し、地方によっては「キンキ」と呼ばれております。漁獲量が半減しているうえ、殆どが北海道区および太平洋北区でしか水揚げされておりません。

日本屈指の漁業県である宮城においても、超高級魚として珍重されている吉知次ですが、石巻地方では、この時期金華山沖漁場で獲れたものを焼き物や吸い物で味わうことができます。当店の笹かまぼこもこの吉知次を原料に使っているため、多くの方々から厚い支持を頂いております。

どの銘柄も美味しいという評判を頂いている宮城の笹かまぼこですが、それだけに食べ比べてみる機会はそう多くはないと思います。この機会に当店の吉知次入り笹かまを是非ご賞味いただき、一味違った独特の風味を再発見くださいますようお願い致します。

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2007年12月 1日

宮城のカキ

今や世界に知られている宮城のカキは、総生産量でも広島に次いで第二位ですが、生食用に限れば全国第一位です。広島のカキは身が大きいのが特徴ですが、宮城のカキは小ぶりで色が白く貝柱が大きいのが特徴です。生で食べるのが一番という人には旨み強い宮城ものがお奨めです。

カキは栄養価が高く、グリコーゲンやタウリン、ミネラルの他、20種類のアミノ酸、10種類のビタミンなどが含まれており、海のミルクと呼ばれるほど理想的なバランス食品で、疲労回復など肝臓の強化にも効果があるといわれています。あの英雄シーザーやナポレオンも好んで食べたといいますから納得ですね。

カキが一段と美味しくなるこれからの季節、「カキ鍋と松島湾クルージング」、「松島カキ祭り」、「焼きカキ食べ放題」、「カキ小屋」などのイベントが目白押しで、来年3月末まで楽しめます。追い込み中の受験生の皆さんも鉛筆を箸に替えて、あの頭の働きがよくなるというDHA(ドコサヘキサエン酸)をたっぷり含んだ宮城のカキを摘んでみてください。

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2007年11月30日

山元町のホッキ貝も有名

縦縞で小ぶりの赤貝に比べ、大振りで表面がつるりとしたホッキ貝は、福島県との県境に近い山元町の名産である。山元町磯崎港では、これからの寒い季節に水揚げの最盛期を迎えるが、資源を枯渇させないため、漁業者が協力して漁期12月から翌年の3月までに制限しています。

こちらも赤と貝同様に寿司ネタとしても人気が高いのはもちろん、山元産のホッキ貝は肉厚で甘みがあり、ゆでると足の部位が鮮やかな赤みを帯びるのが特徴で、刺身や吸い物としても親しまれています。ただ何と言っても地元では炊き込みご飯である「ホッキ飯」が大人気です。

山元町漁業協働組合では、ホッキ貝を使った郷土料理が地元レストランなどで人気になったため、これまでの漁協直売所や産直宅配に加え、今年度から名称を「みやぎ山元産ホッキ貝」と定め、生産者自ら料理店にPRする活動に取り組んでいるとのことです。なお、2月25日(日)には恒例の「ホッキ祭り」が磯崎漁港で開催されます。試食コーナーはなくなり次第終了だそうです。早めにどうぞ!

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2007年12月 6日

三陸わかめの美味しい食べ方

岩手県から宮城県にかけて続くリアス式海岸は、切り立った海岸、親潮と黒潮が交わるとともに、沿岸の森林からもたらされる栄養素が程よくミックスされ、わかめが育つ条件が全てそろっています。切れ込みが深く、肉厚で弾力性があり、風味抜群といわれる「三陸わかめ」はこのような環境で育っているのです。

わかめには、アルギン酸などの植物繊維を始めとして、カルシューム、マグネシューム、リン、鉄分などのミネラルがバランスよく含まれている他、ビタミンも豊富なため、コレステロールの防止や血圧の上昇を抑える効果があるといわれていますが、何よりもシャキッとした歯ざわりが堪えられないというフアンも多いのではないでしょうか。

この低カロリーで爽やかな味わいをより一層引き立ててくれるのが酢のものですね。作り方はいたって簡単で、真水で1?2分塩出しした後、好みの大きさに切り水分を十分に切っておくのがコツです。これにきゆうりなどを薄切りにして塩もみし、三杯酢で併せて盛り付けるだけです。そのほか炒めものやたまねぎなどとのかきあげ、もちろん味噌汁の具としても最高ですね。

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2007年12月 5日

最高ランクの肉質仙台牛

宮城県では年間12,000頭の食肉牛が出荷されていることをご存知ですか。その中でも「仙台牛」と名乗れるのはおよそ3割だそうで、枝肉は全国共通の厳しい格付け基準の下で、霜降り具合や赤みの多さ、きめ細かさなどがチェックされ、最高ランクのA5、それに次ぐB5に入った肉だけが晴れて「仙台牛」を名乗れるのだそうです。

「仙台牛」は全国肉用牛枝肉共励会主催の品評会で2度も「名誉賞」を受賞しています。それもそのはず、「ひとめぼれ」や「ササニシキ」など良質の米産地でもある宮城県では、その稲わらと風味の良い大麦を加えた飼料でじっくり育てられるというから、その毛並みのよさが偲ばれますね。

「仙台牛」を安心して食べられる「仙台牛銘柄推進協議会」認定のレスドランや食事処が仙台市内だけでも25店舗ほどあります。また、おみやげやギフト用はJA全農みやぎHP、デパートなどでお求め頂けますし、そんなに待てないという方は是非当店にご一報ください。「霜降りが細かく、とろりとした口当たり」が評判のステーキハウスをご紹介いたします。

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2007年12月 9日

観光客に大人気の油麩丼

油麩は麩を油で揚げもので、宮城県北部から岩手県南部で食べられている食材です。原料は小麦粉で、これに水を加えて練り、布袋に入れて水にさらして洗い、でんぷん質を水に流し、蛋白質のグルテンだけを残すというシンプルなものですが、チューインガムのような食感が特徴です。

これがいわゆる麩の原料で、蒸したり茹でたりしたものが生麩、焼いたのが焼き麩、油で揚げたものが油麩というわけです。焼き麩は山形や庄内地方のものが有名ですが、全般的には京文化の影響を受けている日本海側に多いといわれていますが、油麩として食べる文化はこの地方独特のものです。

油麩は一般的には、味噌汁やうどん、吸い物によく使われますが、汁をたっぷり吸い込むので、麩から出た油と香ばしい香りが汁の中身をより一層引き出し、こくがでることから人気が高いようです。このように具の多い汁物に合うという特徴に着目したのでしょうか、登米地方で開発された油麩丼が大人気になっています。

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2007年12月10日

気仙沼のフカヒレ

気仙沼といえば日本有数の遠洋マグロ基地として知られていますが、このマグロに混じって獲れるのがサメ(西日本ではフカと呼ばれる)です。気仙沼ではこのサメを利用するためフカヒレを作っていましたが、ブームが巻き起こり今では観光の目玉になるほどの人気です。全国の8割が気仙沼に水揚げされますが、フカヒレとして使われるのは、ヨシキリザメ、モウカザメなどが多いといわれています。

一匹のサメから取れるヒレは背ビレ1本、胸ビレ2本、尾ビレ1本の4本だけですが、そのうち形の美しい尾ビレの姿煮が高級料理にされます。フカヒレはサメ独特の臭みをとるため、丁寧に下ごしらえされて天火で乾燥されますが、この作業は大変手間がかかるということですし、料理として盛り付けられるまでは更に多くの人手と時間がかかります。

高級料理として有名なのはスープや姿煮などでしょうが、地元気仙沼では、フカヒレラーメンやフカヒレ寿司、フカヒレソフトなどもあり、手ごろな値段で楽しめます。フカヒレはコラーゲン、コンドロイチンが多く含まれているので、美容や健康、老化防止にも効果があることから最近特に注目を浴びております。

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2007年12月21日

二種類ある宮城の「がんづき」

「がんづき」というのは、宮城、山形、岩手ではよく見かけるお菓子です。その一つはスーパーなどでも扱っている蒸しパンに近いタイプで、これは小麦粉と黒糖を主原料として、これに重曹を混ぜてふっくらとした感じにするのが特徴です。さらに醤油や黒ゴマ、胡桃などでトッピングしたものや白砂糖と牛乳を使った白いものもあります。

もう一つのタイプは、蒸パンタイプとは全く違ったもので、材料の小麦粉は同じでも、砂糖と水を加えて練ったものを蒸して造る。丁度名古屋の「ういろう」のようにも見えますが、白くて透き通った感じがするのが特徴です。どちらのタイプも「雁月」と書きますが、これは上に乗せる胡桃やゴマが雁を表しているという説があります。

蒸パンタイプはスタンダードでよく見かけますが、みやぎ独特の「がんづき」といえば白いタイプの方ではないでしょうか。「ういろう」は原料が米粉であるだけにどっしりとしていて、いかにも食べ応えがあるように見えますが、こちらは一味違った歯ごたえで、やわらかい割にはしっとりとした食感で、ご高齢の方には特に人気があるようです。

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2007年12月29日

鳴子名物栗だんご

鳴子温泉はいわずと知れた宮城県を代表する温泉の一つである。最近は道路が整備されたため、より身近な存在となったが、それだけに列車に揺られて徐々に近づく臨場感が懐かしく感じられます。この温泉街の一角にある「深瀬」というお店の栗だんごは、元祖と名乗るだけのことがあり、観光客にも人気が高い逸品です。

初代の主人が大正時代に考案したのが始まりというから、それ程昔のことではないのですが、なんとなくレトロな味わいがあり、温泉気分を味わう小道具的な役割を担っているようです。さて、その中身はというと、栗が入った柔らかいもちに、しょう油味のくずあんがかかっているだけという至ってシンプルにものです。

添加物は一切使わず、その日のうちに食べてもらうため、売れ行きをみて日に何回も作るという拘りようです。秘伝のためかあまり公表されていませんが、察するにあのだんごの材料はもち米の粉ですね。というのは、歯ざわりからしてあの柏餅とよく似ているからである。そんな詮索はともかく、鳴子に行ったらまずは栗だんごですよ。

2008年1月10日

いぶし銀の人気ホヤの塩辛

正月を故郷たで過ごした人たちも、いよいよ本格的に仕事に復帰していることと思いますが、中には暮れから9連休といううらやましい人もいるんですね。そのうちの一人でしょうか、中年の男性が東京へ帰る途中当店に立ち寄ってくださいました。この方がまた大のホヤフ好き人間で、店に入るや否やホヤのコーナーへまっしぐらという感じです。

なんとなく懐かしい顔なのですが、なかなか記憶の底から引き出すことができず、少々じれったい思いでしたが、ホヤについて話し出した途端、嗚呼どうも昨年もちょうど今頃いらしていただきましたよね、とやっとまともにご挨拶ができた次第です。まるで歯医者さんが顔ではなく、歯の治療の跡を見てその人を思い出すのと同じです。

ところで、このホヤは夏に向かう頃が本番ですが、塩辛にしたものもまた捨てがたい魅力があります。この方などは、正にそうした隠れたフアンなのではないでしょうか。海のパインアップルと言われるホヤですが、薄塩で漬け込んだ塩辛がまたたまらないというのです。当店では特に薄塩のものを厳選して品揃えしておりますので是非ご賞味ください。

2008年1月12日

ウニ丼と蒸籠(せいろう)蒸し

ホヤが海のパインアップルなら、ウニは海の栗といったところでしょうか。表面が長く鋭いとげで覆われている様がそういわれる原因であることは明らかですが、中身を食べてみるとこれがまた実に美味しい。旬の頃はやはり夏ということになるのでしょうが、最近はご多分に漏れず何時でも食べられるのでとてもラッキーです。

このウニの食べ方については、地元の人よりも都会の人のほうが詳しいのではないかと思うくらいですね。グルメといえば大抵でてくるのが寿司、そのなかでも飛び切りのネタといえばウニですよね。しかし、ウニといっても三陸ものはちょっと違うのです。地元のすし屋さんで注文するときは、近海ウニと指定してください。

それから、ちょっと変わったところでは、ご飯の上にウニをたっぷり乗せて蒸籠で蒸した「ウニご飯」もお奨めです。最近は海流の変化でワカメ等の海藻類が影響を受けているせいか、これを食べているウニもめっきり少なくなってきたと漁業関係者の方が嘆いていましたが、まだまだ健在のようですのでどうぞご安心ください。

2008年1月19日

みやぎ寿司海道?しおがま寿司めぐり

「みやぎ寿司海道」は宮城県の寿司を全国にPRする目的で、塩釜市、石巻市、気仙沼市の寿司店で平成15年にスタートしました。塩釜市では、「寿司海道」加盟店が独自に考案した「しおがま寿司めぐりマップ」を持参すると各店独自のサービスが受けられる。どの店もみなと町塩釜ならではの旬の味が楽しめます。

気になるお値段ですが、特上クラスで2000?3200円といったところが中心のようですが、中には、親方お任せで3900円という極上のものもあるようです。お値段はともかく、ネタはどうなんだという通の方も大勢いらっしゃることと思いますが、ご安心ください。マグロはもちろん、穴子、タコ、亘理の赤貝、シャコ海老、真ひらめ、など旬のものが揃っています。

JR本塩釜駅を囲むように分布している加盟店は、近海ネタと板前の腕の確かさで全国の寿司通の間でも定評があり、地酒とも相性もいいと絶賛されています。会計はいずれも明朗会計で、ネタの新鮮さと板前の心意気ではどこにも負けないという雰囲気が店内にみなぎっています。石巻や気仙沼にもそれぞれの町の特徴があり、また機会があれはじっくりと紹介したいと思います。

2008年1月29日

岩出山の凍り豆腐

凍り豆腐は、国産大豆を代表する銘柄ミヤギシロメを使用している。仙台味噌や納豆づくりなどにも欠かせない原料であるが、特に岩出山の凍り豆腐は仙台藩時代からの伝統食品として知られている。冬の寒さとの戦いが品質を決めるというだけあって、傍目には辛い仕事のように見えるが、伝統を受け継ぐ職人の拘りが製品に滲みている。

子供の頃にはあまり好きではなかったこの凍り豆腐、中々味わいが深く今では大フアンの一人であると自認しています。わが家ではヒジキや薩摩揚げ、笹かまぼこなどと一緒に煮込んだものがよく食卓に載りますが、ついついご飯も進んでしまいブレーキをかけられることがしばしばあります。

見かけはちょうどスポンジのようで、箸で掴んでも柔らかく一風変わった食材ですが、他の食材の味をしっかり受け止めるのが嬉しいですね。お正月もだいぶ遠くなりましたが、短冊に切ってお雑煮の具にするとセリや大根、鳴門などとも相性がよく、昔は嫌いだったのが不思議でなりません。伝統の味を是非試してみてください。

2008年1月30日

酒まんじゅうもお奨め品の一つ

岩出山といえば、忘れてならないのが酒まんじゅうでしょう。享保2年の創業という伝統のまんじゅうは、もち米を一晩寝かせて造るドブロクを皮に使っているという。鳴子温泉の帰りには必ずといっていいほど立ち寄るのが、先に紹介した栗だんご店とこの酒まんじゅうの店です。

人の好みは様々ですので何ともいえませんが、私は岩出山の花山太右衛門商店の酒まんじゅうが気にいっています。店に入るとつい買いすぎてしまい、食べきれずに持ち帰ることになるのですが、次の日に温めなおしても結構いけますが、何しろ、鳴子の栗だんごも食べなければなりませんので数日は格闘が続きます。

それでも懲りないところが魅力なのでしょうか。「酒まんじゅう」というネーミングのせいなのでしょうか、普段は「まんじゅうはどうも?」と甘いものを敬遠している友人なども、酒という名前に釣られて手を出すと、これはイケルといって食べ始めます。キレがあってコクがあるあのビールのようなものなのでしょうか?

2008年2月 5日

松島のカキ祭り

例年のように2月の第一土曜日、日曜日に松島のカキ祭りが今年も開催されました。会場もいつもと同じ、松島海岸中央広場・グリーン広場です。松島の特産品であるカキが存分に楽しめるとあって、無料試食やカキ鍋などのコーナーが人気ですが、何といっても圧巻なのは200mの炉端で、殻付カキを焼くコーナーのようです。

その他にも地場産品として、ホタテなどの販売コーナーもあり終日賑わいました。また、イベント初日には、瑞巌寺住職による「カキ供養祭」やミニ花火大会も開催され、祭りの雰囲気を盛り上げます。カキの最も美味しいこの季節に開催されるカキ祭りは、観光客ばかりか地域の人々にも人気があるようです。

そうした人気の反映でしょうか、松島町の磯崎には、カキ養殖棚のオーナーになることができる、「松島カキオーナー」制度があります。ホテルや観光施設などの割引特典があるほか、絵はがきプレゼントなど色々な特典もあるとのことです。興味のある方は、松島カキオーナー会議(TEL:022-354-3868)にお問い合わせください。

2008年2月 6日

松島のお奨め冬ランチ

松島町のホテルやレストランでは、カキや穴子、トマトなど地元の特産品の特徴を活かした一食2,500円の冬季限定(2月末まで)ランチを提供している。これまでのところ、ホテル松島大観荘、松島一の坊、田里津庵、ホテル海風土、ホテル壮観などで味合うことができますが、予約が必要な場合もありますのでご注意ください。

これらの特別メニューは、四季彩食料理コンテストの入賞者が所属するホテルやレストランで提供されるものです。三種類のランチを食べて、スタンプを集めるスタンプラリーも行われており、抽選でホテルペア宿泊券やペア食事券があたるとのことです。いずれもシェフが腕を振るった力作で、三ツ星の貫禄が十分感じられます。

時々昼食を兼ねて除いてみるのですが、圧倒的に多いのは主婦層です。2,500円というお手ごろな値段とランチという気軽さが人気のようですが、ゆったりとした落ち着いたレストランで、松島の冬景色を独占できるのはこの季節をおいてはないかもしれません。松島の新しい楽しみ方を見つける旅を計画されてはいかがでしょう。

2008年2月 7日

甘さ抜群の仙台イチゴ

山元町から亘理町にかけて栽培されているイチゴは、「とちおとめ」と「さがほのか」という品種です。どちらも形は円錐形でつやがあり、糖度が高く酸味が少ないので食べやすいと評判です。おまけに簡単に補給できる高ビタミン源、ガンなどの予防、美肌づくりやストレス解消にも効果があるとされています。

主な成分としては、血中のコレステロール値を下げ、善玉コレステロールを増やす働きがあるため、成人病の予防効果があるペクチン(食物繊維)、頭痛、神経痛の痛みを緩和するメチルサチル酸、虫歯予防に効果があるキシリトール、風邪やインフルエンザ等のウイルスの増殖を抑えるインターフェロンを増加させるビタミンCなどが多く含まれています。

また、食べ方がいたって簡単のも魅力ですね。特に決まった食べ方があるわけではありませんが、へたの部分をまず取り除き、この部分からカブリとやるのがお奨めだそうです。何故ならば、イチゴは先端にいくほど糖度が高くなるため、最後に甘さが広がる方がよりいっそう美味しく感じられるのではないか、という理由だそうです。

2008年2月17日

アワビの天ぷら

アワビは資源を守るため、旬の季節に限って数日間解禁される。この日は夜明けを待って一斉に船を出す。貴重な食材だけにどの舟も真剣そのもので漁に没頭する。鈎漁と呼ばれる独特の漁法は実に見事です。収穫量を決めるのは舟のこぎ手と鈎棹もちの相性にかかっているようです。何しろ鈎棹もちが頻繁に出す注文に対して、小まめに舟を移動させなければなりません。

当然のことながら、高度な手漕ぎ技術が要求されるので、ベテランであることが要求されますが、大抵はご夫婦や親子といったコンビが多いようです。船縁りにガラスの箱を浮かべて、岩にへばりついたアワビの内側に鈎棹の先端部分を差し込み、一気に引き剥がすという手法なので、一度失敗するとテコでも動かず、大変悔しい思いがするようです。

実は私も一度経験したことがあるのですが見事に失敗してしまい、力任せに引き上げたものですからたまりません。アワビの殻を破いてしまいました。地元の民宿などでは、こうして収穫したアワビを刺身や天ぷらにして食べさせてくれます。鮮度のいいアワビを天ぷらでいただくという贅沢には、そう度々お目にかかれませんからね。

2008年2月18日

登米の醸造品と油麩、ダチョウ肉

登米市登米地区には藩政時代からの醸造元があり、伝統文化が今に伝えられている歴史の町です。中でも味噌、醤油、めんつゆ、もろみ漬けなどが特に有名で、大人気の油麩とともに遠山之里で販売されています。「遠山」は「登米」の語源とも言われていますが、ここには町内の地場産品が豊富に取り揃えられ、レストランや休憩所も設けられています。

また、同町内の東和地区にある道の駅林林館「森の茶屋」では、地元の野菜、山菜、きのこなど、旬の食材が揃っており、レストランではダチョウの肉を使用した「ステーキなリッチ丼」を楽しむことができます。国道346号線を少し南下したところに、やはり季節の農産物を取り揃えた道の駅米山「ふる里センターYY」があります。

ここでは町内の新鮮な野菜はもちろん、パッションフルーツなどが並んでいます。商品にはそれぞれ生産者の情報が貼ってあり、安心して買い求めることができるのが自慢です。喫茶ハウスでは敷地内にある飼育場で飼育されたダチョウを使った定食が味わえますし、チューリップ染め、フラワーアレンジメント、そば打ちなども体験できます。

2008年2月19日

登米地方自慢の魚・肉料理

登米市の津山地区は杉の町として知られている。その杉を生かして名産のヤマメとワサビを杉の板で挟んで焼く伝統的な料理がある。天然ものの獲れる春から夏にかけての限定ということです。夏といえばウナギの季節ですが、北上川では胴と呼ばれる昔ながらの道具を使った仕掛漁が行われ、近隣地域一帯で脂ののった天然物が食べられます。

一方、宮城県畜産試験場が8年がかりで開発したという新ブランドの豚肉もあります。これはしもふりレッドと呼ばれる赤毛の豚肉で、脂肪分5%以上(普通の豚肉は3%程度)で血液をサラサラにする脂肪酸(オレイン酸)を多く含んでいるということです。また、「宮城野豚(ミヤギノポーク)のブランドでしられる米山産の豚も評価が高まりつつあります。

肉といえば、南方地方の宮城県産の黒毛和牛が有名です。枝肉規格が最高級のA5・B5以上の牛肉「仙台牛」の産地で、みなみかた花菖蒲の郷公園内の牛トピアで常時(月曜日休日)食べられます。特にここでは鮮度のいい牛肉をにぎり寿司で食べられるのが嬉しいですね。その他にも、ご存知油麩料理やはっと料理、手作りソーセージ体験など多彩なメニューが用意されています。

2008年2月20日

南方の「もっこりにら」ラーメン、餃子

登米市南方地区の道の駅みなみかた「もっこりの里」では特産品の「もっこりにら」をはじめ、地元の食材が並べられていますが、主な産地は、登米市内から大崎市までの一帯に及んでいます。特に登米市(旧南方町)の豊かな耕土で有機質を使用して栽培されたにらは肉厚で葉幅も広く、とても柔らかで甘味のあることから、「もっこりにら」の愛称で呼ばれています。

年間百万トン以上も出荷され、宮城県でも屈指の生産量を誇っており、名称の「もっこり」は町のキャッチコピーにもなっています。加工品としても「もっこりにらラーメン」、「にらっこの餃子」、「もっこりにら煎餅」などがあり、いずれも好評を得ております。 ビタミンAを始めとする豊富なビタミンやカルシウムも多く含む、代表的な緑黄色野菜です。

和風料理のほか、ギョウザなどの中華風料理にも用いられるようになったことから、ラーメンの開発に進んだものと思われますが、あの独特のこくと香りに加え、鮮やかな緑がラーメンのイメージを一変させたことも人気の秘密のようです。5月から9月にかけて出荷のピークを迎えるにらは、宮城県では圧倒的に露地栽培が多いようです。

2008年2月21日

伊豆沼のハスと沼エビ

登米市から栗原市にかけて点在する伊豆沼・内沼・長沼では、7月末から8月末にかけてハスの花が咲き、8月中にハス祭りが開かれます。小型の遊覧船が運航され、間近でハスを見ることができますが、その年によって開花日が違うため、中々見ごろの時に当たらないと嘆いている観光客の声もあるくらい、人気スポットとなっております。

そのハスの花で有名な伊豆沼周辺は、当然レンコンの産地でもありますから、様々なレンコン料理が開発され、市内の農家レストランで提供されています。珍しいものでは、ハンバーグや炊き込みご飯もあります。また、この湖沼群では昔から沼エビに恵まれ、食卓を潤してきました。

近年は例のブラックバスの放流による被害が大きく地元を困らせていますが、今のところ何とか沼エビやフナ漁は継続されており、から揚げにして味わうことができます。小魚の美味しさもさることながら、大自然の恵みが実感できるこのあたりは、私たち現代人が取り戻したいと願っている風景にめぐり合える空間でもあります。

2008年3月 4日

デリシャストマト

デリシャストマトは果物のように甘いトマトで鹿島台の特産品です。このデリシャストマトは、作りにくい品種で、土壌管理などの高度な技術を要するなど、栽培が難しいく収穫量は少ないのですが、それだけに人気が高く2?6月に産地直売所に並ぶと、遠方からフアンが押し寄せるとのことです。

安心しておいしく食べられる野菜づくりにこだわりをもち、できるだけ農薬を使わず、土づくりにこだわり、自家製堆肥と有機肥料で栽培をしているというだけあって、ただ甘いだけではなく、適度の酸味とのバランスがこのトマトの売りですが、口当たりの良さや肉質の良さも自慢の一つだということです。

このデリシャストマトは糖度センサーにかけられ、スーパーデリシャス(糖度9%以上)とデリシャストマト(糖度7?9%以下)に振り分けられて販売されますが、取れたての完熟トマトに0.2%だけ塩分を加えたトマトジュースも好評のようです。また、このジュースに同量のビールで割った「レッドアイ」なる飲み物も大人気だそうです。

2008年3月 7日

仙台ちゃ豆でつくったずんだ餅

宮城県の名物の一つに「ずんだもち」がある。駅の売店などではおなじみですが、この素材が枝豆の仙台ちゃ豆で、主に大崎地方で栽培されており、8?10月ごろ農家レストランなどで味わうことができます。元々はもてなしの料理だった「餅」の食べ方の一つがこの「ずんだもち」ですから、老舗の餅屋やカフェなどでも定番となっているのはもちろんのことです。

そもそも、「ずんだ」とは何かというと、仙台で昔から食べられてきた郷土料理で、枝豆を柔らかく茹でてつぶし、砂糖を混ぜて作った枝豆餡のことです。語源は豆を打つことから「豆ん打」とよばれるようになったという説や、伊達政宗が「陣太刀」で豆をつぶして食べたことから「じんだち」がなまったという説があるとも言われています。

ある老舗の主人に言わせると、豆は「する」のではなく「つぶす」ので「づんだ」というのだと拘っている。甘皮をむいて丁寧につぶすから砂糖は少なめでも、見た目は鮮やかなのだそうです。とにかく、あの鮮やかな緑はたしかに食欲をそそりますが、「ずんだおはぎ」や豆を使ったオリジナルなスイーツなどもあり、多彩なバリエーションが楽しめます。

2008年3月 8日

みやぎの寿司ネタ勢揃い?その1

宮城県の味といえば、カキやウニ、ホタテ、アワビなどの貝類が有名ですが、塩釜や気仙沼に水揚げされるマグロも見逃せません。また、女川のサンマも季節を彩る秋の主役です。どれ一つとっても寿司ネタには欠かせない逸品ばかりで、その一部を紹介するとなる大変迷いますが、私の好みで言うと以下のようになります。

まずはアワビです。コリコリした食感がたまりません。アワビは夏が旬といわれていますが、そんなことはお構いなしです。財布の都合がよいときが私にとっては旬なのです。捕獲が許される大きさに成長するまでに4年の歳月が必要とされるクロアワビは、身が引き締まり高級感あふれる食材で、蒸し焼きや醤油できりっと煮付けたものも美味しいですよ。

貝が出たついでにもう一つ上げるとすれば、ご存知閑上(ゆりあげ)の赤貝でしょうね。鮮やかな朱色は寿司ネタにするとさらに映え、最高の評価を受けるのも頷けます。肉厚で独特の香りが特徴で、歯ごたえもまた抜群であると評判です。しかし、近年は漁獲量が減少する一方で、ますます貴重品にとっています。

2008年3月 9日

みやぎの寿司ネタ勢揃い?その2

閑上(ゆりあげ)の赤貝とくれば、山元町や亘理町のホッキを話題にしなければ、地元の人からおしかりを受けそうですね。こちらは身が柔らかく甘みがあるのが特徴で、秋口から春にかけて採補されますが春が特においしい。貝類でもう一つ忘れてはならないのがホタテでしょう。三陸沿岸で栽培されているホタテは身が大きく、やはり甘みがありこちらは年中食べられますが、身が引き締まる冬場が最高です。

寿司通の間ではよく知られていますが、あまり派手な存在ではないのがサヨリでしょうか。11?3月にかけて松島湾沖でとれるサヨリは、白銀の魚体が優美で味は淡白、上品で香りもよいと評判です。一方意外に知られていないのが宮城のタコです。仙台湾でとれる水ダコは通年味わえますが、あの独特の噛み心地は何ともいえません。

寿司の大御所はご存知マグロでしょうね。その中でも特に高級品として知られているのが本マグロです。宮城の塩釜港に水揚げされる本マグロは、巻き網漁で6?9月に取れたものですが、気仙沼港では延縄という漁法でとれたものが水揚げされます。また、塩釜港に水揚げされる「ひがしもの」で有名なメバチマグロも本マグロに引けを取らないおいしさです。

2008年3月10日

みやぎの寿司ネタ勢揃い?その3

秋から冬にかけて旬のヒラメは、宮城県内のほぼ全域の沿岸部でとれる。タイやヒラメと唄に歌われるだけあって、コリコリした歯ざわりは新鮮さの象徴でもあります。ヒラメが白身魚の代表格なら、ヒカリモノといわれる青魚の代表はサバでしょう。近年金華サバの名前で有名ですが、金華山沖の定置網漁でとれたものは、大分県の関サバと並んで超有名ブランドになっています。

次はご存知アナゴです。これも県内全域でとれますが、特に名前が売れているのは松島湾産です。顔を見ると少し怖いような気もしますが、食べてみるとほんのりと脂がのり、ふんわりとやわらかい舌ざわりで上品な味です。きりがないので、この辺で締めたいと思うのですが、最後にもう一つとなると、やはりボタンエビでしょうか。宮城県ではその肌の色からブドウエビと呼んでいますが、これもお薦め品の逸品です。

このほかにも、カツオやサンマなど多彩な食材が目白押しですが、極上の握りを所望するならやっぱり宮城の新鮮なネタですね。地産地消が叫ばれている今日この頃ですが、世界の海から授かった旬の味を、全国のみなさまに味わっていただくことは、決してその精神に反するものではないと思います。

2008年3月17日

全国銘柄に成長した佐浦の「浦霞禅」

純米吟醸酒「浦霞禅(ぜん)」は、全国的に有名な浦霞ブランドの看板商品である。これは、三倍増醸酒が主流であった昭和48年に高品質の酒として発売されたものである。佐浦での酒造暦60年という南部杜氏の平野重一氏によれば、「先代社長は見通しが利いたのかなあ?品評会や鑑評会用にしか造っていなかった吟醸タイプの酒を損得関係なく一般にも飲んでもらいたいということで売り出したんです」と振り返る。

それまでは、出荷数量1000石(180kl)程度の小メーカーでしたが、経営は厳しいながら小規模だったからこそできる「量より質」の酒造りが続けられた。その地道な努力が実り、その後の地酒ブームで一躍脚光を浴びるようになった。現在では宮城県を代表する蔵元に成長し、本社蔵と東松島市にある蔵で、年間役13,000石(2,340 kl)を醸す。

佐浦の創業は江戸時代の享保9年(1724年)、かつては仙台藩主伊達家が保護した奥州一之宮・塩竈神社の神酒酒屋として酒を醸した。その佐浦が目指す酒は、「香り高く淡麗であるが、まろやかな味わいの酒」、「春のようなほのぼのとした酔い心地の酒」だそうです。磨いた酒米を自家酵母と合わせ、低温で長期発酵させている。現代の名工にも選ばれている平野重一氏(77歳)の酒造りはまだまだ続きそうですね。

2008年3月18日

伊達藩の御用蔵を務めた勝山

自社水田で作った酒米(山酒四号)で仕込んだ「撰勝山」は、うまみ重視の芳醇な味わいに仕上がっている特別純米酒である。もう一つのブランド「献勝山」は、「客人と楽しい夜を過ごす時に、飲み飽きない酒が欲しい」と考えた11代蔵元が杜氏に命じて醸したお酒で淡麗辛口である。現在は2年前に蔵移転と同時に杜氏に就任した後藤光昭氏によって支えられている。

仙台市内北部の自然豊な移転先は、高品質の酒造りを信条にした杜氏と8人の社員が醸造に取り組める環境が整っていて、年間約800石(140 kl)出荷している。「300年という勝山の伝統の重さは感じていますが、今は何もかも新鮮で楽しくて仕方がない」という32歳の若き杜氏の手は、配合、機械の設定管理、細部作業、五感チェックまで、あらゆるところまで及んでいるようです。

作業は正社員とパート社員を含め15人で行っている。「これまでの杜氏は、一般的に言って蔵人の中で絶対的な存在でしたが、大手蔵元で既に始まっているように、将来的にはチーム制が浸透していくでしょう。うちでもああでもない、こうでもないと、みんなで意見を言いながら造っています」。近年は高級酒と手ごろな日本酒の二極化が進んでいると分析した上で、トップブランドと認められる酒造りを目指すという。

2008年3月19日

無鑑査シリーズで有名な一ノ蔵

4社が合同して設立された一ノ蔵。この一ノ蔵を一躍有名にしたのは77年に発売した「無鑑査」シリーズでしょう。それまでは、いい酒でも審査に出品しなければ、二級酒でしかなかったが、この「級別制度」に反旗を翻して地酒ブームに火をつけ、廃止の契機となったのがこのシリーズです。

さらに、92年には今後の新商品開発は純米酒に限ることを宣言し、伝統的な手づくりに拘る一方で、醸造発酵技術を駆使した低アルコール酒「あ、不思議なお酒」や発泡清酒「すず音」などを開発した。主役の門脇豊彦杜氏は自他共に認める生え抜きの蔵人で、現在は、宮城県内限定品の特別純米酒「大和伝」をひっさげた年間約2万石(3,400 kl)を醸す県内大メーカーに成長している。

手作りの意味について、杜氏の門脇さんは次のように言っています。「労働力は機械でもいいんですよ。手作りというのは全ての工程に関して人間の五感で判断して、コントロールすることだと思うんです。機械は、成分分析はできますが時間がかかる。一番大事なことは、今、この瞬間にどうすべきか、という素早い判断が求められる。だから経験に裏づけられた職人の感覚というのが大事なんです」。

2008年3月20日

平孝酒造の「日高見」

石巻市の平孝酒造が生んだヒット商品「日高見」は、激しい価格競争で経営が圧迫されていた中小メーカーの生き残りをかけて、全国にアピールできる銘柄としておよそ20年前に誕生しました。銘柄名はその昔、東方にあるとされた豊な国「日高見国」の伝説にあやかって命名されたということです。その名も「日高見 純米」と「日高見 純米吟醸」です。

酒造りは「透明感のある、きれいな酒」にあるとして、原料(米)処理に最も重点をおきながらも、軽やかな口あたりと華やかな香りが印象的な酒に仕上げている。それが、女性や若者、そして幅広い世代に好まれている秘密でもあるようです。真面目な酒造りをめざしつつ、ユーモラスなアイデァを次々に形にしていく。

自分が蔵に戻った当時は、日本酒の価格破壊時代で、蔵では「新関」(普通酒)という銘柄を造っていたころで、よい酒を造ってみても売れなかった。地酒はその土地の個性がないと生きていけない。石巻は魚のおいしいまちです。だからこそ、魚でやるなら「日高見」だ!といってもらえる酒を造ろうと思った。当時をそう振り返るのは、2001年に平孝酒造5代目社長に就任した平井孝浩氏です。

2008年3月23日

白石温麺(うーめん)の古里

白石といえば、伊達家の重臣である片倉小十郎の居城白石城が有名ですが、白石温麺もヘルシーな食べ物として人気があります。温麺は油を使わず、小麦粉の風味を大切にしたもので、麺は短く胃に優しく、ツルリとしたのど越しが自慢ですが、この温麺は江戸時代に、胃を病んでいた父親を持つ子が旅の僧に教えてもらい造ったのが、消化のよい短い温麺だったということです。

茹でたて麺とあっさりとしたつゆが絶妙に合う「やまぶき亭」の温麺は、しょうゆ、くるみ、ごまの3種類が味わえる「うーめん三昧」や揚げ玉が別盛の「冷やしたぬきうーめん」が人気。また、白石温麺の老舗マツダ麺業の直営店である「うーめん番所」では、昔ながらの手延べ製法で作られている。温麺バイキングや春はサクラ、お正月など季節メニューの開発にも意欲的で、地元の人からも人気があります。

一方、こちら「割烹大上」では、料理はすべてオーダーを受けてから作り始めるというこだわりで、出てくるまでに少し時間はかかるが、揚げたての「天ぷらうーめん」はまた格別です。それから、「うーめん茶房清治庵」のセリや山菜などの具がたくさん入った「けんちん温麺」や「ごまだれ温麺」も魅力ですね。いずれの店もそれぞれ個性があり、温麺の本場白石ならではの味が存分に楽しめます。

2008年3月24日

七ヶ宿そば街道

その昔は参勤交代の大名行列が通ったという山中七ヶ宿街道は、寒冷な山間地で良質なそばの産地ですが、近年この街道沿いにそば店が相次いでオープンしました。その中の一つ「農民そばや芭蕉庵」では、湯を使わず水だけでつながるという、湯原産のそば粉で打つ全(10割)そばが自慢で、そばを使った揚げ豆腐やデザートも講評だとか。

「手打ちそば処小原なごみ茶屋」は、天然記念物・材木岩の対岸にあり、こちらは二八そばが特徴です。そばはっと汁、季節の野菜や山菜の天ぷらがついたざるそばセットが人気メニューですが、寒晒しそば、葛を混ぜた寒くず入りそばなどユニークなものもあります。窓際のカウンター席から材木岩が眺められるのも嬉しいですね。

「そば吉野家」は、宿場町の面影を残る180年もの旧家をそそのまま店舗にしている。そば粉のおいしさを引き出すことを心がけているというだけあって、きめ細やかで香りも豊です。そばも天ぷらも大盛りでボリューム満点なのが受けているようです。もちろん、地元の葉ワサビに椎茸、岩のりを混ぜ合わせた薬味もピリッと効いています。

2008年4月 3日

農家レストラン自慢の郷土料理

宮城県内各地には、とれたての新鮮な野菜や地域ブランドの和牛、純粋赤豚などをふんだんに使った郷土料理が楽しめる農家レストランがたくさんあります。まず、「花牛(仙台市太白区)」では、仙台牛の中でも特に優れたものを仕入れている。選び抜かれたピンク色の霜降で極上のものばかりです。イタリア産岩塩と国内産自然塩を肉の部位によって異なるブレンドを使うなど、拘りと技で旨さを一層引き出している。

ここで使っている仙台牛とは、栗駒牛、本吉牛、角田牛などの地域ブランドのなかで、枝肉規格A5・B5以上の霜降り牛のことを指す。脂ののった柔らかさが特徴です。一方、伊達の純粋赤豚とは、肉が柔らかくジューシーな「しもふりレッド」という豚の純粋交配されたものです。これを使った地域料理の店が「くんぺる(登米市迫町)」です。

ここでは、「伊達の純粋赤豚」を使ったしゃぶしゃぶやロースグリルなどが食べられます。赤豚の肉質は柔らかく、豊な味わいが楽しめます。さっと湯がいて食べる伊達の純粋赤豚しゃぶしゃぶ鍋膳がお奨めだそうです。また、隣接する工場でつくった伊豆沼ハム・ソーセージのグリルも大人気です。

2008年4月 4日

地場産野菜の恵みを手作りで

100種類にも及ぶ減農野菜と米を育てている農家レストラン「もろや(仙台市若林区)」では、2種類の日替わりランチがあり、煮物やサラダ、炊き込みご飯など、地元産野菜の旨みがギッシリ詰まった料理が楽しめます。月・火曜日は休業となっており、いずれも予約が必要ですが、プロ顔負けの腕前と評判も高く、晴れた日にはガーデンランチ(おにぎりセット)も楽しめます。

同じく「ふみえはらはん(加美町)」は、農家レストランの草分け的存在で、50種類にも及ぶ自家栽培の野菜やアイガモ農法で育てた米などを使い、加美地方の郷土料理を提供している。春は山菜、秋はキノコといった山の恵みをいただけるのも魅力の一つです。また、7?8品目が並ぶ日替わりランチもボリューム満点で、農家の手作りならではの家庭のぬくもりが伝わってきます。

一方、こちら「延命餅本舗(仙台市若林区)では、郷土の高級もち米である「みやこがね」を使った田楽餅が自慢の店です。餅は練り餡、醤油、ゴマの3種類で、添加物は一切使わず、一つひとつ七輪で軽く焦げ目をつけ、注文を受けてからタレをつけるという、創業以来の手作り伝統を護っています。炭火であぶった焦げ目と芳ばしい香り、程よい甘さのタレや餡が調和して食をそそります。

2008年4月 5日

釣りや漁業体験のできる三陸の民宿

三陸の民宿では、たいてい舟を持っているので、釣りや養殖場の見学、網揚げなど色々体験できます。気仙沼市大島では「島の学校」と呼ばれる企画があり、民宿に泊まって地引網や無人島体験などを楽しむことができます。もう一つの楽しみはなんと言っても料理ですよね。朝の漁でとれたて新鮮な魚介が食卓に勢揃いします。

例えば、唐唐桑半島には「大漁祝膳」と呼ばれる、大漁時に振舞われてきた伝統の船盛料理がありますが、今では民宿でも味わえるようになっています。また、志津川では、殆どの人が食べ切れないという「民宿十二品料理」が有名ですが、今でもその伝統は受け継がれていて、大食漢の挑戦を待っています。

気仙沼浜では、伝統的な漁法と現代的な漁法を組み合わせながら、豊な海の幸を守り育てています。本吉町ではアワビの釣漁が行われ、南三陸町では「志津川タコ」のブランド名で有名なマダコの篭漁が行われていますが、一方、南三陸町ではウニの潜水漁も行われています。ちょっと早起きすれば、これらの漁を見学できるというわけです。

2008年4月11日

生誕60年を迎えた仙台の牛タン

牛タン焼き専門店が仙台に誕生したのは1948年(昭和23年)のことです。フランス人シェフから牛タンのおいしさを教わった太助初代の佐野啓四郎氏が、屋台で焼き鳥のメニューとして牛タンやテールを出したのが始まりとされています。当時は牛タンといえば、タンシチュウなどの高級洋食メニューでしか味わえなかったが、それを庶民が手軽に味わえるものに育てたわけですね。

お客様を満腹にしたいという思いから、佐野氏が考え出したのが「牛タン焼き」「テールスープ」「麦ご飯」3点セットの牛タン定食です。タン焼きは塩、胡椒で味付けするだけのシンプルなもの、スープも同じ塩味でテールを長時間煮込み、すませたものに長ネギをいれるというこれまたシンプル、これに麦ご飯という取り合わせだが、塩と胡椒の絶妙のバランスが何ともいえない。

おいしさの秘密はもう一つあるといことですが、それは炭火だということです。強めの火力で片面ずつ炙れば、遠赤外線を多く含む放射熱で均一に熱が伝わり、旨みを内部に閉じ込めるため、高たんぱく、低カロリー、鉄分豊富なタン焼きを柔らかくジューシーに仕上がる。そのとき脂肪が炭火に落ちて焼け、燻蒸効果を高めてより一層食欲をそそるというわけです。

2008年4月15日

季節の野菜料理「旬菜館」

「旬菜館」は、季節の野菜をふんだんに使った郷土料理の店として人気があります。三陸自動車道亘理インターからすぐの県道123号線沿いにあるこの店は、自宅を改装した農家レストランです。海にも近い亘理町は、海の幸と山の幸がふんだんにあるため、自宅の周辺で収穫された新鮮な野菜としゃこ飯、穴子丼、はらこ飯などが日替わりで味わえます。

また、おかずが豪華なことでも有名で、汁物、漬物、デザートの6品目が基本だというから半端じゃありません。その他、近くの荒浜漁港に水揚げされた魚介類を使ったご飯、それにチャーハンやおこわ、おにぎり、ちらし丼などもあります。この多彩なメニューを支えているのが、自家製あるいは町内産の新鮮な野菜、季節で変わる工夫されたご飯です。

デザートやケーキも本格的で、カボチャ、ニンジンを素材にしたパウンドケーキ、とうふレアチーズケーキ、シフォンケーキ、プッチーニカボチャをそのまま使ったムースなど野菜を材料にした手作りの菓子も販売されています。自宅を改装しただけあって、テーブル席の外に和室も用意されており、落ち着いた雰囲気であることも嬉しいですね。

2008年4月16日

漁家レストランの魚貝料理

志津川町の農漁レストラン「慶明丸」では、自家船を持っており、毎日のように水揚げされる新鮮な魚介類と自家製の米や野菜、味噌を使った浜料理を日替わりで提供しています。山菜料理もボリューム満点で、バランスのとれたコース料理が楽しめます。特に直海に潜ってとるという夏季限定のウニが評判です。

主なメニューは、ホタテご飯、あら汁、季節の刺身、酢の物、和え物、煮しめ、漬物の7品目からなる南三陸山里料理、季節や水揚げによって内容が変わるが、10品目からなる慶明丸コース、シーズンには殻付きウニもメニューに連なる。一方こちらの、石巻市尾ノ崎にある「のんびり村」も、漁家も営む夫妻がのどかな自然の中で田舎暮らしを体験してもらおうとオープンしたお店です。

150年前の蔵を改造したというお店は、木のぬくもりがあふれています。料理は目の前の長面浦や近海でとれた新鮮な魚介類を使ったものが中心で、刺身や焼き物、あら汁などです。なかでも、地元ならではのヒラツメガニが入ったボリューム満点の「海の幸おまかせコース」には、この他にホタテや刺身、ハマグリ、アサリ汁なども加わります。それから、昼夜ともに1組限定なので、気兼ねなく料理が楽しめるのもいいですね。

2008年4月21日

野菜の収穫、ソーセージ作り体験

100年以上前の稲モミ蔵を活用した、体験型の農家レストラン「蔵楽」が田尻町にあります。主なメニューは、手打ち蕎麦、ハム・ソーセージの盛り合わせ、サラダ、漬物、おにぎり、豚のアラ汁(夏季はバーベキュー)というのが蔵楽定食です。このような豪華メニューが賞味できるのは、豚を飼育しているためだということです。

カボチャ、ナス、トマト、ソラマメ、ジャガイモ、ピーマン、セロリ、ミニトマトなど季節の野菜が評判で、敷地内に蕎麦畑もあるため、手打ち蕎麦は特に人気があるとか。ビニールハウスで栽培している野菜を収穫したり、ソーセージ造りも体験できます。食事、野菜収穫体験、ソーセージ造り体験ともに完全予約制です。

ハム、ソーセージ、ウインナーの他、豚のアラ汁が味わえるのに加え、ハムの定期発送システムもあるという念の入れようです。このようにユニークな発想によって造られた農家レストラン「蔵楽」は、明治時代の稲モミ蔵だけあって、店内は通気性に優れた造りになっており、涼やかな空気の中で食事ができます。

2008年4月23日

もち料理と十割そばのコラボレーション

本吉町にある農家レストラン「はまなす工房」は、国道45号線から少し山に張った閑静なところにあります。メインメニューの「南三陸もち御膳」は、自家産のモチ米を使用して、飴、あんこ、ゴマ、クルミ、ナマス、カツオ、雑煮など山海の珍味を素材とした餅料理です。他にも、季節限定メニューの「三陸海・山・里・幸御膳」もあります。

蕎麦粉100%の十割そばも好評です。そば打ち、草木染めなどの体験もできるし、室内には機織り、糸車、蓄音機といったレトロな器具も展示されており、毛糸編み物の販売もされている。一方、加美郡色麻町にある「ライスフィールド」は、国道457号線沿いにある、山荘風のしゃれた造りの農家レストランです。駐車場にも鉄道の枕木が並べてあり、とてもおしゃれな造りになっています。

自家製のコメや野菜を使用した自然食の手料理で、「和食膳セット」「パスタ」「手作りケーキ」「焼き魚セット」「五穀おむすびセット」「旬のコロッケセット」「とうふハンバーグセット」「とれたて山菜料理」「天然舞茸セット」「キコリのカレーライス」「いにしえ膳セット」など多彩なメニューが楽しめます。そして、時々ジャズライブも開催されるということです。

2008年4月25日

これぞスローライフの原点

大崎市岩出山にある農家レストラン「凛菜・上の家」は、130年の歴史がある豪農の館を改築したもので、座敷のつくりも贅沢で見学するだけでも目の保養になる。ここで提供される手料理は、地元のおばあちゃんたちが丹精込めて作ったもので、どれ一つとってもほっとする趣があり、昔懐かしいもてなしの心が息づいている。

料理はもちろんのこと、器もこの家で使われていたものだそうで、土間と大きな柱、囲炉裏、よく磨かれた床板と調和している。一方こちら福島県境の丸森町にある「ひっぽ森林のレストラン」は、丸森の自然の恵みがふんだんに取り入れられている。内川に沿って山道を奥に入ると、地元産の木材を使って建てられた大きな家が現れる。

料理は、こごみ、たらの芽などの山菜、たけのこ、しいたけ、へそ大根、イノシシなど筆甫(ひっぽ)ならではの素材を使った山の幸が中心で、健康に気を使ったメニューが嬉しいですね。本物の自然と四季折々の山の幸をリーズナブルな価格で提供すという心意気は、スローライフにあこがれる都会人にとって、心に滲みるものとなるでしょう。

2008年4月26日

手打ちそば体験

そば打ちや豆腐づくりが体験できる「有賀の里たかまった」は、栗原市若柳にある16代も続いた由緒ある農家で、「たかまった」とはその屋号の高町田のことだそうです。食事のメニューは、若柳地方の地場産品を使った家庭料理で、使われる器も代々伝わった由緒あるものです。大農家の蔵座敷でいただく地場産品はまた格別です。

そば打ちのほかに、豆腐作りも体験できるということで、民宿としても人気が高いようです。手打ちそばといえば、こちらも負けてはいません。大和町の「晴れたらいいね」では、手打ちそばへの拘りは半端ではありません。聞くところによると、そばを食べにきたというより、そば打ちを習いに来たといった方が、ご主人の機嫌がいいとか?

メインのそばに加え、ユニークなのは山菜などの天ぷらです。自家製の野菜はもちろんのこと、春はつくし、たんぽほ、カキの葉、秋はアケビの皮やきのこ、冬は地元の沼エビなどを使います。また、キップのよさそうな奥さんの口上もまた見事とで、思わずもう一品多く注文してしまうお客様もいるのではないでしょうか。

2008年4月30日

これぞ塩釜の寿司?その1

三陸の豊な海の幸が集まる塩釜市は、近海本マグロ水揚げ日本一を誇っている港町です。さらにこの町は1k?当りの寿司店の数が日本一であることでも有名ですね。そのなかの一つ、「大黒寿司」では、赤酢を使った独特のシャリで新鮮なネタの味を最大限に引き出しています。トロ、アワビ、ウニはもちろん、コハダなどの光ものも最高です。

素材のおいしさが際立つ、名物松島産の穴子、アンコウのともあえも人気の一品ですが、このほか、タコのやわらか煮やメヌケのアラ汁、カニ汁もいけます。一方創業70年という老舗の「亀喜寿司」は、店内はゆったりとして広く気さくに寿司が味わえます。寿司ネタは大きく新鮮で、ブドウエビ、ウニ、白子などどれをとっても絶品です。

秋口のサンマは最高だという人もいますし、特性のタレと塩を選べるアナゴに限るという人もいます。また、お寿司のほかにも、玉子を使った一品料理には隠れたフアンも多いとか。もちろん、こちらもメヌケのアラ汁、カニ汁もありますし、親方おまかせコースもお手ごろな値段で提供しています。

2008年5月 2日

これぞ塩釜の寿司?その2

三陸塩釜ひがしものにこだわる「仁王寿司」は、この道30年の親方が厳しい目でネタを吟味しているだけに、新鮮な魚はどれをとっても絶品そのものです。脂ののった極上の大トロが2貫も入った特上寿司は、ズワイガニ、ブドウエビなど9貫と親方のスマイルを盛り込み、2625円とお手ごろな値段で提供されています。

寿司のほかにも天ぷら、シルク麺、煮物、サラダなどを盛り合わせた「特泉」は1365円で、塩釜の香りを感じながらいただくランチメニューとしても人気が高いようです。一方、遊び心ある新しい寿司屋を目指しているという「鮨のしおがま」では、寿司に限らず食材は、「温度、塩加減の組み合わせで美味しさは無限に広がる」と親方は自信たっぷりです。

見た目、食感、味もバランス最高の素材を生かして、繊細な味わいの寿司を追求しています。中トロ2貫、ウニ、ホッキ貝などの旬のネタ8貫を盛り込んだ上にぎり2700円がおすすめです。新鮮な素材本来の味を生かしながらも、遊び心にあふれ、見た目も楽しく美しい。また、日本酒も珍しいものがあり種類も豊富なのも嬉しいですね。

2008年5月 3日

これぞ塩釜の寿司?その3

全国にフアンが多い「すし哲」は、その名が示すように「心を込めて握る」をモットーの超有名店です。本マグロは通年仕入、しかも値段は極力抑えているのが嬉しい。3階まで客席のある広い店でゆったりとしているし、盛りつけが美しいのも評判です。にぎり10貫と玉子焼きの特上にぎりにシャーベットが付いて3150円とお値打ちです。

アナゴ丼やマグロの串焼き、トロ顔負けの脂身にショウガを添えたサンマ、透明で甘みのあるブドウエビ、メヌケのアラ汁など、季節ごとに近海モノの豊富なネタが味わえます。「鮨しらはた」では、大トロ、中トロの2貫にアワビ、ウニなど旬のネタ10貫を盛り込んだ、すし盛り合わせ特上2980円が人気のようです。

一品料理も豊富で、特性だし酢のカツオのたたき、アジのたたき、ホヤ、毛ガニの味噌汁などもあります。特にナメタガレイの煮物はゼラチン質で、コラーゲンがたっぷりですから、女性におすすめだそうですが、ボタンエビのみそにぎりは、ここでしか食べられないオリジナルな一品とか、ツウの方は是非試してみてください。

2008年5月 5日

これぞ塩釜の寿司?その4

アナゴの白煮とトロのあぶりにぎりが自慢の「大寿司」は、本マグロをはじめ、地元産の新鮮なネタにこだわっている。なかでもとろけるようなアナゴの白煮のにぎり、トロのあぶりにぎりがおすすめとか。トロ、イクラ、ウニなど11貫を盛り合わせた特上にぎり3000円も大人気です。寿司飯の照り、ネタの輝き、どれをとっても一級品ぞろいです。

こちらは、マグロのユッケ丼が名物の「寿司仙」では、新鮮なネタでボリューム感のある寿司が味わえます。なかでも、マグロユッケ丼2100円は柔らかく、とろける食感がたまりません。アナゴのにぎり2貫500円、マグロユッケのにぎり2貫で600円なども旬の味として人気です。また、アラ汁の元祖でもあるというこの店はサービスで提供しています。

マグロにこだわりを持つ親方が、1年を通じ本マグロとバチマグロを使い分けているという「すし徳」では、マグロにこだわりながらも値段は手ごろで、価格表示がきちんとなされている明朗会計の店です。本マグロの赤身、中トロ、大トロが各2貫ずつ登場する「マグロづくし」、その日一番おいしい旬のネタを食べつくす「上にぎり」が人気です。

2008年5月 6日

これぞ塩釜の寿司?その5

6種類のマグロにこだわる「丸長寿司」では、おすすめの「塩釜マグロづくし」を単品でたのむと、1貫1000円の大トロが2貫もつきお得ですが、2900円で本マグロの大トロ2貫、中トロ、中トロ炙り、ネギトロ、メバチマグロの赤身、カジキマグロ2貫など6種類のマグロ8貫を盛り込んだ人気メニューがあります。

また、一品メニューでは、とろけるような仙台牛や本マグロを盛り込んだ「親方おまかせ寿司」も大人気ですし、いける口の方には月替わりの地酒もいけますよ。マグロの旨さにこだわるなら、こちら「大入寿司」でしょう。マグロはもちろん塩釜港に水揚げされたものを数十万円で仕入、シャリは特定の農家と契約したものだけを使用しています。

本マグロ、穴子、タコがセットになった「親方おすすめ三品」は絶品と評判ですが、赤身、中トロ、大トロと鉄火巻き付の「マグロ一本勝負」もいけます。親方が自信をもってお奨めするだけあって、冷凍マグロは一切使わないというこだわりよう。にぎり以外にも1品料理もあり、塩釜の地酒を飲みながらゆっくりと食事ができるのも嬉しいですね。

2008年5月19日

栗駒山麓の旨いもの?その1

4月頃になると栗駒山の山並みに放たれていた蜂たちが集めた、自然の恵みを味わうことができます。栗駒山に自生する樹齢百年という栃の木の花から、蜂たちが懸命に採取した蜜は、自然の甘さでコクがあるという特徴で知られています。岩出山や鳴子、花山など産地直売店でお買い求めいただくことができます。

一方こちらは、栗原地方にフルから伝わる「ふすべもち」は、どじょうやキジ、ゴボウなどをすりつぶして餅にまぶしたもので、この地方独特の食べ物です。今日では金成の産地直売店に鶏肉のふすべもちやエビもちが並んでいます。食べてみると中々の珍味で、やみつきになる方もいらっしゃるかもしれませんよ!

栗原地方は仙台牛の故郷でもありますが、ここでは漢方生薬や地元のエゴマなどの自然飼料で育てる漢方牛が話題になっています。地元の飲食店でステーキ、牛刺しなどで味わうことができます。漢方薬ときくとなんとなく体にジワリと効きそうな気もしますが、味のよさや食感はすぐに全身に広がりますので試してみてください。

2008年5月20日

栗駒山麓の旨いもの?その2

栗駒山麓の栗駒高原ファームパルでは、本格的なハムやウインナソーセージ、アイスクリーム作りが体験できます。ロースハム500g1400円、バニラアイス5カップ700円ですが、いずれも事前の予約が必要だそうです。栗駒の大自然といえば、ここで育った栗駒高原牛を話題にしないわけにはいきません。

広大な栗駒山の麓で育てられた、柔らかくてまろやかな栗駒牛は、長年にわたり栗駒高原牛の普及に努めた結果、最高級A5の格付けを取得したもので、市内の有名飲食店のほか、数店舗でしか味わうことができない逸品です。一方こちらはソラマメの話です。栗原地方は県内屈指のソラマメの生産地で、栗原市高清水では6月にはソラマメ祭が催されるほど。

ここでは、ソラマメの摘み採りや調理体験のほか、ソラマメパスタやサラダ、かき揚げなどの試食ができます。産地直売店である「かつらっぱ」でも販売しています。また、栗駒では、大根の天ぷら、イワナの塩焼き、地フキの白寄せ、地鶏焼き、タケノコなどを盛り込んだ「竹篭弁当」などの栗駒オリジナル創作料理も開発されています。

2008年5月26日

港町ならではのフランス料理

松島湾や金華山周辺で獲れた魚介類を使用し、素材を生かした本格的なフランス料理が味わえるお店がここ塩釜にあります。お店の名前は「シェヌー」といいますが、店内には南フランスの雰囲気が漂い、温かみにあふれ気軽に入れるムードがあります。人気メニューの一つは、新鮮な魚介類をふんだんに使った三陸の海の幸サラダ「千賀の浦」などです。

その日一番の旬の素材を引き出しつつ、フランスのエスプリを効かせた料理が自慢ということです。ランチのコース料理もお手ごろ価格ですし、コースにつくデザートも数種類のなかから3種類選べて、女性にはとても人気です。そのほか、パンとコーヒーもおかわりできますし、ワインの種類も豊富だとなかなか好評です。

仙台をはじめ遠方からやってくるお客様も多いとうことで、日によって満席となる場合もありますので、事前にご予約くださいとのことです。主なメニューとしては、三陸の海の幸サラダ「千賀の浦:1890円」の他に、「あなごとフォアグラのリゾット添え:1890円」、「ディナー:4200円から」などとなっております。

2008年5月27日

塩釜の有名な和菓子

和菓子の「梅花堂」は大正7年の創業という老舗です。人気の商品は生クリームとあんを合わせた「今日のどらやき」。塩釜神社の塩を使った銘菓「志ほがま」、和三盆糖を使った「塩万寿」も昔懐かしい味でフアンも多いようです。また、季節により「かしわ餅」「うぐいす餅」「さくら餅」などの上品な味が楽しめます。

一方こちらは享保5年(1720年)創業の「丹六園」は、歴史を感じさせる店構えに特徴があります。伝統の逸品「志ほがま」はほどよい塩味と素朴な甘さが調和した味です。歴史では引けをとらないこちら「おさんこ茶屋」もまた江戸時代から続いている老舗で、保存料を一切使わない手作りだんご。こし餡、ごま、くるみ、ずんだ、しょう油の5種類があります。

塩釜の和菓子といえば、明治42年創業という老舗の「菓匠 榮太郎」があります。ここでは、北海道産の厳選されたあずきとフレッシュな生クリームをミックスした中あん、蜂蜜をたっぷり滲みこませて、ふっくらと焼き上げた特性の皮、これが榮太郎の「極上・生どら焼き」です。このほかにも、「くるみゆべし」「おかぼさん」などもあります。

2008年6月 2日

みやぎの美味しい豚肉と鶏肉

和豚もちぶたという名前で有名なブランド「もちぶた」は、宮城県の大河原町で「仙南もちぶた」の名前で飼育されています。ここ2?3年で急激に人気・知名度ともに高まっています。肉質が柔らかく脂身はさらりとしていてほんのり甘いうえ、豚肉特有の臭みもなく、ビタミンEが一般的な豚肉より豊富に含まれています。

養豚場のある大川原町では、生産直売所「とんとんの丘・もちぶた館」が併設されており、もちぶたの精肉購入や食事もできるほか、ポニーや小動物との触れあいも楽しめます。一方、宮城県北を中心とした生産農家が丹精込めて飼育している「宮城野ポーク」は肉のきめが細かく、良質の脂肪が適度に混在しているため、柔らかくこくがあるのが特徴です。

肉質がよいためトンカツカツ丼、焼肉、しゃぶしゃぶなど広く活用されています。また、甘みとコクで大好評の「みちのく鶏」は、きれいな空気の中でよく運動させたため、筋肉が発達しており歯触りがよいという評判です。なお、「もち豚弁当:900円」「みちのく鶏てり焼き弁当:800円」がJR仙台駅で販売されています。

2008年6月 4日

和牛料理の店?その1

和牛料理の店「和喜」は、宮城県が誇る銘柄「仙台牛」をはじめとした和牛料理の専門店です。全室和室で掘りごたつもあるという気配で、旅の疲れを癒してくれる落ち着いた雰囲気で、ゆったりとした気分で食事ができます。さてその料理はというと、最高品質に格付けされた「極上仙台牛」やしもふりの「特選」「特上」「上」などの「仙台牛」などです。

すき焼きやしゃぶしゃぶ、ステーキなどで提供されます。最高級の霜降り牛は、常温にさらしていると溶けてしまうほど繊細ですので、まず、肉そのものの味を確認するため、火を通す前にワサビ醤油で「生」を味わうことを勧めてくれます。ご飯や味噌汁、小鉢、お新香がついたお得な定食セットメニューも用意されています。

口の中でとろけるような「仙台牛刺し」も試してみる価値はあります。お勧めメニューは、特上仙台牛の「すき焼き」「しゃぶしゃぶ」各3675円(定食4200円)などですが、ステーキ特選仙台牛ロースは7350円となっております。杜の都の味覚を堪能するため、たまにはちょっと奮発してみるのもいいかもしれません。

和牛料理の店?その2

ステーキはうす「伊勢屋」は、1968年に当時はとても珍しかった「炭火焼きすてーきと和食の店」としてスタートしました。それ以来、今も変わることなく、本格的な炭火焼による最高級の「仙台牛」のステーキを提供しています。炭火焼にこだわるのは、肉のうまみを引き出し、脂をほどよく落とすためだということです。

肉本来の味わいを十分に楽しませてくれる当店では、「仙台牛」のヒレやサーロインを「炭火すてーき「としてよりおいしく提供してくれます。そのほかにも、地元宮城県の食材を使った「うまいもの」も豊富に取り揃えています。例えば、ステーキと合わせた「ご飯とみそ汁セット」、もちろんご飯は宮城のブランド「ひとめぼれ」を使っています。

みそ汁の味噌は、「仙台味噌」を使用していますし、シーズンにはじもと松島湾から直接仕入れた新鮮で安全な「カキ」なども提供しています。主なメニューは、「炭焼きステーキ」ヒレ7000円より、サーロイン7500円より、「仙台牛」刺身1800円、お刺身盛り合わせ3000円より、魚貝すてーき1000円より、あわびステーキ4500円より、となっております。

2008年6月 6日

和牛料理の店?その3

宮城県庁北側にある老舗、すき焼割烹「かとう」は、もともと精肉店であったため、肉を選ぶ目も肥えているし、扱いにも自信を持っています。「仙台牛」を1頭そのまま仕入、部位ごとの特徴を生かした料理を提供するよう工夫しています。「仙台牛」の脂のうまみは肉のうまみそのものだといってもいいほどだといいます。

よりおいしく味わえるよう、すく焼には霜降りのきめ細かい、もっとも高価な部位の一つリブロースを使っています。肉と野菜は長年使い込んだ南部鉄器に並べ、熟成された味付けで、素材のうまみとまろやかなタレとの調和が絶妙です。入手することが困難な「仙台牛」の牛タン焼きも予約すれば味わうことができます。

おすすめのメニューは、すき焼3150円より、すき焼会席4725円より、牛刺身1575円、牛たん焼(要予約)時価、仙台牛ステーキ5250円より、などとなっております。霜降りのリブロースと成熟したタレのハーモニーはすき焼きの絶品です。なんといっても仙台牛を1頭丸ごと仕入れるというのがこの店の強みと言えそうですね。

2008年6月 7日

和牛料理の店?その4

和牛焼肉「花牛」では、「仙台牛」のさまざまな部位を仕入れており、サーロインからひれ、ロース、カルビまでをフルセットで味わうことができます。素材の美味しさを存分に堪能するには、霜降りが細かく、厚い「特選サーロイン」や「特性ヒレ」などがおすすめだそうです。もちろん、県内産の和牛タンも人気があります。

カルビは「上カイノミカルビ」「中落カルビ」「トロカルビ」なども含め、バラエティに富んだメニューです。仙台名物といわれる牛タンやハラミには、宮城県内産の上質な和牛肉を使っています。一度食べたら病みつきになってしまうおいしさで、「厚切り上塩タン」は特に人気が高いメニューであるというのも納得できますね。

上塩タンから「仙台牛」大トロカルビ、ヒレ、サーロイン、トロにぎりなども出る「特選仙台牛コース」(2名様より)などのコース料理も用意されています。主なメニューは、仙台牛特選サーロイン3360円、特選ヒレ3780円、和牛厚切り上塩タン1869円、和牛塩タン998円、特選仙台牛コース6279円など仙台牛のオンパレードです。

2008年6月21日

そろそろ冷やし中華の季節ですね

冷やし中華は、仙台が発祥の地であることはご存知のとおりです。青葉区錦町にある「龍亭」の初代店主である四倉義雄氏が昭和12年に、当時組合長をしていた中華組合で、夏場のラーメンの売上減少をカバーするメニューとして出し合ったアイディアから生まれたもので、試行錯誤の末作り上げたのが冷やし中華だったというわけです。

当時の具は、茹でキャベツ、塩もみキュウリ、スライスニンジン、チャーシュー、トマトなどでスープも今よりはさっぱりしていたそうです。当時ラーメンは10銭でしたが、冷やし中華は25銭で倍以上の値段にもかかわらず、大好評だったということです。戦争終了後の昭和24年に中華料理組合を復活させ、この時に今の冷やし中華の原型が出来上がりました。

仙台の冷やし中華は、盛岡の冷麺、山形の冷やしラーメンとともに東北三大冷やし麺といわれ、観光客の皆さんから大変な人気をいただいております。冷やし中華は地方によって色々の呼び方をされていますが、食べ方も様々で、名古屋を中心とした中京地区では、冷やし中華にマヨネーズをかけて食べるのが定番だそうです。一度試してみてください。

2008年6月24日

サクサクした歯ごたえの伊豆沼丼

伊豆沼といえば野鳥の楽園として知られていますが、もう一つの名物はハスつまりレンコンです。このレンコンを町おこしに活用しようと開発されたのが、栗原市の「百笑村」で提供される「伊豆沼丼」というわけです。サクサクとした歯ごたえと甘辛い味、光のあるごはん、ピリッと効いた山椒のコンビネーションが絶妙な丼です。

郷土のはっと料理を看板に始めた店ですが、10年ほど前からレンコンを使った様々な料理を提供して大好評です。伊豆沼丼は、レンコンのみじん切りとツナ缶、卵などを合わせ、海苔に乗せて蒲焼風にしたものだそうです。レンコンはもちろん、米、野菜など殆どの食材がオーナーである佐藤さんやスタッフの自家製というから凄いですね。

また、レンコンとじゃがいもで作った餅にチーズを入れた「村っ娘焼」、レンコン入り「焼き餃子」、「レンコンハンバーグ」、スタッフの畑で取れた小豆を使った「あずきはっと」など、どれをとっても、懐かしくも新鮮な味わいが楽しめます。いいレンコンはゴリゴリした感じなく、サクッとしてしっとり、粘りがあるのが特徴だそうです。

2008年6月25日

しっとりとした鶴城まんじゅう

砂糖を使わず米と大麦、風味づけの黒胡麻だけで作った鶴ヶ飴、江戸時代から続いている老舗の伝統の味です。栗原市栗駒岩ヶ崎にある、ここ「鶴城まんじゅう岡本老舗」では、7代目岡本浩一さんが店を継いだのをきっかけに、20年前からまんじゅうやゆべし、季節の生菓子など和菓子づくりを本格的に始めました。

「鶴城まんじゅう」という名前は、この辺一帯が鶴丸城の城下町だったことにちなんで名づけたものだそうです。しっとりとして柔らかな生地に滑らかな餡がたっぷり入っていて、日持ちがよいのが特徴ですが、これは生地にくず粉が入っているからだということです。当初は都会風を意識して甘さを抑え目にしたのですが、評判は今ひとつでした。

そこで、地元のお客様の要望を取り入れ少し甘めにしたところ、最近は地元だけではなく、遠方のお客様から贈りものや法要の引き物用にと注文が来るようになりました。商品ごとに餡の味や食感を変え、より美味しい製品を求め日々試行錯誤を繰り返しているという。こうした真摯な菓子づくり姿勢が高く評価され、フアン層が拡大しているようです。

2008年7月 5日

これは珍味、いのしし丼

阿武隈山系のいのしし料理を出すお店が、ここ丸森町にある「金八寿司」です。漫画「美味しんぼ」に採り上げられた有名な店ですが、自慢の「いのしし丼」はいのししの肉に、具はサツマイモやゴボウ、キノコなど、いのししが好む食材が入っている。肉はやや歯ごたえがあるが、脂は香ばしく思いのほか臭みもない。

確かに珍味ではありますが、くせのないのが特徴のようです。寿司屋さんなのにいのししとはどういう関係にあるのか、ちょっと疑問に思っていました。親方の説明によると、寿司のルーツは保存食の「馴れずし」だということで、「鮎ずし」や「鮒ずし」と同じように、山国では獣の肉で作ったのだということです。

伝統の「いのしし肉の馴れずし」も5人分から注文に応じるそうですが、2週間ほど時間がかかるということです。そこで手軽に食べられる、いのしし一口ステーキ寿司を考案したのだということです。こちらも不思議な味わいが楽しめますが、ニホンイノシシが生息する北限といわれる丸森地方で、丼に顔をうずめてみるのも面白そうですね。

2008年7月11日

子平まんじゅう

仙台市青葉区にある「子平まんじゅう本舗子平堂」では、名物の子平まんじゅうを70年間つくり続けています。子平とは、江戸時代の儒学者で知られる林子平のことで、昭和12年に旧半子町から改称された子平町で創業を開始したとのことです。つまり、まんじゅう本舗の創業後20年過ぎてから町の名前がついたということです。

店主の村上さんのおじいさんが、林子平の墓のある龍雲院住職であったこともあり、「この辺には名物と呼ばれるものが何もないから、まんじゅうでも作ったら」と言われたのがきっかけということです。そのまんじゅうですが、生地とあんの配合は操業当初からまったく変わらず、70年もの間親しまれてきた味だということです。

しかし、1個1個が手作りで1日500個も作っているそうですが、だんだん大きくなり、以前は蒸し器にかける前49個だったものが、今では42個しか並べられなくなったとか。黒糖入りの生地にあんがたっぷり入っており、やわらかめの生地との相性を考え、あんはやや固めに作っているという。ほかに大福や栗まんじゅうもあります。

2008年7月23日

美味しい笹かまぼこ

蒲鉾の歴史は古く平安時代に遡るといわれています。白身の魚をすりつぶし、細い竹の管に塗りつけて焼く製法は基本的に今も変わりません。この形が「蒲の穂」に似ていることから「蒲鉾」と呼ばれるようになったということですが、その面影を残しているのが、「竹輪」や「笹蒲鉾」などの焼き蒲鉾ということになるでしょう。

一般的にかまぼこの原料として使われるのは、ヒラメ、サケ、ホッケ、サメ、ニシン、アジ、イワシ、グチ、ハモ、スケトウタラなどです。笹かまぼこの原料は、キンキの名前で親しまれている吉次、金目鯛、スケトウタラなどですが、当店では独特の風味と味に拘るお客様にこたえるため「吉次」をメインにしています。

笹かまぼこの美味しさは、原料、練り、焼きにあるといわれています。大量生産のためカッターで細かくカットする製法が主流になっていますが、この方法だと、魚の繊維を破壊してしまうため、製品に硬さが出やすく弾力性がなくなり旨みも失われてしまいます。当店の笹かまぼこは、旨みを逃さない石臼製法に徹して造ったものです。

2008年7月25日

静かなブーム、コンブの田舎煮

当店では笹かまぼこのほかに、コンブや海苔、ワカメなども販売しておりますが、その中でもコンブは笹かまぼこに次いで人気が高い商品です。しかし、美味しく調理するのが難しいといった声も結構ありましたので、コンブを田舎煮風に煮込んだものを試食として提供してみましたところ、意外なほど大好評でした。

そこで、今年の冬から準備を始め、試行錯誤の末ようやく商品化することができました。商品名は「昆布の佃煮」としました。柔らかくご高齢の方にも食べやすいとお褒めの言葉をいただいております。この田舎煮風の「昆布の佃煮」は笹かまぼことも相性がよく、一緒にお買い上げくださるお客様も増えてまいりました。

価格も1袋100g入りの食べきりサイズで400円となっておりますので、大変お買い得で重宝だと思います。また、塩分を控えておりますので、ご飯や弁当のおかずだけでなく、お酒のおつまみにご活用いただきたいと思います。なにしろ、コンブには体に必要な栄養素がたくさん含まれているのに、エネルギーが少ない食品ですから。

2008年8月 4日

コンブのはなし?その1

コンブは、一言でいうとヘルシーで栄養素が多く含まれているということでしょう。まず、コンブのエネルギーですが、1食分(約3g)あたり、何と4.3kcalですから、とてもヘルシーでカロリーの摂取が気になる方にはピッタリな食品です。そのうえ、日本国民の殆どが不足しているカルシュームは、牛乳よりも含まれています。

カルシュームは骨や歯の形成を助ける重要な栄養素です。また、食物繊維もまたたっぷりで、コンブを始めとした海藻のヌルヌル成分によく含まれています。食物繊維には、水に溶けない「不溶性食物繊維」と水に溶ける「水溶性食物繊維」がありますが、コンブは水溶性で、粘質多糖類であるアルギン酸やフコイダンがたっぷり含まれています。

更に、いわしやさばなどの魚類に含まれているというヨウ素(ヨード)は、甲状腺ホルモンのチロキシンとトリヨードチロニンをつくる材料になっており、交感神経を刺激することでタンパク質や脂質糖質の代謝を促す働きを持っています。ヨウ素は基礎代謝を高め、特に子どもにとっては、体や知能の発育を促進させる働きがあります。そのヨウ素含有量が圧倒的に多いのがコンブなのです。

2008年8月 5日

コンブのはなし?その2

コンブが健康によい理由をもう少し詳しく説明しましょう。コンブにはラミニンという特有のアミン酸があり、これが血圧を下げる働きがあることが知られています。また、コンブの炭水化物のアルギン酸が、食塩の体内への取り込みを抑える働きをし、高血圧や脳卒中の予防に一役かっていることも、最近の研究で明らかにされています。

カルシュームを多く含むコンブは、成長期の子供にとって欠かせない食品です。カルシュームは精神安定剤のように作用する働きがあり、これが不足すると神経がうまく働かなくなり、イライラしたり、ストレスに耐えられなくなり、集中力もなくなるといわれています。また、丈夫な骨格を形成するためにもカルシュームは大事な食品です。

コンブにはたっぷりとヨードが含まれており、ホルモンに作用し肌を美しくする働きがありますし、酵素タンパク質を作るミネラルやビタミン、貧血を改善し顔色をよくする鉄分も含まれています。こうした栄養素は、ヨードとともに新陳代謝を促し、肌に潤いやツヤを与え、シワを押さえる効果があるともいわれています。

2008年8月 6日

コンブのはなし?その3

北海道新聞(平成16年12月3日)に掲載された沢口俊之教授(北大大学院医学研究科教授)のコラムによると、コンブは脳を育てる食べ物だということです。『今の日本人はミネラル不足が深刻です。ミネラルは「無機質」のことで、カルシュームやマグネシウムをはじめとして、鉄や銅、亜鉛、リンなどの金属も含みます。私たちの体をつくる物質の約5%がミネラルです』。

『脳の栄養には、エネルギー源としてのブドウ糖と、機能や行動をつかさどるアミノ酸が最も重要ですが、これらの栄養素を補助するのがミネラルで、欠乏したり、バランスが悪かったりすると脳がうまく働きません。例えば、凶悪犯罪を犯した人の脳では亜鉛が少なすぎるという報告があるくらいです。十数年前ならミネラルは意識しなくても、野菜や肉などから普通にバランスよく取れていました』。

しかし、現在では農薬などの影響で土壌のミネラルは激減し、そのため野菜(草を食べて育つ家畜の肉)に含まれているミネラルが減っています。そこで、意識的にミネラルをバランスよくとる必要があります。そのための屈指の優れものが海産物、特に貝類と海藻です。貝類と海藻は、海の多量のミネラルを豊富に、かつバランスよく含んでいます。ミネラルが体内にうまく取り込まれやすい状態になっていますし、「バランス」という点からみても、錠剤などより海産物がよいのです』。

2008年8月 8日

コンブのはなし?その4

コンブの保存技術や運搬手段がなかった時代、北の海で採れた海産物の中でも、最も貴重な食品として重宝されていたようです。しかし、コンブは乾燥されると長期保存ができるので、江戸時代になると近江商人が「北前船」と呼ばれる松前から大阪に至る航路を開発し、急速に江戸中でコンブが用いられるようになりました。

今でもこの航路のことを「コンブロード」という愛称で呼ばれており、北海道では最も重要な海産物となっております。日本では昔から、コンブを「広布(ヒロメ)」と呼び、長い姿が縁起の良さを想像させるとして、非情に縁起の良い食品として重宝され、武家社会では「勝って喜ぶ」に通じるものとして出陣式には必ずコンブが飾られたとか。

このように縁起のよいものとして扱われる習わしが民衆にも広がり、その名残が今でもお正月のお飾りや丈夫な子供が生まれるよう願って「子生婦」と呼ばれる結納の品にも用いられている。このようにして定着した「コンブロード」は、日本海側から太平洋側まで、ほぼ全域をカバーし、日本中に文明も一緒に運ぶという役割を果たしました。

2008年8月 9日

コンブのはなし?その5

日本のコンブのおもな産地は東北以北です。外海に面した比較的波の荒く、水深5?8m付近に生育するものが多いようです。生育水深は潮流の強さや水の透明度などによって異なり、津軽海峡では7?8m、所によっては20mもの深いところで採れます。年間の生産量は、約30,000トン前後といわれています。

コンブは、通常石数で数えられるため、1石150kgですから、20万石ということになる計算です。この内青森、岩手、宮城の東北3県の合計は1万石(1,500トン)です。つまり、総生産量の5%に過ぎないことになります。他の95%は殆ど北海道で生産されていることになりますから、北海道にとっては重要な特産品ということになります。

コンブの多くは多年性で、夏の終わり頃から秋の初めにかけて成長します。そして夏の終わりころから冬にかけて放出される遊走子が、やがてコンブの幼体となって、翌年の夏から秋にかけて成長します。これが水コンブといわれ、その芽付きの状態で次年度の作況の目安とされます。水コンブは夏から秋にかけて葉体の先端の古い部分が枯れますが、秋の終わりころには再び成長活動がさかんになり、古い1年目の葉体の下から新しい組織ができます。

2008年8月11日

生ニシンを使った「感謝丼」

仙台市中央卸売市場の中にある「市場のすしや」では、お客様の期待にこたえるため、高橋誠親方はすし一筋50年を歩んできました。毎日未明から市場で待ち構え、自ら食材を調達するのが日課で、その成果がこの店でしか味わえない「感謝丼」です。礼文島船舶産の生ニシンを厳選して使用しているというこだわり振りです。

このニシンは適度に脂が乗り、さっぱりとした上品な味わいですが、これに地元松島産の穴子煮やイクラ、甘エビ、自家製の玉子焼きなどが乗っています。すし飯の米は粘りとツヤを吟味するため、ひとめぼれ・ササニシキ・コシヒカリをブレンドしていますが、その調合割合は企業秘密とのことです。

このほかにも、「ウニ穴子丼」、「いわし丼」マグロの中おちやウニ、ホタテなどが盛り込まれた「スペシャル市場丼」など色々の絶品丼があり、各種のにぎりとあわせて極上の内容です。ニシンは1尾300g前後のサイズ、鮮度が大切なため当日に使い切るそうです。市場の評判を背負っている親方の職人気質が多くのフアンを惹きつけているようです。

2008年8月12日

加美町の素朴な味?その1

宮城県では、もち米の品種「もちむすめ」を送り出そうと努めている。特に宮崎地区は、単独農協としては全国でも有数のもち米産地です。この「もちむすめ」で作ったもち料理が食べられるのが、加美町の農家レストラン「もち茶屋」です。あんこもち、くるみもち、ずんだもちなど、ブランド米で作った料理は圧巻です。

同じ米でも古代米のごはんやイワナ、カジカの朴葉焼きなど、季節の旬を使った素朴な料理が味わえるのが、農家民宿「花袋・天王」です。野菜の収穫などの農家体験で汗を流した後、昼食がいただけるコースがセットになっていますが、10名様以上で予約が必要とのことです。何といっても地場産品がその場で味わえるのが嬉しいですね。

一方こちら、「やくらいガーデン」では、薬莱山麓の小野田地区のハーブガーデン内のレストランで、四季のハーブを使った料理が味わえます。スパゲッティやハーブティからは独特のハーブの香りが漂い心を癒してくれます。4月から11月までの期間限定ですが、薬莱山の勇姿を眺めながらいただくハーブ料理やティは最高ですよ。

2008年8月13日

加美町の素朴な味?その2

加美町では英国産のサホォークという種類の羊を飼育しています。県内一を誇る飼育数で、町内には羊肉の焼肉店もあります。やわらかくて、羊肉特有の臭みもなく特有の甘さがあり、町の特産品に育っています。「サフォークの里焼肉亭」は、肉はもちろんタレも美味しいと評判で、思わずご飯がすすむこと請け合いとか。

加美町といえば、アイガモ農法を取り入れていることでもよく知られています。しかも、この農法を取り入れている稲作農家が増えているそうです。このアイガモを使った特産品も登場し、農家レストランや民宿では、合鴨丼や合鴨鍋セットなどが人気で、産直店には宅配用の合鴨鍋セットもあります。

薬莱山や船形山から流れる清流で育ったイワナやカジカも名物の一つです。農家レストランや民宿では、自家製の味噌で味付けして朴葉で包み焼きし、食卓に出すところもあります。なにしろ、近くの鳴瀬川で採ったイワナやカジカを、そのまま素朴焼きにするわけですから、川遊びと魚取りと合わせて子供たちに人気なのは当然ですね。

2008年8月15日

三陸のウニづくしとホタテ料理

牡鹿半島周辺の海岸は岩場が多く、夏は地元でガゼと呼ばれるウニが旬をむかえます。ウニの炊き込みごはん、生ウニラーメン、生ウニ丼や三色丼など、新鮮なウニたっぷりの贅沢な料理が手ごろな値段で味わえます。特に、「生ウニ丼」は、ごはんの上にプリプリの生ウニがてんこ盛りで、ウニ好きの人にはたまりません。

また、本州では宮城、岩手、青森が代表的な産地となっているホタテもまた魅力的です。宮城県内では、雄勝地区の水揚げ量が一番多いということです。主な料理は、貝のまま丸ごと焼く「貝焼き」「刺身」「ホタテごはん」「ホタテ釜めし」などがよく知られていますが、癖がない食材であるため、炒め物やシーフードカレーなどでもいけます。

更に凝った料理がお好みの方は「ホタテのウニ焼き」というコラボレーションなどは如何でしょか。熱い湯で塩ゆでした、ほうれん草を水にさらし醤油で洗ったものを、桂むきしたホタテで巻きホイル焼きし、焼きあがったところでまわりに塩ウニ、卵黄、調味料などで味を整えたものを塗り、ウニがさっとこげる程度に焼いたものです。

2008年8月16日

ホヤづくしとホヤまんじゅう

女川町では天然ホヤの潜水漁も行われております。「地産地消」が叫ばれている今日ですが、ホヤはまさにそれが当てはまるものといえるでしょう。「海のパイナップル」と呼ばれるホヤを採れたてでいただけば、その理由を誰もが納得するでしょう。このホヤは夏が旬で、フアンにはたまらない季節のようです。

宮城県は全国トップの養殖地で、様々な工夫を凝らした料理が開発されています。珍しいところでは、石巻芽生会が発案した「ホヤまんじゅう」というのがあります。これは、ホヤとシイタケ、タケノコ、ネギなどを一緒に炒めた具を、ホヤを練りこんで作った皮で包んだものです。ホヤのほのかな甘みや香りが美味しさを引き立てます。

「ホヤづくし」は石巻市内の「とりぶん」、「ホヤまんじゅう」は同じく「大もり屋」で賞味することができますが、「ホヤまんじゅう」の方は、限定生産なので事前に確認してくださいとのことです。このほかにも、「ホヤの塩辛」などはとても人気があり、当店でも定番の商品としてお客様から親しまれております。

2008年8月18日

捕鯨のふるさとクジラ料理

調査捕鯨で獲れたクジラが割り当てられる鮎川地区では、夏にクジラの新鮮な生肉が味わえます。にぎりで食べるクジラは最高です。そしてクジラ料理といえば、クジラのづけ丼ですね。クジラの赤身を醤油づけしたものをご飯の上に乗せ、うずらの卵と薬味をかけて混ぜ合わせ、ユッケのようにして食べるのです。肉は柔らかく、臭みなど全くありません。

牡鹿半島では、クジラ料理を伝える会があり、会員は研究や伝承にも熱心に取り組んでいます。その中で、「トイ」と呼ばれるクジラの本皮部分を季節の野菜と煮込んでつくる「トイ汁」というものもあります。さっぱりして美味しいので、一度食べたら病みつきになる人も多いかもしれません。

昔はわが家でも、クジラのトイをジャガイモやワカメなどと一緒に煮込んだものが、時々食卓に並びました。また、何よりも懐かしいのは「クジラの大和煮」ではないでしょうか。食糧難の時代にはずいぶんクジラに助けられました。クジラを巡る議論が難しい局面にあることは承知しておりますが、日本古来の食文化にも大事にしたいものです。

2008年8月19日

海ぶどう丼

仙台市泉区にある「うみんちゅう花ばな」は、沖縄ブームになる前からウチナー(おきなわ)の料理が食べられる店として評判が高かった。殆どの食材を沖縄から直送していますが、特に珍しいものの筆頭は「海ぶどう丼」でしょう。海ぶどうとはグリーンキャビアとも呼ばれる亜熱帯の海藻です。おすしにしていただくとプチプチとして心地よい食感です。

海藻そのままの塩分が、すし飯とよくマッチして、青い海原が目の前に広がる感じがします。この組み合わせにウニを乗せると更に美味しいので色々試してみるのも面白いかもしれません。「海ぶどう丼」は、スープ付きで1260円ですが、季節によっては品切れになることもあるそうですから、事前に確認をしたほうがよいかもしれません。

また、「ラフティ角煮丼」は、島豚を泡盛と黒砂糖などで長時間煮あげて作りますが、こちらは温かいご飯に盛られてきます。更に、アメリカの文化と融合した「タコライス丼」も、親方手作りのタコミートが絶品です。夜はチャンプルーやジーマミー豆腐などの料理を肴に、泡盛グラスを傾けるのもいいですね。

2008年8月26日

一味違う揚げまんじゅう?つつみ揚

山形県との県境に近い作並温泉の名物として誕生したのが「つつみ揚」です。社長の小原安洋さんが脱サラを機に取り組んだのが、この揚げまんじゅう「つつみ揚」ですが、最初は皮が破けるなどして大奮闘した結果、店のオープンにようやく間に合ったというエピソードがある商品です。しかし、その甲斐あってちょっと違ったものに仕上がりました。

たっぷりの油で200℃、10分くらい揚げる。揚がり具合は色あいを見ながら判断するのだそうです。成型までは機械で行いますが、揚げるのは手作業で行っているのがコツで、さっくりとクッキーのような生地で、上品な甘さのあんにくるみの粒がアクセントに添えられています。口コミで評判が広まり、他の店からレシピを訪ねられることもあるそうです。

また、1本110円のだんごもまたいけますよ。注文を受けてからあんをたっぷり絡める。その方があんが水っぽくならず美味しくいただけるとのことです。だんごのあん作りはもっぱら社長の仕事で、「つつみ揚」を作るのは奥様とスタッフに任せているという。ここ「つつみ屋作並店」では、一日2400個?4000個の「つつみ揚」を作っています。

2008年8月27日

蔵王のブルーベリー

レストハウス「蔵王ブルーベリーファーム」は、東北有数のブルーベリー農場の中にあります。ここでは、ブルーベリーを使った色々なデザートやデニッシュ、ソフトクリーム、ブルベリージャムを使った軽食が楽しめます。使用しているジャムは全て自家製とのことですし、デニッシュやパンは毎朝レストハウスで焼いたものを提供しています。

主なメニューを紹介しますと、まず、「ブルーベリースムージー」ですが、フローズンブルーベリー、ヨーグルト、オレンジジュースなどをミックスしたもので、水を一切使わないので、とても濃厚なドリンクです。スムージーの上部にはブルーベリーとミントがのっています。時期により、ミントも自家栽培のものを使用しているという。

「ブルーベリーソフトクリーム」も暑いときには人気があります。ブルーベリーの果汁が入ったシャーベットタイプです。他にも、パイのようにさくさくに焼き上げた「ブルーベリーデニッシュ」や「ブルーベリーヨーグルト」、イタリアンチーズ風味のジェラートーとブルーベリーのソースを数段に重ねた「ブルーベリーサンデー」などがあります。

2008年8月29日

利府街道の名物屋台

利府町といえば、昔から町の産業を支えてきたのが「梨」です。この梨には赤梨と青梨がありますが、利府町で栽培されてきたのは赤梨が多く、そのなかでも利府梨といえば、「長十郎」と言われるくらいの代表品種です。水分が多く果肉は固めで甘いのが特徴であるため、長十郎ファンにはたまらないようです。

この利府梨が夏から秋にかけて、利府街道に並ぶ屋台で販売されます。農家が梨や野菜などの地場産品を並べて販売する風景は、利府町の風物詩として定着していますので、屋台めぐりをして楽しまれるお客様も多いようです。また、ゆでたてのとうもろこしもなかなかいけると評判です。是非立ち寄ってみてください。

また、この利府梨を利用して作った梨ワインやお菓子もあります。ワインは「りふの女(ひと)」、「りふの翁(おきな)」、の2種類で、お菓子は梨ゼリー「梨んぼう」、「なしサブレ」、「梨のかりんとう」などがそれですが、ちょっと物足りない方には、「利府浪漫」という星あかりで造った純米酒も用意されております。

2008年8月30日

地元にちなんだ名前をつけた菓子

姥杉、薬師太鼓、原人のさと、白鳥サブレーなど地元の名所にちなんだ名前をつけたお菓子がずらりと並んでいる。ここは栗原市築館薬師にある杉薬師まんじゅう「喜久乃屋」です。店に入ると、人気キャラクターをデザインした創作デコレーションケーキの写真が目に入りますが、まんじゅうや落雁などを作ってきた大正時代からの老舗なのです。

近年はケーキやプリンを牛皮でつつんだ「モチプリン」なども注目されているとのことですが、ご主人の鈴木政彦さんは3代目で、それぞれの代ごとに地元の名所にちなんだ名前のお菓子を作っています。杉薬師まんじゅうもその一つということですが、贈答品や土産には重宝されているようです。

その時代ごとに大きさや味を変えてきたそうですが、メインのまんじゅうは、生地はやや薄めでふんわりとしており、しょう油を加えてあるため茶色で、少ししょっぱめに仕上げてあり、あんの甘さと調和した絶妙な味です。この他には、くるみあん味のまんじゅう、酒まんじゅう、珍しいところでは、ドライいちごの入ったいちごまんじゅうなどもあります。

2008年9月 1日

松島湾のめぐみと地ビール

松島湾では昔からかご漁が行われています。なかでも新鮮なアナゴのとれるころには、地元の店にはアナゴ天丼や白焼き、さっと炙ったアナゴの一本にぎりなど、工夫を凝らした自慢の料理が並びますが、どの店でもどんぶりや器からはみ出すほどのボリュームですら、存分に旬の味覚を楽しむことができると評判です。

また、ハゼ釣りも秋を彩る松島湾の風物詩です。獲れたてのハゼを船頭さんがさばき、衣をつけて揚げる天ぷら、ハゼのみそ汁などを舟で直接調理し、新鮮なものを味わう贅沢は格別なものがあります。ハゼはこの他に正月の雑煮のダシとしても使われますが、最近は全般的に品薄だとのことで、紐でくくったハゼも最近見かけられなくなりました。

松島町のすぐ隣に位置する大郷町には、宮城県で最初に誕生した地ビールがあります。ドイツから直輸入した最高峰の設備とドイツ人のブルーマイスターの技術による本格派のビールで、種類も豊富でへレス、バイツェン、デュンケル、ボック、マカラサンチョの5種類が楽しめます。これらのビールは温泉もある「夢実の国」で提供されています。

2008年9月 2日

今年もきましたこの季節

今年もサンマ漁が解禁されました。燃料代の高騰に苦しむ漁師さんのご苦労を考えると、あまり手放しでは喜べないのですが、初物を手にするとやはり秋の味覚につい顔がほころびます。あの青白い魚体を見ると何時になく輝いているようにも見えます。女川港や石巻港がサンマの水揚げで賑わうこの季節、スーパーなどにも新鮮なサンマが並びます。

体長も例年よりやや大きめだということです。よく脂がのっているので、焼いてよし、刺身よし、寿司にしてよし、高級魚としてよく味わえば決して高くは感じられません。わたしたち地元のものは、休漁でサンマが上がらないことの方がよほど心配です。季節ごとに旬のものをいただく。秋が深まれば里のものも追いかけるように食卓に登ります。

今年はまた、ブランド品にもなっている「金華サバ」もよく食べましたし、同じく金華山沖で獲れ、石巻港などに水揚げされる「金華カツオ」のブランド名で有名な戻りカツオも楽しめそうな雰囲気です。日本の秋を彩るのは紅葉だけではありません。豊な自然の恵みに感謝しながら味わうサンマはまさに秋の象徴といえるでしょう。

2008年9月 3日

ギンザケ日本一の女川

女川町は全国有数のサンマ水揚げを誇る港町として有名ですね。ここの魚市場で毎年開催されるサンマ収穫祭では、サンマ汁や炭火焼の無料試食、サンマつかみ取りが行われます。サンマの格安販売は、引換券がなくなり次第終了とのことです。また、この女川町には、日本一の生産量を誇るギンザケ養殖があります。

このギンザケは味噌でホイル焼する「ちゃんちゃん焼き」などが人気ですが、天日干して干物をつくっている加工工場もあります。もちろん、サンマやギンザケのほかにも、たくさんの魚が水揚げされるため、新鮮な魚介類を生で味わうだけでなく、干物や佃煮にする工夫もさかんに行われています。サンマ、小女子、じゃこ、アジ、イワシなどがそれです。

伝統的な技法に加え、新しい手法も研究されていますが、その土地ならではの手間と工夫により造りだされた製品は、それなりの重みがあり市場でも人気があります。サンマのつかみ取り、ギンザケのつかみ取り、ホタテ養殖場での水揚げ体験、定置網おこし体験など、楽しいイベントを楽しみながら、海の幸を味わうというのも豪華ですね。

2008年9月 5日

石巻地方の多彩な食材と料理

石巻地方の海の幸と山の幸をたっぷり使った弁当があります。その名も「海鮮常長弁当」と名づけられた駅弁で、いしのまき旬鮮市場と柏養軒が協力して開発した海鮮弁当です。その中身はというと、金華サバ棒ずし、カレイのえんがわなど5種類となっており、JR仙台駅駅弁売店に並んでいます。もちろん名前の由来は支倉常長によるものです。

一方、北上川の河口付近で獲れるベッコウシジミは、北上・河北地区内の食堂やホテルなどで賞味することができます。なかでも、シジミチャーハンやシジミごはんは人気が高いようです。また、追波湾に面した長面地区では、冬になるとハゼの焼干しが行われます。長面浦では獲れたハゼを囲炉裏の炭火で焼いて煙で燻すのです。

石巻地方では、これを正月の雑煮の出汁に使うという伝統があります。また、ちょっと変わったところでは、桃生地区の「海ぶた丼」があります。これはこの地区特産の極上豚肉「桃生ポーク」と石巻特産の「カキ」が合体して誕生した創作メニューだということですが、以前にも紹介した桃生ポークは健康志向の飼料で育てたものだけに注目を集めています。

2008年9月 9日

これぞ日本の食堂

石巻市魚町の一角に、今話題の「丸魚食堂」があります。企業の社員食堂を引き継いで独立したとのことで、店内はシンプルそのものですが、メニューの豊富さと生きのいい料理、パワーフルな雰囲気に圧倒されます。特に代表の亀山寿子さんは、往年の京塚昌子を彷彿とさせる“肝っ玉母さん”これぞ日本のお母さんという感じです。

もちろん、スタイルは京塚さんよりこちらの方が数段上ですが、料理の腕やお客さんをもてなす心意気はドラマ顔負けです。さて、肝心の料理ですが、どれも味、ボリュームともに万点の逸品揃いです。煮魚定食、刺身定食はもちろん、石巻港に一番に近いという利点をいかした、産地ならではの特別メニューが踊っています。

JRのトランヴェールにも取り上げられているこの店は、噂にたがわぬ名食堂で、昼時ともなれば周辺の事業所から大勢の人が押し寄せます。また、観光客からの評判も高く、かなり遠くからのリピーターも多いということですが、人気の秘密は料理の新鮮さや味、価格の安さだけではなく、代表始めスタッフの取り組み姿勢にあるのかもしれません。

2008年9月10日

気仙沼の新メニューと伝統の味?その1

日本有数のサンマの水揚港として知られる気仙沼は、サンマを使った新しいお土産づくりに取り組んでいます。その成果の一つがサンマの押し寿司「雪つつみのサンマ寿司」です。「みやぎものづくり大賞」のグランプリに輝いた逸品でもあり、新しい名物として定着しつつあるこの商品を是非味わってみてください。

新しい味への挑戦は、ラーメンの開発にも見られます。「気仙沼らぁめん団」が新たに開発したのがサンマの香油を使った「しょう油ラーメン」と「塩ラーメン」です。サンマの香りと味が抜群だと評判です。気仙沼らぁめん団というのも面白い発想ですが、ちなみに、団長は壱番館とのことですが、どんな人なのでしょうね。

気仙沼市、南三陸町、本吉町などの南三陸を代表するものといえば、夏のウニでしょうね。この地方各地の民宿、お寿司屋さん、食堂では、ウニたっぷりのウニ丼や寿司が味わえます。また、この南三陸地方では、夏の岩ガキが食べられるところとしても知られています。全ての料理を丸ごと味わいたいというグルメな方、今ならまだ間に合います。

2008年9月12日

気仙沼の新メニューと伝統の味?その2

気仙沼では「気仙沼スローフード」都市宣言が行われ、地場の食材を使った新メニュー料理開発に取り組んでいます。その一つが、秋に水揚げされる脂の乗った戻りガツオ料理というわけですが、収穫を終えたばかりの新米ワラで燻したカツオのたたきはとろけるようです。トロガツオと呼ばれる由縁はこのへんにあるのでしょうね。

多様な顔をもつ気仙沼港は、日本一の遠洋・近海マグロ延縄漁船船籍港でもありますので、年間を通してマグロが水揚げされます。高級魚として定着しているマグロは、市内の寿司店ではもちろん、海鮮市場などでも食べられます。マグロたっぷりのマグロ丼は、今や気仙沼といえばマグロといわれるくらい全国区の商品になっています。

また、ユニークなメニューとしては、「ふかふかマグマグステーキ」があります。この料理は、地域の子供たちが食への関心を強めるようにという願いを込めて、開催したプチシェフコンテストの際に生まれた料理です。サンマ、カツオ、マグロ、どれをとっても日本の食文化を彩る大事な食材ですが、気仙沼はその一大供給基地といえるでしょう。

2008年9月13日

気仙沼の新メニューと伝統の味?その3

日本一といえば、忘れてはならないものはフカヒレでしょうね。サメの水揚げ日本一の気仙沼は、フカヒレ生産日本一の町でもあります。市内の食事処ではフカヒレ寿司、茶わん蒸しなど、フカヒレを贅沢に使ったオリジナル料理が味わえます。「気仙沼らぁめん団」が開発した「フカヒレラーメン」も研究成果が実ったものなのでしょう。

フカヒレは加工品としても色々のラインが揃っています。例えば、フカヒレスープの缶詰やフカヒレ酒、フカヒレ肉まん、焼売、餃子などがそれです。噛みしめた時のフカヒレの歯ごたえがなんとも言えない絶妙な味です。なお、フカヒレ肉まんなどはテイクアウトもできるということなので是非試してみてください。

更に変わったところでは、若手飲食店が工夫して開発したアオザメ(カツザメ)料理があります。この料理は、気仙沼特産のアオザメを活用してイタリアンや丼などに利用し、安くて美味しいものに仕上げたものです。もっと珍しいのがモウカザメの心臓でしょう。水揚げがあれば海鮮市場の海の市で買い求めることができます。

2008年9月19日

南三陸町のお奨め料理

西の明石、東の志津川といわれるぐらい、南三陸町の志津川はタコの名産地として知られています。冬に水揚げされるマダコは「志津川ダコ」のブランドで名が通っていますが、民宿などではタコめし、タコ刺し、タコ酢などが、その日の朝にとれたものが朝食に並ぶので、これを楽しみに訪れる観光客も多いということです。

また、11月から2月ころにかけて、民宿で人気が高いのはドンコ汁です。ドンコ(エゾアイナメ)を野菜と一緒に醤油仕立てで煮込んだもので、肝はふわふわしていますが、身はあっさりとしていてちょっとタラに似た感じですので、濃厚な肝とあっさりした身が調和しているところが人気の秘密なのかもしれませんね。

一方、夏の本吉地方では、珍しいマンボウ料理が楽しめます。少々グロテスク気味な風体をよそに、さっぱりした食感で、サラダ、酢味噌あえ、寿司などにしていただくことができます。値段も手ごろなので町内の寿司店や民宿などで気軽に味わえます。どれも地元の食材を活かした自慢の料理ですので、十分ご堪能いただけるものと思います。

2008年9月30日

お蔭様で大好評?昆布の田舎煮

この春に店頭販売を開始した「昆布の田舎煮」がお蔭様で大好評です。およそ3年かがりで開発したこの製品には小さなドラマがたくさん詰まっています。まず始めに目指したのは懐かしい田舎の味ですが、トライしてみるとこれが結構難しく、味を重視すると素朴さが失われてしまい、万人向けではあっても個性が損なわれてしまいました。

次にこだわったのは歯ざわりでした。硬からず、柔らか過ぎず、噛み心地がよいことと欲張りました。こちらの方は調味料の混合割合と煮るときの火加減で何とかクリヤーできましたが、素材の状態も計算に入れなければならないので、結局は調理方法をマニュアル化するのが困難であるという結論に達した次第です。

こうして3年越しの取り組みのすえ、たどり着いたのが現在の「昆布の田舎煮」です。この製品の目指しているところは、文字通り素朴な田舎の味ですが、それに加え、安全で安心、それに食べきりサイズということでした。お蔭様で高齢者の方からはもちろん、若い方からもリピートが多く、隠れたヒット商品になっております。どうぞお試しを!

2008年10月 3日

寿司を「塩」で味わう

大正10年創業の老舗であるここ与五郎寿司本店では、寿司を「塩」で味わう新しい食べ方が楽しめます。使用する塩は新潟県山北町産で、少量しか取れないきめ細かいものです。トロ、ウニ、アナゴ、エビなど自然な甘さがほどよく調和し、寿司の美味しさがより引き立つのが感じられます。半信半疑で食べたお客様もくせになりそうだと言います。

もちろん、伝統的な醤油で食べる寿司も折り紙つきです。店は小じんまりとしていてとても落ち着いた雰囲気があります。それに大理石のカウンターはどっしりとしたつくりで、通常より少し低いように感じられますが、その分職人の技がじっくりと鑑賞できる楽しみもあります。これも老舗のこだわりということなのでしょうね。

寿司は今でも高級品には違いありませんが、戦災から復興した仙台の街で寿司を食べるのは夢のまた夢であった時代から「与五郎寿司」の名は知られていました。その伝統の重みと格式の高さは今も厳然と生きているが嬉しいですね。寿司を塩で味わうという新しい食べ方も、そうした伝統のなかから生まれた知恵なのでしょう。

2008年10月 4日

おでん 三吉

おでんはもちろん、「宮城県産・もち豚おでんだししゃぶしゃぶ」や「秋田名物・きりたんぽ鍋」、刺身、・焼魚、天ぷら、酢の物・サラダなど多彩なメニューを取り揃えています。味を重視しているおでんは、青森県の陸奥湾でとれるイワシの焼き下しと昆布だけのだしでさっぱりした味わいです。その他にも季節に応じた旬の一品も魅力です。

奨めはサンマのすりみやにら玉、かんぴょうのはち巻きをしたタコ、その他25種類ほどですが、いずれもお値打ちの逸品です。家族連れ、仕事帰りの仲間、女性同士はもちろん、一人でも気軽に入れる家庭的な雰囲気が自慢の店です。創業60年というこの店は、1階カウンター16席、テーブル20席、2階70席、3階4?20名の各部屋があります。

つい最近まで暑いと思っていたら、このところめっきり寒くなり少しぐらい厚着しただけでは追いつかないような気温ですが、こうなると欲しくなるのが「おでん」ですよね。最も近頃おでんは冬だけの食べ物ではなくなってきているようですが、木枯らしが吹きはじめたり、雪がちらつくとやっぱりおでんという方も多いのではないでしょうか。

2008年10月 6日

東天紅仙台SS30店

伝統の技と斬新な感性が調和した本格的な中華料理レストラン。特別な日にゆったりとして豪華な気分を味わうには最高のシチュエーションです。テーブルごとの間隔が広く落ち着いた店内に加え、SS30の29階から眺める仙台の夜景は素晴らしい。1人でも楽しめるコース料理は内容を選ぶことができるので女性にも大人気です。

コース以外にもアラカルト料理が用意されており、安心して利用できるのが嬉しいですね。日本人好みの広東・福建料理をベースに、独自のアレンジを加えてつくり上げたという東天紅自慢の料理が仙台でも味わえます。その深い味わいは、妥協を許さない素材選びと創業以来の伝統を受け継いだこだわりの製法にあるとのこと。

東天紅でしか味わうことのできないオリジナリティあふれる料理として、常に新たな味を追求し提供しています。創業以来40年たった今でも、「すべてのお客様に最高のおもてなしを」という思いを貫き通しています。時代とともに変化するお客様のニーズに応え、食へのこだわりにチャレンジし続ける。これが東天紅の魅力でしょうか。

2008年10月 7日

餃子の元祖八仙

仙台の餃子といったら仙台市青葉区一番(町(文化横丁)にあるこの店です。開店と同時に会社帰りのサラリーマンやOLで満席になってしまう。一口ほおばると、ぎゅっと詰まった旨みが口の中に広がる美味しさです。創業以来50年以上うけつがれている餃子(560円)は、焼・水・蒸の3種類ですが、一度食べたら癖になる美味しさです。

食べやすい小ぶりなサイズで、どんどんいけちゃう感じです。丁寧に手作りされた秘伝の味にはフアンも多いということですが、この他にも、旬の素材を使った家庭的な中華料理が気軽に楽しめます。その他にも、にらモツ、青菜炒め、カニ肉入り春巻き、焼ビーフンなどがあり、どれをとってもおすすめの逸品ばかりで、さすが元祖と納得できます。

ただ、開店時間が17:00?22:30までなので、お昼にちょっとという人には少し待ちどうしいかもしれませんね。それでも、一度食べた人は開店時間まで待つのも厭わないのではないでしょうか。本物の餃子が手軽な値段で食べられる。食の安全が脅かされている昨今、庶民の見方が健在なことは価値あることではないでしょうか。

2008年10月10日

進化する「お取り寄せ」のかたち

平成20年10月4日「日経PLUS1」世相見聞欄に{「お取り寄せ」に新潮流}という記事を見つけました。ケーキや季節の食べ物などの「お取り寄せ」をソファでくつろぎながら食べるカフェレストランが人気だという内容でした。その秘密は、仲間同士が集団で取り寄せることで、手軽に少量を味わうことができることにあるとのことです。

そういわれてみれば、当店の「昆布の田舎煮」、「南蛮みそ」、「しそ味噌」「ゆず味噌」、「青南蛮のみそまみれ」などもそうしたブームに乗りつつあるのでしょうか。最初は単身世帯の食べきりサイズというコンセプトで開発したものなのですが、お取り寄せするお客様は、ある程度まとまった数量でご注文いただいております。

お客様の声を伺ってみますと、やはり数人で量をまとめて注文しているとのことでした。お客様によっては、食べきりサイズのパッケージを更に小分けして楽しんでいるということです。オマケに当店の「笹かまぼこ」との相性を教えてくださるお客様もいらっしゃいます。こうしたお客様参加型の店づくりを今後も目指しますのでよろしくお願いします。

2008年10月13日

多彩な石巻の寿司?その1

金華山沖の多彩な旬ネタを「獲れたらすぐ食べる」ことをモットーにしている創業70年以上という老舗「寶来寿司」は、石巻港に水揚げされた四季折々の旬ネタが揃っています。中には珍しいものもあるので、「おまかせ」で味あうというフアンも多いとか。金華山沖の穴子を素材にした押し寿司や白焼きもいけます。

寿司職人暦40年以上という親方の技が冴える「やっこ寿司」。素材の旨さを最大限に引き出す熟練の技は定評があり、珍しいネタも織りまぜた握りは、その日一番の味がおすすめだとのこと。また、ふっくらと焼き上げた穴子焼は旨みが凝縮されており人気があります。手ごろな値段と居心地のよさが抜群のこじんまりとしたお店です。

一方、落ち着いた雰囲気のある店でゆったりと石巻の寿司を味わいたいとい方にお奨めなのが、「鮨芳」です。石巻の新鮮なネタをふわりと握った寿司は、ほろりととろける感触がたまりません。「小粋な一品料理」と題して月変りで登場する小料理や丼ものも、それに季節の美味しいネタが味わえる、「おまかせにぎり」も人気だそうです。

2008年10月14日

多彩な石巻の寿司?その2

「寿司割烹竹の浦」は金華山沖の新鮮なネタが味わえます。手の込んだ料理を得意とする寿司割烹でありながら、リーズナブルな価格で提供しているところがフアンにはたまらないようです。人気の「海鮮丼」はカニ、ウニ、イクラなどの海の幸が贅沢に載せられたボリューム満点の丼です。もちろん、他にも近海の魚介類が勢揃いしています。

「助六鮨」もリーズナブルな価格では定評があります。寿司屋がひしめく石巻でも特に人気のあるのがこの店。素材を生かした寿司の味には常連客も多いとのこと。明るい店内ははじめて訪れた人にも親しみを感じさせる雰囲気があり、気軽にカウンターに掛けられほどで、親方との会話を楽しみながら旬の味を楽しむことができます。

「蛇の目寿司」もその日に揚がった石巻のネタにこだわった寿司店です。一品料理も豊富でアワビなどの貝の浜焼き、特大キンキなど焼魚が食べられるのも魅力です。ただ、おすすめは地元のネタを使った特上寿司でしょう。伯楽屋や日高見などの地酒と一緒に楽しむのがお奨めとのことです。こちらの特上寿司もやっぱりリーズナブルです。

2008年10月18日

島料理 友福丸

金華山沖で獲れた魚介類を一ひねりした料理で評判の店があります。「元祖うにごはん」が有名です。他にもイワシ、吉次(きんき)、あわび、カキ、ホタテ、カジキマグロ、タラバガニなどの素材を使った「スペイン焼」、「生うにぶっかけめし」「大海老天丼三本付け」「穴子天丼一本付け」「あわびステーキ丼」「日仏生牡蠣合戦」「親子めし」などがあります。

店内には網地島、田代島などから直接運ばれた活魚類、うに、あわび、牡蠣、その他の魚介類が、木造船の活魚水槽「友福丸」の中で出番を待っています。壁には、大正、昭和初期の海軍の海図が壁紙替わりに貼られており、漁師の網元のイメージが漂っています。店内一階には、炭火焼カウンターを中心に、小上がり席が40席あります。

二階三階には個室が5つあり、そのうちの一つは、大正ロマンの香りがする椅子席で16名までの会議にも利用できるほか、北上川を見渡せる50名収容の宴会場もあります。居酒屋風でもあり、郷土料理の店でもある「島料理 友福丸」は、初代が「友福廻漕店」、二代目は「友福旅館」であった名残を今に感じさせる古くて新しい店です。

2008年10月20日

スリランカセンターのカレー

名取市南部の田園地帯に「スリランカセンター」というカレー専門の店があります。食事のメニューはもちろん「スリランカカリー」のみですが、仙台ばかりではなく、関東や関西からも訪れるフアンも多いという。ルーは、スリランカから直輸入の約30種類のスパイスと牛乳、酢などでじっくり煮込んだもので水は一切使わないとか。

スリランカではカリーの具は、豚肉一種類が一般的だそうで、ターメリックライスにたっぷりかけて頂きます。食べ始めると舌の感覚が麻痺してくるような刺激的からさですが、それがまたたまらない魅力なのです。スパイスは血行を促すほか消化を助けたりするため、体調を整える効果があるといことですので一度試してみてください。

この店がユニークなのは看板にも現れています。「カリー」「紅茶」「テニス」と書かれた看板は、少し唐突で理解しがたいのですが、代表の高橋玲子さんの説明によると、スリランカでは、プールやテニスコートが付いているホテルが多いということで、その雰囲気を店づくりに取り入れたということです。食後のバニラアイスがまたいい。

2008年10月21日

油麩の不思議な感触

登米市にあるみやぎの明治村では、150年の歴史を持つ「元祖・熊本油麩」を使った「とよま丼」が人気です。明治村観光のついでに是非お越しくださいという女将の海老名さんは、80年以上も続く旅館の三代目。家族ぐるみで「味処もん」を支えています。30年ぐらい前、親子丼の鶏肉が食べられないというお客様のために作ったのがきっかけだそうです。

卵の黄み、長葱の緑、紅しょうがと彩りも鮮やかな「とよま丼」は、卵の乗った油麩の部分とご飯を一緒に口に入れると、油麩が溶けていく不思議な感触があり、その後に油麩独特のコクと旨みが口の中に広がります。卵のまろやかさと具やご飯が見事に調和した、なかなかの趣がある丼に、鶏肉ベースのはっと汁もよく合います。

また、登米といえばもう一つ、とよまポークの豚角煮丼も見逃せない一品です。柔らかく煮込んだ大きな切り身は、トロリととろける感じでご飯や野菜とよく合います。とよまポークの豚角煮丼の方は味噌汁、小鉢、漬物がセットですが、とよま丼はこの他にはっと汁セットもありますので、お好みでオプションが楽しめます。

2008年10月25日

野菜に埋もれたタンメン?その1

石巻市のほぼ中央に昔ながらの中華料理店「大王」があります。わたしの好みで言わせてもらえば、味は75点、ボリュームは120点、値段は105点、平均点で言うと100点というところでしょうか。タンメンを注文してみたところ、具の野菜があまりにも多くて食べても食べても麺にたどり着けないほどの超大盛りです。

ところでこのお店のユニークなところは、大盛りの丼に限ったことではないのです。というのは店に入った時から、数人の店員さんがお互いにブツブツと文句を言い合っているようなのです。それがなんと、注文した大盛りのタンメン(大盛りを頼んだわけではありません)と格闘してようやく食べ終わった頃も一向に収まる気配ありません。

変わったお店だなと思い、好奇心にも誘われてもう一度入ってみることにしました。すると今日も同じ光景が目に入ってきました。それでも、お客様が入ると、途端ににこやかになり愛想よく、いらっしゃいませと挨拶します。そしてまた呪文のような口げんかが延々と続けられるのです。もしかすると、これが商売繁盛の秘訣なのかもしれませんね。

2008年10月27日

野菜に埋もれたタンメン?その2

中華料理店「大王」は、立地条件に恵まれているとはいえ、店構えは至ってシンプルで、道路からカウンター内で調理している様子が見えるくらい開放的です。最も、締め切ったままでは例のブツブツは少し重く感じるかもしれませんが、昼時ともなると三々五々お客様が集まり、あっという間に満席になってしまいます。

調理場のメンバーや出前係りも高齢者でしかも殆どが女性です。確かに昔は若かったのだろうと思わせる素振りもないわけではありません。例えば、鉢巻ともバンダナともつかない布切れが妙にチャーミングだったりするからです。それはともかく何しろ豪快で男らしいいでたちで重いフライパンを操っている姿は頼もしい限りです。

ごたぶんに漏れず商店街が地盤沈下しているなか、ここだけは街中の顧客を独り占めにしているように賑わっているのがうらやましい。たぶん今日もあのブツブツを子守唄かBGMのように聞きながら、麺をすすっているお客様で満員になっていることでしょう。わたしも、もう一度彼女たちの特殊な会話を聞くため、タンメンを注文したくなりました。

2008年10月31日

直径3.5cmの重縁まんじゅう

明治時代から続く若柳の菓子店では、直径3.5cmの小粒のまんじゅうを製造しています。名づけて「重縁まんじゅう」という一口まんじゅうは、「御菓子之辻山」5代目辻山英則さんが3?4年前に東京で見かけたのをきっかけに作り出したものだということです。成型機械の導入になど準備にかなりの時間を要しましたが、やっと販売までに漕ぎ着けた。

生地とあんの味、食感などにこだわり、長年のノウハウを生かし辿り着いたもので、ふわふわもちもちした食感のまんじゅうに仕上がっています。生地は黒糖入りで甘さを抑え、その分あんの方をやや甘めにしたのだそうです。十円を重縁と書くのは、人とのご縁を大切にしたいという願いが込められています。

本店で朝作られたまんじゅうは、仙台市の泉店に届けられる。二度蒸製法でほかほかの蒸したてを求めることができます。アンテナショップである泉店には、いずれ本店のカスタードケーキなどの商品も広めて生きたいと辻山さんは意気込んでいます。値段はその名の通り10個入り120円?50個入り550円と大変お値打ちになっています。

2008年11月 1日

石巻グランドホテル 石亭

石巻グランドホテル内レストラン街の一角に「和食 石亭」があります。ここでは彩り鮮やかなランチメニュー「四季の彩り定食」が登場し、季節の色・味・香りを楽しむことができます。今は秋を楽しむはらこ飯をメインに、海鮮香味野菜、鮮魚のつみれ揚げ、生野菜、きのこ汁などがセットになった彩り豊な定食が、スタッフ一押しだそうです。

また、女性の方々におすすめ御膳「レディース会席」は、旬の前菜、お刺身、煮物など季節を採り入れた数々の料理と器で彩られています。ランチやディナーに利用している女性も多いようです。「和食 石亭」では、このほかにも南三陸の新鮮な海の幸を一品料理から楽しめますし、石巻の地酒「墨廼江」など各種取り揃えてあります。

バイキングスタイルをお好み方は、レストランロレットがお奨めする「ランチバイキング」は如何でしょう。料理長自慢のオードブルから、生産者の顔が見える安全な無農薬野菜を使用したサラダバー、シェフのオリジナルデザート、リラクゼーション効果のあるハーブティ、そして当日にしか分からないサプライズ料理などです。

2008年11月 4日

カキ料理専門店の「かき徳」

創業80年という歴史を持つカキ料理専門店が仙台あります。その名も「かき徳」というカキ販売・料理専門店に相応しい店です。1階は販売から地方発送まで行っており、2階の料理店は多彩な和洋アレンジ料理を提供しています。この季節になると恋しくなるのがやはり、熱々の「かきの土手鍋」ですね。これがメイン料理です。

海のミルクといわれるくらい栄養価の高いカキは、野菜との相性が抜群でヘルシーな料理として家庭でも親しまれていますね。また、素朴な殻付き酒蒸し」やバター醤油で風味を味わう鉄板焼風の「グルメ焼」もお勧めとか。殻付きかきにはエスカペーシュ(マリネ)やブルゴーニュ風など、おしゃれな一品もあります。

このお店では殻付き生カキを志津川湾で養殖したものを使用しているということです。生の提供は安全のため10?11月の2ヶ月間に限っているといことです。そのほかにも箸でほぐれるほど柔らかい「和牛のほほ肉柔らか煮」や「牛タンのポアレ」なども味わえます。今晩あたりお宅でも如何ですか。わが家では昨日から自宅レストランに予約しています。

2008年11月 5日

活魚料理の「寿し居酒屋 友亀」

仙台市の副都心の一つである泉中央にある「寿し居酒屋 友亀」は、市内中心部の稲荷小路にあった活魚料理の老舗です。一昨年にこの地区に移転してオープンしました。お奨めはもちろん活魚コースで、いけすからすくってその場で料理し提供するというのが友亀流のようです。もちろんネタは新鮮そのもので多少値が張るも頷けます。

料理は新鮮なネタにこだわった寿司が中心ですが、コースで出される韓国風アラ汁は友亀ならではのもので、一度味わったらやみつきになることうけあいです。実はこの店、おかみさん得意の本場韓国料理が楽しめる寿し居酒屋として有名なのです。お酒の種類もたくさん揃っており、気さくな親方との会話も実に楽しい。

また、この度店を大幅にリニューアルして大小個室を充実させ、人数やシーズンに応じて対応できるように工夫しました。特に個室は全て掘りこたつ方式にしましたので、長時間の会合などでもゆったりとくつろげる空間になっています。居心地のよい広々とした空間と雰囲気で海の幸を存分に堪能する贅沢。たまにはいいですね。

2008年11月 7日

かまめしと陶板焼きハンバーグの店「まきいし」

石巻市は旧北上川の河口に開けた町です。石巻という地名は、北上川に突き出た巨岩の周りに渦巻きができることから、その石がまきいしと呼ばれていることに由良するという。「まきいし」という店の名前は北上川のこの石の名前そのものなのです。メインの料理は「かまめし」と「陶板焼きハンバーグ」それに「ふのり汁」といったところでしょうか。

「かまめし」は五目、エビ、カニ、クリなどがありますが、どれもさっぱりした味で人気がありますが、「陶板焼きハンバーグ」を目当てに来店されるお客も多いようです。このハンバーグ、ひき肉やたまねぎなどの具は、それほど変わったところはないようなのですが、その上にとろとろでたっぷりのガーリックバターが載っているところがユニークです。

それに、付け合せの野菜炒めも、もやしやキャベツにとろみがつけてあり、これをハンバーグと一緒にタレをつけて食べる。このコンビネーションが何とも絶妙です。ヒット商品よりロングラン商品を目指した店主のこだわりが感じられる逸品です。ほかにも、アサリの酒蒸しやうなぎ、豚肉の生姜焼きなどもあり、昼食・夕食どちらでもいけます。

2008年11月 8日

和菓子の円菓(まどか)

仙台市泉区寺岡にある和菓子の円菓(まどか)は、純和風の和菓子屋さんでありながら、中の雰囲気はケーキ屋さんのようでとてもユニークです。「頂き物でしか食べる機会のなかった人に、自分のための和菓子を探してもらうお店」がコンセプトというこだわりが、見事に表現されているとてもお洒落で現代感覚にあふれているお店です。

抹茶やコーヒー、紅茶に合うものまで現代のライフスタイルにマッチした和菓子を提供しています。「うぐいす餅」「道明寺」といった伝統ある和菓子にまじって、新発売という「わらびもち」「わたぼうし」「おこた」などが目を引きます。特に「おはじき」は和三盆糖を使っているということですが、リボンには本物の可愛いおはじきが付いています。

店内の長いカウンターには、芸術性あふれる上生菓子がずらりとディスプレーされ、目で楽しみながら選べるのがとても魅力です。「黒糖のブラマンジェ」や豆乳入りどら焼「こばら」、卵と白あんを使った洋風和菓子「わたぼうし」新製品でありながら人気が定着しつつあるようです。「初音「「桜」「初霜」なども季節限定ですが見事なものです。

2008年11月12日

野菜たっぷりのお好み焼き

子供からお年寄りまで幅広く支持され続け、創業20年を迎えた広島風お好み焼き「ねぎぼーず」では、季節ごとに異なる野菜の水分量を調節して甘みを引き出しながら焼いているそうです。定番の「肉そば玉」やオリジナルの「ハンバーグ焼」などメニューも豊富で、ソース・辛ソース・しょうゆ・キムチの4種類から選べるので楽しい。

そばやうどんも腰のある歯ごたえを出すため、厨房で茹で上げ冷蔵庫で寝かせる。ランチタイムにはセットメニューとしてプラス100円で焼きおにぎり、サラダ、ドリンクの3種類の中から1セット選んで追加することができます。家庭的な雰囲気が受けているようで、本場の味を満喫するため土・日などは家族連れで賑わいます。

仙台市太白区茂庭にあるこの「ねぎぼーず」では、食べきれないときはパック代10円で持ち帰り用に包んでもらえます。たっぷり野菜と茹で上げ麺、味にこだわったプロの技が冴えわたります。おすすめのメニューは、「肉そば玉(うどん)」、「ハンバーグ焼」、「ミックスそば(うどん)」、「もちチーズそば(うどん)」、「特製ねぎぼーず焼」などです。

2008年11月14日

カキと笹かまのコラボレーション

カキの美味しい季節、皆様のお宅ではどのような食べ方をしていますか?定番のメニューは「酢カキ」「カキ鍋」「カキフライ」といったところでしょう。わが家の食卓にもそうした料理がよく並びますが、今日は一味違った食べ方を紹介したいと思います。それは、当店自慢の笹かまぼことカキのコラボレーションをベースにした茶碗蒸です。

作り方は至って簡単です。基本は茶碗蒸しを普通につくるだけなのですが、カキの使い方にちょっとした工夫があります。まずカキを醤油で甘辛く煮込んでおいたものを笹かまぼことその他の具を合わせて茶碗蒸しにします。わが家では蒸しあがる少し前にセリをたっぷり載せてやります。もちろん生のカキそのままでも美味しいとは思います。

濃厚なカキの味とさっぱりした笹かまぼこが絶妙なコンビネーションで、これがまた、卵のまろやかさとよく合います。それぞれ、ご家庭の味というものがあると思いますが、へルーでくせのないあったか料理なので、これからの寒い季節にピッタリと思い紹介させていただきました。お子様からもきっと好評だと思いますので是非お試しください。

2008年11月15日

松島の三ツ星冬ランチ

今年も「四季彩食松島推進協議会」主催の料理コンテストが10月に行われ、「松島三ツ星冬ランチ」が決まり11月から登場することになりました。松島産のカキ、アナゴ、ハゼ、アカモクをはじめとした宮城県産の海の幸や地元の野菜を使った創作料理です。最優秀賞に輝いたのは、松島物語「松島ぶらり一人旅」と題した「松島一の坊」の作品です。

創作者の松下亘さんによれば、地元の野菜で奥松島の朝日を表現し、磯崎、瑞巌寺、観瀾亭で月夜を楽しむ一人旅のイメージで作ったとか。優秀賞は、ホテル松島大観荘の千葉祥三さんの「松島“冬の幸”そして出会い」。オードブル、スープ、魚料理に松島の食材をバランスよく取り入れたもので、こだわりのソースと盛り付けに特徴があります。

もう一つの優秀賞は、「海 大地の香り 冬の松島」というタイトルで、ホテル海風土の本間武さん作によるものです。松島の海、大地の恵みをイメージしたもので、松島、宮城の魚、野菜を主役に、健康と美容、美味しさにこだわった和食に仕上げたという。この他にも9種類あり3種類を食べると抽選で松島のホテル宿泊券などが当たるチャンスもあります。

2008年11月17日

インド料理サニア

インド人シェフが腕を振るう「インド料理サニア」は名取市本郷に有ります。夜だけの限定メニューというAセットは、豆腐入りの「ダル」、ひき肉入りの「キーマ」、「キチン」のカレー3種類と、サフランライスとナン、他にシークカバブス(スパイスの効いた肉のミンチ)、タンドリーチキン(タンドールとは土窯のこと)、それにサラダがつきます。

ここはナンの種類も多く、セットにつく「プレーン」、「バター」、「ガーリック」、「キーマ」、「チーズ」、「マサラクルチャ」、「カブリ」など豊富です。マサラクルチャとはジャガイモ入り、カブリはナッツとココナッツ入りの甘いナン。タンドールで焼いたナンは薄いが噛み心地がよく、噛みしめると甘みが増してきます。

サニアではインドのスイーツ「ラスグラ」という牛乳と小麦粉で作ったミルクボールがあります。このラスグラは口に入れるとジュワッとシロップがしみでる、スポンジのような食感です。人気のランチバイキングは子供料金も設定されているので、とても手軽に足を運ぶことができます。なにしろ、ナンが大好きな人にはたまらない店です。

2008年11月18日

珍しいふかひれ天丼

ふかひれといえば気仙沼といわれるぐらい有名ですが、その気仙沼市にある「ふかひれ・や」では、コラーゲンたっぷりのふかひれを天丼で提供しています。丼には、姿のままのふかひれ天ぷらが2枚入っています。からりと揚がった天ぷらは、甘辛いタレと相性がよく、絶妙に調和した感触が口の中で広がる感じです。

ふかひれは珍味として人気が高い食べ物ですが、もともと味はありません。独特の食感や珍しさが売り物だそうですが、さくさくとした食感は確かに珍しい。ふかひれの加工は大変な手間がかかるそうですが、さすがふかひれ水揚げ日本一を誇る気仙沼ならではの贅沢がここにあります。カニがたっぷり入ったふかひれ丼もまたいい。

ふかひれはその用途によって、使う部位がことなるそうですが、天ぷらにするのは白い方で、大ぶりのものはふかひれ姿煮にする。裂いて使うのは胸ビレ、姿で使うのは背ビレや尾ビレといった具合に使い分けます。天丼やふかひれ丼のほかに、ふかひれラーメンもありますし、海の幸丼、うに丼、鉄火丼なども人気メニューです。

2008年11月24日

栗原市の新名物「ぞばだんご」

デスティネーションキャンペーンに合わせて考案された、栗原市の新しい郷土料理がこの「そばだんご」です。これまでのそばがきとは異なり、泡だて器を使って空気を入れるようにそば粉を練ってから茹で上げる。こうすることで「だんご」はふわっとした食感になるのだそうです。鶏肉や野菜の入ったスープとよく合います。

市内の飲食店で食べることができますが、各店ごとに具や味付けを工夫しているので、変わった味が楽しめます。「健康づくりサポート・おもてなしの店」の看板が目印です。そばだんごにはおにぎりもついて500円、ボリュームたっぷりの定食メニューから郷土料理まで、おふくろの味を満喫できる楽しいレストランです。

地元のお母さんが作るあったかい味は、細倉マインパーク内にある「母ちゃんレストラン」で味わうことができます。調理を担当しているのは、地元のお母さんグループ約10名であることから、こうしたユニークなお店の名前になったそうです。農家のお母さんたちが自分の手で作った野菜を使った料理づくりにこだわっているようです。

2008年11月25日

美里町の「すっぽこ汁」

「すっぽこ」というのは、この地方の方言で野菜のはし(しっぽ)を意味する言葉です。親類や近所の人が集まる法事などの際、料理で使った残りの野菜を使ったまかない料理としたのが始まりだそうです。野菜の種類は豊富で、豆麩がとろみのついたスープに入って栄養満天の料理です。宮城県ではおくずかけと呼ぶところが多いようです。

野菜のうまみが椀の下に入っているうーめんにも染みてとても美味しいですよ。とろみがついているのは、寒いときに食べると温まるように工夫されているためです。「食堂上野屋」は、丼やうどん、そば、定食などを扱っている食堂ですが、すっぽこ汁は単品で何と400円、ご飯やサラダがついた定食は750円で食べられます。

大崎市内や陸羽東線沿線の参加店で、普段はメニューにはないまかない食や常連さんの特別メニューなどが味わえるグルメイベントが12月31日まで開催されています。各メニューは1000円以下ということです。このほかにも、「いせや食堂」「幸楽」「ひっぱりだこ」「だいちゃん食堂」「神寺松景院」「鮨処大番」などで、すっぽこ汁が食べられます。

2008年11月26日

涌谷町の「おぼろ汁」

天平ろまん館浪漫亭の「おぼろ汁」は、金鉱山の歴史が学べる施設の中にある食事処ですが、おぼろ汁にうどんが入った「おぼろうどん」、名物の「おぼろ豆腐」などがあります。「おぼろ汁」はショウガ風味のあんかけで、おなかの中からポカポカ温まる郷土料理ですが、「おぼろ豆腐」については以前にもこのコーナーで紹介した覚えがあります。

ついでにもう一度紹介しますと、江戸時代末期に、京都の修行僧によって涌谷地方に伝えられたものだそうです。滑らかなおぼろ豆腐は、ネギやショウガをのせて冷奴風に食べても美味しいが、秋から冬にかけてはシイタケや油揚げなどを入れた温かい「おぼろ汁」がおすすめということで、この季節に再登場してもらったというわけです。

ショウガが体にいいことやよく温まることは広く知られていますが、この「おぼろ汁」はまた格別で、今ではすっかり定着した「おぼろ豆腐」のブランドとともに人気のメニューに育っています。冬休みのひととき、天平のろまんに触れながら、暖かい「おぼろ汁」を家族で楽しむという企画も面白いのではないでしょうか。

2008年12月 1日

インドネシア えなつ

JR名取駅近くにある「インドネシア えなつ」のカレーは、具沢山である。エビ、ナス、シメジ、トマトなどがごろごろ入っています。一見辛そうに見えますが、食べてみるとトマトの酸味と甘みが口の中に広がる。もちろん、辛さも並みの辛さではありませんが、あまりビリビリするという感じがしないのが不思議なくらいです。

それもそのはず、ココナッツの味が感じられのがマイルドな味の正体のようです。それだけに食後の発汗量には改めて驚かされます。アカトウガラシ、キャラウェイ、クミンなど約10種類のインドネシア産のスパイスがたっぷりなのだそうです。汗をたっぷりかいた後のデザートは牛乳とアボガドをミックしたスアボガドジュースです。

このアボガドジュース、よく熟れたアボガドを使うのがコツだそうで、熟れ方が不十分だとアボガド独特の青臭さが残るし、甘さが出せないのだという。インドネシアでは一般的な飲み物だそうですが、インドネシア出身のご主人が提供する家庭料理のカレー・ウダンとアボガドジュースのコンビは、お国柄を感じさせる逸品です。

2008年12月 5日

おおさき味めぐりまんじゅう

平成10年10月から始まった町おこし運動で登場したのが、郷土の美味しいものを包んだ「おおさき味めぐりまんじゅう」です。大崎地方の名産品をモチ米と国産小麦粉で作ったまんじゅうに包み込み焼き上げたもので、大崎市、加美町、涌谷町、美里町の農林産物直売所や農家レストラン、農家民宿などの施設で販売しています。

フキ味噌が入った味めぐりまんじゅう、甘酸っぱい壽ゴボウ、キノコ、リンゴジャムなど種類も多彩なのが、おふくろの味を楽しめる直売所「やくらい土産センター」で求められます。そのほかにも旬の地場野菜、山菜、キノコ、名水を使った地ビールや枝豆、ワサビなどのフレーバーのオリジナルジェラートを扱うショップ、レストランが人気です。

「みやざき特産市もち茶屋」では、朝についたばかりのあんこ、ずんだ、クルミ、納豆、お雑煮など全て地元のお母さんの手づくりですが、オープンは週末のみです。また、日帰り入浴施加護坊温泉さくら湯に隣接する「安心市場さくらっこ」の味めぐりまんじゅうは、市内のハムメーカー手づくりベーコンを使ったものです。

2008年12月13日

サロンドカフェマンナ

仙台市泉区将監の閑静な住宅街に自宅カフェ「サロンドカフェマンナ」があります。ドイツ・ロンネフェルト社の紅茶を提供している全国でも珍しい認定店です。紅茶、緑茶のフレーバーティなど60種類ものお茶が楽しめます。ここでは茶葉の購入も可能で、多彩なフレーバーは香りを楽しみながら選べますし、ヘレントフィなどの紅茶はポットサービスです。

ケーキは日替わりでシェフズスプレートには、有機野菜や八穀米などを使用している。このように有機野菜や果物など厳選された素材で作るランチやスウィーツもなかなか好評で、どれをとっても四季折々の美しさが心に響きます。かわいらしいティカップやテーブルを彩る花なども心にくいばかりの気配りが感じられる。

また、庭の一角には、ビーズを販売する小さな部屋かあり、ビーズ教室も開催しています。“みなさまに親しんでいただける楽しいサロンになれば”というオーナーのおもてなしの心が、空間いっぱいに広がります。日常の生活の中に非日常的な空間をみつける楽しみ、そしてゆったりとした気分でランチやスウィーツ味わうのもいいですね。

2008年12月15日

蔵王町の会田菓子店

蔵王町円田駅前内という住所ある「会田菓子店」、その場所の由来はかつてこの辺りに路線バスの「駅」があったからだという。店は小じんまりとしていますが、焼き菓子や揚げ菓子、大福など昔ながらの素朴なお菓子が並んでいます。店のご主人である「会田とも」さんのおじいさんが80年以上前につくったという老舗である。

おじいさんは、町のお菓子屋さんとして地域の人たちに親しまれ、その伝統を今のご主人によって受け継がれているというわけです。毎朝4時にはお菓子作りのために作業場に入るというから、菓子作りにかけた拘りが窺えます。当然目覚まし時計などは不要で、長年の勘が時計代わりということなのなのでしょう。

つぶ栗はお父様の代になってから作ったお菓子だそうですが、薄い生地につつまれてまるこど1個入った栗とつぶあんの相性は抜群です。栗の自然な甘みを損なうことなく、づぶあんの美味しさも引き立つ控えめな甘さが秘密のようです。また、蔵王らしいお菓子をイメージして作った「蔵王の雪むすめ」もお薦めだそうですがなかなかおしゃれです。

2008年12月16日

亘理町荒浜の「あら浜」

ここ「あら浜」の名物料理はご存知「はらこめし」。鮭のアラや皮でとったダシでご飯を炊き込むというだけあって、鮭の美味しさがご飯に染みている。脂ののった特性タレで味付けしたはらこ丼は、仙台藩主だけでなく将軍家にも献上されたという文献が残っているほどの伝統ある料理で、亘理の海を象徴する食べ物です。

地元の人々からも太鼓判を押されているこの店は、地元の素材にこだわり一品にかける情熱も一緒に味わうことができます。漁師経験もあるというご主人の自慢は、「はらこめし」のほかにもあります。「しゃこめし」「ほっきめし」「カキせいろめし」などがそれですが、四季折々の料理を楽しんでもらうことにあるようです。

特にカキが美味しい冬の季節、一層の風味と温度を保つせいろ入りが好評だそうで、「カキめし」はカキが少し苦手というひとにもお勧めできる逸品です。春はまたふっくらとしたホッキ貝の甘みが冴えわたる「ほっきめし」、初夏は「しゃこめし」、そして秋は行列のできる「はらこめし」といった具合でとてもバラエティに富んでいます。

2008年12月17日

よしつね西多賀店

仙台市太白区西多賀にある「よしつね」の団子は、柔らかいのにしっかりとしたコシのある生地が特徴ですが、その秘密は古川産のササニシキ100%のうるち米と水温管理を徹底した独自のこだわり製法にあるのだそうです。団子の種類は、あん、しょう油、ごま、ずんだ、くるみの5種類があり、そのなかでも特に人気があるのが、「あん」だということです。

この人気ナンバーワンの「あん」は食べた後がさっぱりした感じで、後に引かないさらりとした甘さが人気の秘密。全品で添加物を使用していないのでお子様にも安心してお勧めできます。生粋のだんご職人のこだわりの味が、一口サイズの俵型5種類のだんごとあんに凝縮されている伝統の味といった感じです。

それもそのはず、あんの種類に応じて甘さを絶妙に調整しているため、ごまや醤油、くるみの風味の深さを壊すことなく、素材の豊な香りを見事に引き出しています。また、醤油は仙台味噌を仕込む蔵で醸造された昔ながらの濃い口風味を使用、そのためかだんごに絡ませたしょう油の彩りも深みがあり、5つのバランスもまた格別なものがあります。

2008年12月19日

川崎町の「はるそば家」

昼夜の温度差が激しいことで知られる柴田郡川崎町は、そばの名産地として知られていますが、その川崎町には地粉を使った手打ちそばの専門店があります。ひきたて、打ちたてのそばを味わえるのは町内にある5軒の食事処です。そば本来の美味しさを最もシンプルン形で楽しみたいという方にはうってつけの店だと思います。

この5軒で組織している川崎互麺会では、手打ちやダシにこだわったそばを提供しています。昔からこの地方でそば粉をひくのは農家の仕事とされ、玄そばをそのままひくので、川崎のそばは香りが高く、麺の色も少し黒っぽい感じですが、田舎風の太目の麺はコシがあり、風味を楽しむフアンにはたまらない魅力のようです。

その中のひとつである「はるそば家」も人気の高い店です。毎週木曜日には宮城県庁18階にある食堂「ごっつお十八番」でもこの店の特性手打ちざるそばを味わうことができます。ただし、30食限定ということですから早めに並ぶ覚悟が必要かもしれませんが、川崎そば本来の味と香りを存分に楽しむためには、さほど気にならないかもしれません。

2008年12月26日

ゆったりとしたお茶の世界

膨大な種類の中国茶の中から、中国政府公認茶藝師の資格を持つオーナーが43種類を厳選して、しかもそのお茶にあった軟水を店内で精製し、スタッフが説明しながら煎れくれる。二煎目からはテーブルに置かれたポットを使って思い思いにお茶を楽しんでもらうというスタイルをとっている。ゆったりとお茶を淹れる仕草もまた楽しいものです。

「中国茶は香りを大切にするお茶、バリエーションの豊富さも魅力なんですよ」と話すのは「吉理吉理」のオーナーの塚野真理子さんです。カウンター席は、スタッフとゆったり会話を楽しめるように工夫されており、ここでいただく「桃杏仁」「やわらかプリン」「チキンベースの中華粥」「お茶漬け」なども素朴な味です。

また、インテリアもお茶の世界を楽しむのに相応しい遊び心にあふれており、見る角度によって様々な表情を見せる。その他、茶器や茶葉の販売も行っており、家庭でも気軽に楽しめそうなものも数多く揃っています。ゆるやかな時間とともにお茶を味わう。そんな世界に自分を誘ってみることで別の自分に出会えるかもしれません。

2008年12月29日

千里庵のきんつば

仙台市台原にある「千里庵」。素材を生かして優しく丁寧に作り上げる昔ながらの「きんつば」にお目にかかれる。1969年の創業というから、かれこれ40年という長い年月、当時と変わらぬ製法で饅頭や餅などの伝統和菓子約20種類ほどを作り続けています。宮城県のもち米・みやこがねや北海道産の小豆といった厳選素材で作られています。

やさしい甘さと素朴な味わいで幅広い年齢層から支持されているこれらの和菓子のなかにあって、看板商品は何といっても「きんつば」でしょう。中が透けて見えるほど薄い皮で餡を包んだ逸品は、ご主人の成熟した職人技ならではのものです。このご主人、宮城発の名物菓子づくりプロジェクトにも取り組み、「仙台市いちごまんじゅう」を開発しました。

この「仙台市いちごまんじゅう」は宮城県の新しい名物菓子となっておりますが、伝統のまるい「きんつば」は形を見てもホットするような蒸しきんつばです。北海道産の小豆を使用した餡は甘すぎず小豆そのものの風味が生きています。もちろん、他の餅菓子もみな季節を感じさせるものばかなので見ただけでも心がなごみます。

2009年1月 2日

駅弁王国仙台の魅力

「網焼き牛タン弁当1000円」は、一枚ずつ丹念に焼いた牛タンが主役の弁当、過熱式容器を採用しているからあったかい状態で食べられる。「みやぎ牛肉ひとめぼれ1000円」も人気があります。ひとめぼれのご飯の上にショウガが効いた甘辛味付けの宮城県産牛肉が乗っています。それにすっかり定番となった「独眼竜正宗辨當1000円」も大人気。

「阿武隈川鮭はらこめし1000円」は文字通り、宮城県の郷土料理であるはらこ飯を弁当にしたものです。「南三陸ウニめし1000円」はウニ、カニ、玉子の豪華三色弁当で下のめしが見えないくらいカニフレークと蒸しウニがたっぷり乗っています。「海鮮常長弁当1000円」、これは笹の皮でつつんだ小女子飯や紅とろサケ塩焼き、ホヤ味噌漬け、クジラの竜田揚げなど支倉常長ゆかりの地・石巻の魚介類が味わえます。

一方、すっきりした「牛肉弁当」も人気の的、宮城県日高見牛、ささがきゴボウ、焼ネギ、こんにゃくをすき焼き風に味付けしたものです。「やわらか牛タン弁当」は、厚切りの牛タン、麦飯、トロロ、南蛮味噌という定番の組み合わせ。それに伝統の逸品「仙台幕の内1000円」は季節ごとに内容を替えるので、季節に合ったおいしいものが味わえます。

2009年1月 7日

グロッソグロッソ

仙台市泉区に「グロッソグロッソ」というイタリア料理店があります。店の名前は「太る、肥える」という意味だそうですが、その名の通りボリューム満点の料理が楽しめます。定番のトマトソースは2種類のトマトをブレンドしているので、酸味と甘味がほどよく調和した絶妙なバランスがくせになりそうな味です。

ソースがしっかり絡めてあるので麺との相性も抜群で、なかなか歯ごたえもあります。一度揚げたナスの香ばしい風味や粉チーズをかけることによりコクを引き出しているのがポイント。食後にはタルトや自家製のデザートが楽しめるのも嬉しいですね。気軽に入りやすい雰囲気なので、昼は一人で来店する人も多いということです。

その他のランチメニューとしては、キノコとベーコンのスパゲティ(スパゲティ、サラダ、デザート、ドリンク)、日替わり(スパゲティ、サラダ、デザート、ドリンク)、スズキのパン粉焼とアスパラの牛肉焼巻添え、ピザランチ、生ハムと牛タンスモークのピザetc。どれもボリューム満点で丁寧に作られています。

2009年1月 9日

かぼちゃの花

宮城県で開発されたかぼちゃ「くりこし2号」が主役のお菓子に拘っているのが、仙台市一番町にあるここ「かぼちゃの花」です。「体に優しいスウィーツ」をコンセプトに、ホクホクのパイや濃厚なプリン、香ばしい焼き菓子など、20種類以上もの商品が揃っています。良質な素材を確保するために、畑選びから栽培法、保存方法まで管理を徹底している。

その上、数種類の砂糖をブレンドしたり、商品によって生クリームを使い分けるなど、かぼちゃ本来の風味を生かすプロセスは絶対に妥協を許さない。美味しさと安心・安全への配慮から、卵やバターなどの材料も厳選し、優しい味とかわいらしいパッケージにも細やかな気遣いが窺われます。一番のお奨めはかぼちゃのバウンドケーキです。

このケーキは、しっとりとしたかぼちゃ生地の中にカットしたかぼちゃを入れて焼いたもので、かぼちゃとバターの風味いっぱいです。コロコロとした可愛い形も人気で、バナナピューレを入れたものもあります。また、サクット香ばしいクッキーショーや丁寧に裏ごししたかぼちゃを入れた滑らかなプリンもまろやかな口当たりです。

2009年1月19日

薬莱ワサビ

手付かずの自然が広がる薬莱山は、地域のシンボル的存在ですが、古来、信仰の山としてその秀麗な姿は「加美富士」と呼ばれ親しまれていることは先日も紹介しました。その山のめぐみを活用して地元が取り組んでいるのが「薬莱ワサビ栽培園」です。地元の農家8戸が協力し、約1haの休耕田に2万4000株通年で栽培しています。

「ワサビの決め手は水」といわれていますが、ここではミネラル分をたっぷりと含んだ地下水を活用しています。豊富な水量を誇り、ワサビ1株当たり1分間で180ccの水をシャワーのように絶えず与えているとのこと。地下水と自然の光合成で育ったワサビは、身がしっかりと締り、刺激の少ない豊な風味だということです。

もちろん、「農薬は一切使用しておりませんので、安心して召し上がりください」という地元方々からのメッセージです。ワサビには血行促進や抗菌、抗カビなどの作用があるといわれています。健康的な食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。根茎約150g、葉柄約300 gの詰め合わせのギフトセットに鮫皮おろしもついています。

2009年1月20日

ガンダーラカフェ名取店

名取市北部の4号線沿いにあるこの店では、インドから取り寄せたスパイスを使ったカレーで、やや甘口、中辛、わりと辛い、とても辛いの4段階あります。カレーセットについてくるナンは生地の表面にさっとバターが塗ってあり、カレーと一緒に食べると、よりこくのある深い味になる。本場インドの辛さを体験したい人は挑戦してみてください。

ナンの種類は「チーズ」「ガーリック」、お菓子感覚で食べられる「ガンダーラナン」などがある。全て単品ですが、土・日、祝日はランチバイキングを実施しており、一人1280円。本場の味は割りと辛いが、そんなにビリビリする感じではない。ちょっと食べなれればやみつきになりそうな、とても刺激的な感触です。


ガンダーラカフェでは、インドのデザートが日替わりで登場する。ライス、ナッツ、ココナッツ、牛乳、スパイスが入ったライスプリンはまるで甘いおかゆのようです。カレーの辛さと調和するように工夫されているためか、それほど身構えるほどではありません。カレーの種類は、キーマカリー、マトンカリー、ドールカリーなどです。

2009年1月23日

仙台の和食?その1

本格的な割烹が気軽に味わえる店、それが国分町にある「ささ膳」です。親方は三陸の魚介類をふんだんに使い、旬を感じる料理に仕上げるのが得意。人気のメニューは刺身、焼き物、蒸し物などですが、「親方おまかせコース」もプロの技が凝縮された包丁裁きが堪能できる楽しみまでついているので、お勧めにあっさり乗ってみるのもわるくはない。

一方こちらは味と雰囲気を楽しむ大人の隠れ家、国分町の一角にある知る人ぞ知る「すし中」である。大自然が育てた海の幸の中でも、旬のネタを使ったメニューは鮮度抜群で、価格も手ごろときている。地元フアンはもとより、地方からの常連さんも多いという。豪勢に盛られた料理の数々に目も舌も大満足まちがいなしです。

人気炭焼屋「鳥やきサムライ」も一切冷凍モノを使わないこだわりの店です。備長炭で焼き上げた炭焼の旨さは定評がある。鳥焼に加え、刺身や焼き物、一品料理とメニューも豊富で、串焼き盛り合わせなど6品目の「お姫様コース」は2000円で女性客には特に人気が高い。料理とピッタリ合う梅酒や厳選された地酒を18種類、芋焼酎は10種類用意されています。

2009年1月24日

仙台の和食?その2

毎日市場から仕入れた鮮度抜群の魚介類を使った料理の数々を堪能できる店、それが仙台市長町にある「旬・和座」です。ランチはボリューム満点の「花弁当」が人気ですが、夜は夜で、オリジナルの「とりあえずセット」やその日の仕入で内容が変わる「親方おまかせコース」、裏メニューなど希望の金額で和・洋が選べるのも嬉しい。

宮城野区にある「PRIVTE DINING 多津味」は一期一会の料理をモットーにしているだけあって、毎日朝早くから市場に出向き、調理長自身の目で吟味し直接材料を買い付ける。活きのいい魚や野菜はもちろん、めったに手に入らない食材も味わえると評判になっている。素材の旬を知り尽くした店主の言葉にも季節の風が感じられる。

同じく宮城野区出花の「おふくろだいにんぐ あぐら屋」は、その名の通りおふくろのような温かさとボリューム満点のランチ(あぐら定食)。ご飯にみそ汁、フリードリンク付、おかわり自由でなんと680円、夜も和洋食とりまぜた定番メニュー、季節の旬菜、山海の珍味。それにわがまま注文もOKとか。それに全国から取り寄せた特選銘柄の日本酒、焼酎もお手ごろな値段で気軽に楽しめると好評です。

2009年1月28日

仙薹まころん本舗

ヨーロッパ生まれのアーモンド菓子であるマカロンがルーツといわれる「仙台まころん」は、厳選した落花生を原料にして誕生したものです。製造工程は殆ど手作業で、熟練の職人によって生の落花生を焙煎し製粉まで行うというこだわりようです。宮城県産の地鶏の有精卵とまろやかなだいこん糖を加え、職人のカンで練り込みあげる。

外はカリットした歯ごたえ、中はソフトでサクサクに焼きあがっている。創業以来70年という「仙薹まころん(ブレーン)のほかに、黒糖・チョコ・ごまなど10種類が加わってっています。ほおばった瞬間にやさしい卵と落花生の風味が口いっぱいに広がり、ヨーロッパと仙台の香りがミックスした懐かしさが全身に甦ってきます。

それもそのはず、「マカロン」はイタリア生まれのフランス育ちだということです。16世紀
はじめに、イタリアからフランスに嫁いだカテリーナがつれてきた菓子職人によって作られた焼き菓子でした。砂糖とアーモンド、胡桃などのナッツ・メレンゲを原料とする焼き菓子、それがフランスではマカロンと呼ばれ、修道院を中心に各地でつくられるようになったといことです。

2009年1月30日

白石温麺(うーめん)

江戸時代、胃腸を患っている父親のために、親孝行な息子が旅の僧侶から製法を教わったのが始まりとされる手延べ麺が「温麺」です。これは親思いの「温かい」心が名前のルーツなのだが、地元人に言わせるとなかなか「うーめん」とは読んでもらえないのが悩みだそうです。それがあるきっかけで脚光を浴び、「うーめん」と読んでもらえるようになった。

それは、ご存知みやぎデスティネーション・キャンペーンやJRの大人の休日のお陰だという。イメージキャラクターの吉永小百合さんが、白石温麺を食べているポスターに触発されて、現地を訪れる観光客が5?6割りも増えているということです。わたしとしては吉永さんの向かいで食べている女性が誰なのかちょっぴり気になるところなのですが。

ところで、わが家では冷たくして食べることが多いような気がしますが、白石温麺はやはり温かくして、しっかりきいた透明なダシ汁と相性があいますよね。白石地方のおみやげ店や駅の売店などでも、持ち帰りようの乾麺を扱っています。わずか3分で茹で上がるとあって、ちょっとお腹がすいたときや夜食などにも最適です。

2009年2月 3日

名取のグルメ

名取市閖上の「漁亭 浜や」の一番人気は、器いっぱいに盛り付けされた「海鮮ちらし」。12品目の魚介類が1年中楽しめるのが魅力です。魚屋さんも営むご主人の目利きが冴える豪華絢爛たるにぎり寿司、そして、浜の香りを存分に満喫できる海鮮三昧の宴会コースなど、閖上港ならではの旬の味覚をボリュームたっぷり楽しむことができます。

一方、名取市にはビール風味の名物カステラがあります。「名取ビーテラ」と名づけられたカステラは、名取市の優良4店のお菓子屋さんが、サッポロビールの協力を得て、ビール酵母を使い仕上げたカステラです。一口だべると口の中に広がる苦いビールの風味と、カステラの豊な甘みが調和した微妙な味をかもし出します。

また同市内のゆりが丘には、季節感あふれるスウィーツが売り物の菓子工房「カルテット」があります。夜景の美しい名取市ゆりが丘、その入り口に程近いところに、うわさの工房「カルテット」があります。どれも素材の持ち味と美しさを巧みに表現したものばかりで、中でも、仙台産イチゴをたっぷり使った「苺のムース」や8種類のフルーツを使った「フルーツデコレーション」はプレゼントに最適です。

2009年2月 9日

石巻の茶色い焼そば

昔懐かしい焼そば、地元の人に言わせるとここ石巻は焼きそば発祥地だそうだ。石巻では、茶色の生麺を使うのが一般的ですが、この茶色い麺はせいろで二度蒸しするのが特徴という。そうすることでより香ばしくなり茶色の自然な風合いが引き出されるのだそうです。今でもこの麺を焼きそばに使っているのは全国でも石巻地域だけと言われています。

石巻地方独自の茶色い麺が開発されたのは、昭和20年代後半から30年代にかけてのことだということが関係者の話で分かった。その人物は、当時石巻地区製麺協同組合の組合長を勤めていた春元製麺所の故菅原春治さんです。氏は奥州市(岩手県旧前沢町)の出身で、1950年頃に、石巻で製麺所はじめたとのことですから、そう古い話ではないようです。

茶色いそばを開発するきっかけとなったのは、焼いてもべた付かない麺ができないかという娘さんの要望に応えた形でできたということのようです。使った麺は粘りの弱い普通粉でしたが、麺を蒸して水で冷やすなど試行錯誤を繰り返した。茶色になるのは麺に含まれる鹹水(かんすい)と熱の作用によるものです。

2009年2月10日

岩沼のグルメ?その1

奇想天外なメニューが飛び交うことで有名な「すし処太助」で特に凄いと感じるのは「回転すし」でしょう。と言ってもそんじょそこらの回転寿司とはと違い、「すしタワー」と呼ばれる大盛り回転皿のことです。見た目で言えばやっぱりタワーという表現がピッタリするくらい何層にもすしが積み重ねられているところがユニークです。

お祝いの席やパーティなどで場を盛り上げるという意味合いが込められているのでしょうか。とにかく凄いの一言に尽きます。もちろんネタやシャリにも気を使っているという洒落っ気たっぷりなのがこの店のこだわりのようです。その上、「寿司ピザ」やスパイシーな「ホットいなり」など当店ならではのメニューが次々打ち出されます。

一方、岩沼には「Barba(バルバ)」という本格派のカフェバーがあります。東北初のエスプレッソマシーンを使ったカフェで、スイーツやピザも手作りなので、女性客からは特に熱い支持を受けている。外には犬用の庭があり、散歩の途中でも立ち寄れるよう配慮されています。また、多彩なカクテルを用意しておりパーティなどにも最適です。

2009年2月11日

岩沼のグルメ?その2

トロけるようなとんかつで評判なのが、岩沼市桜にある「とんかつくろしお」。とんかつ店が多いといわれる岩沼で、常にトップの座をキープしているのがこの店で、より高い品質を求め、肉はもちろん油、塩、水、米など、あらゆる素材にこだわり続けている。中でもお奨めの逸品は、「醸熱とろロースかつ膳」でしょう。

一方、多国籍なフードメニューが楽しめる「JON BRAN」というお店が、岩沼駅西口より30秒という好立地にあります。一次会はもちろん二次会にもばっちり対応できるというだけあって、200を超えるカクテルが飲み放題というサービスも行っています。女性客も安心して楽しんでもらえる大人のスペースとして大好評です。

また、このすぐ近くに「菓子工房ラ・ポルト」があります。ここの特徴は季節が変わるたびに旬を迎えるフルーツや木の実をシェフの手によって、可憐に繊細にそして大胆に、アーティステックな作品に変貌させます。素材の持つ個性を大切にしながら、新しい魅力を引き出すキュートな菓子づくりがモットーのようです。

2009年2月13日

岩沼のグルメ?その3

岩沼市の中心街から少しはなれた、日本製紙に程近い住宅街の一角に、本場韓国人も絶賛するという「キムチの王朱(オクジュ)」があります。食材の鮮度、水、品質に限りなくこだわっているという店主の佐藤みゆき(李王朱)さんは、韓国料理の作り方と食べ方のレシピを差し上げますとも言っています。もちろん地方発送もOKです。

併設された飲食スペースでは、特性チヂミや石焼ビビンバ、32種類以上の具材が入った大王様キムチ(冬限定)、本場焼肉定食なども楽しめます。何しろ、テレビや新聞などあらゆるマスコミに紹介されているため、今ではすっかり全国区になってしまい、目印の看板を目当てに多くのフアンが押しかけるとい盛況振りです。

どれぐらい美味しいかは人それぞれでしょうが、行列のできるキムチ屋さんは、そうざらにはないことを思うと、やはり本物だということが一見して分かります。もちろん、そんな講釈よりも食べてみれば一目瞭然です。キムチの味には結構うるさいという全国のフアンがリピーターとなり本当の旨さを求め、「王朱」に殺到しています。

2009年2月14日

岩沼のグルメ?その4

山形県の庄内地方をこよなく愛するご主人は、「小さな山形・庄内」を岩沼へと拘りから、麦切り・そば・地酒の「庄内藩」というお店をつくってしまった。「麦切り」とは、山形県庄内の名物で、そばとうどんの中間位の太さで色白のコシのある麺のことです。「庄内藩」という店の名前には、庄内のよさをもっとアピールしたいという想いが込められています。

ご主人の得意は、庄内地方の名所や偉人の話を食事の合間に篤く語ることですが、メニューの一番人気は、麦切りとそばが一つに盛られた「合盛り」。「かきあげ」を付けて、広々とした清閑な畳の間でじっくり味わってもらいたいとのこと。庄内地方の食文化を楽しみながら、ご主人得意の観光案内を聞くのも面白そうですね。

一方こちら、らーめん本舗「祭」岩沼店は、“うまい中華をリースナブルな価格で”をモットーにした中華コースが自慢の店です。もちろん一番の人気メニューは「みそチャーシューめん:850円」ですが、2500円?3000円でコース料理が楽しめるのも魅力の一つで、前日までに予約すれば、17時以降2名以上で承りますとのことです。

2009年2月17日

柴田町船岡の「フリゴレス」

コーヒーは焙煎したてが、「味も香りも最高です」とこだわるオーナー。「コーヒー焙煎店&cafe フリゴレス」では、注文を受けてから焙煎をします。そのため少しだけお待たせしますが、その分お客様には一番おいしいものを提供したいというわけです。ちょっとだけ時間を預ける価値は十分ありそうですよ。

スイーツ、スリランカカレー、いずれもオーナーのこだわりで、全てが手作りですが、特にカレーは、オーナーがコーヒー豆を探してスリランカを訪れた際に、衝撃を受けた味を再現したものだそうです。それ以来、その味を忘れることができず、レシピに手を入れて作りあげたという珠玉の逸品を楽しむことができます。

クミン、コリアンダーなど全6種類のスパイスを焙煎し、スープ状に煮込み、仕上げにココナッツミルクを少々。独特の甘みと風味が際立つ爽やかな辛さが印象的です。カレーには辛味調整用のスパイスが添えられ、お好みの辛さが楽しめるよう工夫されています。また、ライスは煎ゴマがついており、多彩なバリエーションを楽しむことができます。

2009年2月18日

大河原町の食事処

具沢山のかまめしで知られる大河原町の「食事処さくら家」では、名物の「釜飯」にそばかうどん、小鉢が付ついて1050円と格安です。旬の素材を盛り込んだラインアップは、どれも魅力的で、一度は試して見たくなるに違いありません。更に、たっぷり300gの「ビッグさくら家ステーキ」も是非試してみたい逸品です。

行楽シーズンともなると、毎日バラティに富んだお弁当もラインアップに加わり、より厚みの増したメニュー構成になります。また、ファミリーパーティに重宝なオードブルもさくら家の大きな魅力の一つになっています。そのほかにも、料理詰め合わせ、筍ごはん入り弁当、海鮮、はらこなど実に多彩で、グルメフアンにはたまりません。

一方こちら「炭火焼ブルスタオラム?大河原店」はおいしくて食べたいメニューがたくさんあり、しかも安いと評判のスポットです。焼肉店とは思えないほどの洒落た雰囲気があり、使われている肉も上質の国産牛特選カルビということです。また、デザートやサラダ、季節のイベントメニューも多彩で格別ですが、お得な飲み放題プランもあるそうです。

2009年2月21日

大崎地方の地酒

米どころ大崎は、舟形・栗駒の山々からもたらされる清流が集まる場所で、この自然の恵みを生かした酒造りが行われてきました。旧古川市、旧松山町、旧三本木町、加美町、美里町などに蔵元があり、旧松山町には創業200年以上の醸造元もあります。美味しい米と雪解け水を原料にした地酒がどのようにして生まれたのか見て回るのも楽しい。

大崎には、事前に予約すれば、酒蔵の中を見学できる蔵元もある。旧松山町・一ノ蔵、美里町・川敬商店、古川・寒梅酒造などです。2006年に大崎市誕生を記念して、旧岩出山町とJAいわでやま、「あ・ら・伊達な道の駅」が共同で開発した純米酒「あ・ら大崎市」は500本の限定で生産され、道の駅などで販売されました。

また、酒蔵を改造した新しい試みも形になっています。飲食ゾーンがオープンした「醸室」は、歴史ある酒造店の建物を利用したものですが、どこか懐かしさの残る中庭の雰囲気を生かし、地元素材を使った食事が楽しめますし、大崎地方の特産品を揃えたお土産品コーナー、商いの歴史資料館「ふるかわら蔵史館」もあります。

2009年2月23日

美味しい宮城米

伊達政宗公の時代から米作りに力を注いできた大崎地方。その努力の結晶が全国ブランドとして有名な、「ササニシキ」「ひとめぼれ」「ささろまん」「まなむすめ」ということでしょうか。こうした全国ブランドに育てるためには、米研究家の並々ならぬ研究によるところが大きいのでしょうが、改良に改良を重ねた地域の努力も見逃せません。

こうした全国ブランドもさることながら、大崎地方はおこわやもちに適した餅米「みやこがね」も多く生産されています。その品質は全国の菓子メーカーから高い評価を受けています。餅米でつくる炊き込みごはんは、赤飯を「おこわ」といい、そのほかの炊き込みご飯は「おふかし」とよんでいる。季節の食材と炊き込んだものは正しく絶品です。

ちょっと変わったところでは、「ライスバーガー」というものがある。これは、田尻地域でつくられる無農薬・無化学肥料の雁音米(かりおんまい)を使ったもので、パンの代わりにごはんを使用したものです。いずれも、米どころ大崎地方ならではの風土と地域住民の知恵と工夫が存分に発揮された結果であることが理解できます。

2009年2月25日

子持ちまんじゅう

創業明治33年(1900年)の老舗「村上屋」は、美里町小牛田でまんじゅうを製造している唯一の店です。定番の薄皮まんじゅうである山の神まんじゅう15個入りには、1個子持ちまんじゅうが忍ばせてあることもあるという。いかにも、古きよき時代のまんじゅう屋といった感じで、小牛田駅でまんじゅうを買わないと忘れ物をしたような気になります。

子持ちまんじゅうとは、子宝に恵まれますようにという願いが込められた白花豆入りのことですが、手作業で生産されているので数に限りがあります。国産小豆を使って甘さ控えめに作った薄皮のまんじゅうで、小牛田名物といえばこのまんじゅうが、いの一番に挙げられるくらい小牛田(こごた)では有名なまんじゅうです。

旧国鉄時代には、東北本線、石巻線、陸羽東線が交差し、多くの乗降客で賑わったのが、小牛田駅でした。その当時はまんじゅう店も多く、多くの売り子さんの声が響いていました。小牛田にある安産と子宝の神様、山神様にちなんで粒あんを使ったまんじゅうに1粒の豆を子宝の象徴として加えたのが子持ちまんじゅうというわけです。

2009年2月27日

ころ柿とリンゴ

白石地方では昔から干し柿が作られています。柿の大様と呼ばれる蜂屋柿を一つひとつ手作業で皮をむき、蔵王下ろしが吹きぬける軒下で、約1カ月乾燥させることで柿の渋味が抜け甘みが生まれる。軒下にオレンジ色の柿の実が吊るされている風景は、秋の白石の名物です。食物繊維やビタミンA・C・Kなどが豊富で健康食品としても注目されています。

一方、仙南地方はリンゴの特産地でもあります。山元町には全長9kmに及ぶ「アップルライン」があり、蔵王町には役場から遠刈田温泉へ向かう県道12号線沿いにある観光果樹園もあります。リンゴの収穫体験では、蜜たっぷりで歯ごたえのある「ふじ」をはじめ、「つがる」「さんさ」「王林」などの味を楽しむことができます。

ただし、収穫期がそれぞれ異なるため、一度に全部の味を体験することはできません。収穫期は8月下旬から12月上旬にくらいまでということなので、好みの品種を求めて旬の時期に訪れることをお奨めします。樹で熟したリンゴを自分の手でもぎ取り、まるかじりするのは、市販のものとは一味違う趣があります。

2009年3月 7日

今日のお昼ごはん

和菓子と洋菓子の両方が楽しめるカフェが、仙台市青葉区国分町にあります。その店の名は「和・nagomi・cafe Days」といいます。京都の和菓子店で修行を積んだオーナーと洋菓子と内装担当のオーナーによって運営されているこの店の人気メニューは、ランチタイムを賑わせている「今日のお昼ごはん」です。

その中身は、鶏肉と一緒にナスやニンジン、ブロッコリー、ジャガイモをホクホクになるまで煮込んだ「チキンと野菜のトマト煮込み」など野菜たっぷりのヘルシー料理が日替わりで味わえます。器にも凝っているようで、益子焼の茶碗に形よく盛られた、モチキビやオオムギなどを混ぜた五穀米。これに味噌汁、サラダ、ドリンクもつきます。

混み合うランチタイムも、ゆったりとした空間で食事が楽しめるうえ、月替わりの和菓子も楽しめるとあって、忘れかけていた懐かしい味に新たな感動を覚えるお客様も多いことでしよう。その他のメニューとしては、「DAYSカレー」「休日のお昼ごはん」など、センスと遊び心が光る逸品ぞろいなのに、とてもお手ごろの値段です。

2009年3月10日

れすとらん海音(うみね)

風光明媚な松島湾の一角にひっそりと佇む一軒の宿があります。その名は「松島佐勘 松庵」といいますが、その館内に「れすとらん海音」というしっとりとした風情の和風レストランがあり、テーブル席や個室ありで、気軽な普段の食事から晴れの日の会食まで幅広く利用できる空間を備えています。それに珠玉の風景も楽しめるというシチュエーションです。

料理はというと、一品一品に真心をこめた優雅な「昼懐石」、松島で水揚げされた新鮮な魚介類の炭火焼きがセットになった「四季御膳」「わっぱ弁当」などのランチコースをメインに旬の香りいっぱいの一品料理も多彩なうえ、豪華な「おまかせ懐石」「夜懐石」に加え、デザートにも力を入れており、喫茶のみの利用もできるといことです。

季節の旬の味わいを一層際立たせるのが、窓外に広がる穏やかな松島湾の風景です。テーブル席に座ると、目の前に広がる入り江がきらきらと輝いています。心の底から癒されるくつろぎの時間が流れ、不思議な世界に迷い込むような感覚に浸ることができます。一枚の風景画中に溶け込みながらいただく料理は格別です。

2009年3月14日

わでい・はるふあ

仙台市青葉区大町にある一風変わった名前のカフェがあります。「わでい・はるふあ」というのがその店の名前ですが、旅好きなオーナーが今まで50ヵ国以上を旅した時、アフリカのスーダン共和国でであった町の名に由来しているといことです。その町を訪れたことがある人は、1年間コーヒーが無料になるといユニークなサービスもある。

人気の高い神戸の「萩原珈琲」のほか、インド製の温かみのあるメニュー表にはチャイやマテ茶などのドリンクやベトナム風のサンドイッチ「バイン・ミー」など様々なメニューが並んでいる。異国情緒あふれる店内で世界各地の食べ物を堪能できるので、海外旅行を楽しんでいるような気分させられるところがまたいい。

多彩なメニューの一例をあげると、ネパールで出会ったナッツ入りヨーグルト「ムエスリ」、独特な風味がやみつきになる「ミートソーススパゲティ」などですが、それにさりげなく置かれた、ワディ・ハルファの駅の写真、定休日を知らせる店内の看板(月1度の満月の日が休み)、窓辺で光を受ける人形はインドネシアの影絵を使ったものです。

2009年3月16日

モリヤのずんだの里

ジャンルを超えたオリジナル菓子は、ここモリヤの研究熱心な職人によって作り出されたものです。できる限り無添加、無農薬の素材選びを心掛け、旬の味を盛り込んだ和菓子づくりが心情というアットホームな雰囲気のお店には、2週間ごとに変わる繊細な上生菓子がずらりと並んでいますが、どれも季節を感じさせるものばかりです。

伝統的な和菓子づくりの中に、生クリームやパイ生地などの洋菓子のテイストを織り混ぜた創作菓子も人気があります。また、糖分やカロリー制限のある人にも和菓子を楽しんでもらうため、ヘルシーな和菓子を考案するなど、常に新しい和菓子づくりに挑戦し続けています。その中のヒット商品が「ずんだの里」というわけです。

枝豆のつぶつぶが残るように粗挽きにしたずんだ餡をバター風味の生地で包んだものですが、隠し味の生クリームが餡を一層滑らかにしているようです。姉妹品の「ずんだまつり」
も地味な御菓子ですが、しっかりした菓子作りの基本に支えられているためか、素材の美味しさを倍増させた見事なずんだ菓子に仕上げられています。

2009年3月17日

さんとり茶屋の「藻華丼」

細かく刻んだ藻華(もか)と色鮮やかなイクラ、オクラ、そして長芋のとろろ、温かいご飯に混ぜてかき込むシンプルな食べ物ですが、話題のネバネバ系健康食品の極めつけといった感じです。藻華は松島町の新しい特産品で、本来は「あかもく」や「きばさ」と呼ばれる海藻で、わかめやめかぶと比べるとやや食べにくいが栄養価は高いそうです。

そうした理由からか、これまで食用としてはあまり着目されていなかった藻華ですが、コレステロールの低下に役立つフコイダンを豊富に含んでおり、免疫・抗菌作用なども海藻の中では群を抜いている。この点に着目し、町を挙げて開発に取り組み売り出したものです。硬い部分を除いて刻むと美味しく食べられ、観光客にも好評のようです。

この「藻華丼」を考案したのは、独立して33年という和食一筋の後藤洋志さん。遊覧船乗り場に隣接する店は、2階座敷から松島湾が望める好立地にあり、湾内や三陸物の旬の素材を吟味した料理が数多く、海鮮丼や穴子丼などの定番メニューはもちろん、シーズンにはホヤ、カツオ、ガゼうになど海の香りが満喫できるラインが切れ目なく続きます。

2009年3月20日

みやぎ三陸黄金街道?気仙沼

サメの水揚高日本一の気仙沼は、フカヒレの生産量も日本一で、フカヒレ姿寿司や茶碗蒸しなどのオリジナル料理が楽しめます。モウカサメの心臓を刺身で食べる当地方独自の料理も珍しい。酢味噌で食べるのが一般的だそうですが、食べてみると生臭さなど全くありません。モウカの星というネーミングも話題性があり面白いですね。

珍しいといえば、気仙沼ホルモンなる料理もちょっと変わっています。豚の生のモツ(トンタン、ハツ、ガツ、レバー、小腸、大腸)をミックスしたものに独特のニンニク味噌で味をつけたのもので、これをキャベツの千切りを小皿にとり、そこにウスターソースなどをかけて、焼いたホルモンと一緒に食べるというものです。

一方、魚料理ではキチジやメヌケのアラと白菜の古漬けを酒粕とともに煮込んだ「あざら」という気仙沼ならではの家庭料理があります。また、地元のラーメン店が開発したサンマ香油を使ったしょう油と塩ラーメンも香りがいい。更に超高級品の三陸アワビは秋から冬にかけてが旬の貴重な食材として海外でもよく知られています。

2009年3月21日

みやぎ三陸黄金街道?本吉町

サクラエビよりももっと小さいツノナシオキアミ(オキアミ)は三陸沖合を漁場としています。この地方ではこれをイサダと呼んでいる。元吉ラーメンは、このイサダを麺に練りこんだもので、うっすらと赤みがかかった細麺が特徴です。地元産のアサリをベースにイサダの旨みをとじこめたさっはりとした塩味に仕上げられています。

また、本吉町にある「モ?ランド・本吉」という放牧場では、新鮮な牛乳を生地にたっぷりと練りこみ、風味豊に焼き上げた牛乳パンがあります。その食感は、表面がパリッとしているのに、中はふわふわで食べ応えもあります。そのほかにも、アイスクリームやソーセージなども、体験コーナーと合わせて人気が高いようです。

本吉町はカボチャの産地でもあり、町内の直売センターでは「かぼちゃ饅頭」が人気メニューとなっています。カボチャが練りこまれた皮の中に、カボチャ餡が包まれているヘルシーなものです。直売センターでは、この他にカボチャご飯も大人気です。イメージからすると、ダイエットにもよさそうですが、食べ過ぎないように注意しましょう。

2009年3月23日

みやぎ三陸黄金街道?南三陸町

南三陸町から本吉町の山間部では、モチやそばが食文化の重要な位置を占めているといわれています。結婚式や法事、上棟式、入学・進学、就職などにはモチをつきそばを打って食べる。来客接待の最高のもてなしがモチ料理だと伝えられています。その種類は多く、あんや雑煮はもちろん、ずんだ、納豆、キノコ、海藻など多彩なものです。

11?2月にかけて、民宿などで人気なのがドンコ汁です。ドンコとはこの地方の呼び名で学名はエゾアイナメというそうです。このドンコを野菜と一緒に醤油仕立てで煮込んだものがドンコ汁で、濃厚な旨みが楽しめます。身はタラに似ていてあっさりとした白身ですが、ふわふわした肝の濃厚さと調和したとてもユニークな料理です。

「西の明石、東の志津川」といわれるほど、有名なのが志津川のタコです。冬に水揚げされるマダコは「志津川タコ」のブランド名で知られています。タコめし、タコ刺し、タコ酢など様々な味わい方があります。志津川のタコは、荒波でひき締った身に加え、アワビを食べているため味も格別とのことです(2008年09月19日関連記事)。

2009年3月24日

みやぎ三陸黄金街道?石巻市その1

本州では、青森、岩手、宮城が代表的な産地となっているホタテ。宮城県内では雄勝地区の水揚げが最も多い。刺身やホタテごはん、ホタテのかまめしなども美味しいが、殻つきのまま焼いて食べるのが一番でしょう。また、牡鹿半島に古くから伝わるクジラのトイと季節の野菜を一緒に煮込んだトイ汁もさっぱりして美味しい。

かつては近代捕鯨の基地として栄えた鮎川地区をバックに、石巻ではにぎり寿司はもちろんのこと、クジラ料理で人気なのがづけ丼です。クジラの赤身肉を醤油漬けしたものをごはんの上に載せ、うずらの卵と薬味をかけて混ぜ、ユッケのようにして食べます。クジラフアンにとってはたまらない食べ物ですが、いまは少し肩身が狭いようです。

冬を代表する魚といえば、何といってもキチジでしょうね。三陸沖で獲れた最高級のキチジを石巻では、焼物にして味わうほか、笹かまぼこの原料として使用しています。カサゴ科に属するこのキチジは別名キンキとも呼ばれています。年々漁獲量が減少しているのが気がかりですが、地元の料亭でいただくキチジはやっぱり一味違うと評判です。

2009年3月25日

みやぎ三陸黄金街道?石巻市その2

北上川の河口にあたる十三浜は、山の豊な栄養分をたっぷり含んだ水が太平洋に流れ込むため、肉厚で栄養たっぷりのワカメやコンブの産地となっています。また、この地区は、「音の100選」でも有名なアシ原がありますが、ベッコウシジミの産地としても知られており、シジミチャーハンなどの珍しい料理も味わうことができます。

世界有数の漁場として知られる三陸沖漁場では、カツオやサバ漁がさかんに行われ、毎日のように石巻港に水揚げされます。このうち、鮮度や脂分などの基準を満たしたものは「金華カツオ」「金華サバ」というブランドで呼ばれ、市場では高値で取引されています。脂ののったトロカツオ、とろけるようなしめサバはこたえられません。

石巻港は水揚高だけではなく、水揚げされる魚の種類が豊富なことでも有名です。たらこの生産量も日本有数で加工業者も多数集積しています。手作り、塩分控えめ、無着色にこだわった自慢の逸品が、JR石巻駅前にある石巻観光物産情報センターなどで購入できます。春から夏にかけてのお魚情報は、後日また日を改めてご紹介させていただきます。

2009年4月18日

地酒とおでん店?ほたる2号館

数十軒の店が連なる文化横丁。その一角に昔懐かしい「ほたる2号館」があります。水にこだわり、昆布とかつお節、さば、むろあじなどで丁寧にダシをとったおでんのつゆ、そして、手作りのおでん種、極めつけはお母さんのお奨め「おばんざい」が日替わりで提供されるなど、素材の旨さをいかしつつも型にこだわらないネタが登場します。

コース料理も充実しており、お一人様2,500円からで料理5品目以上というリーズナブルな価格で楽しめます(要予約)。更にプラス1,000円で飲み放題(2h)も付けられるとか。そしておでんに合わせた焼酎と日本酒ですが、当店のお奨めは、「山岳」と「佐藤(黒)」などです。日本酒は宮城県村田町の大沼酒造の特別純米酒「乾坤一」です。

しかも、超限定の「大沼屋」、特別純米酒の「田酒」を格安で提供しています。そのほか、お昼時間には数量限定ですが、「豆腐と魚」をメインにした日替わりランチもやっています。文化横丁といえば、仙台市青葉区にあるなじみの呼び名「ブンヨコ」で知られるたまり場ですが、「ほたる2号館」はその伝統を見事にうけついでいるところです。

2009年4月21日

菓子工房セレブレ

仙台市太白区長町に2007年11月オープンした菓子工房「セレブレ」。オーナーの高橋康之さんによって開設された新進気鋭のパティスリーで、素材とのバランスを追求した本物志向の工房です。仙台の有名フランス菓子店で長年修行を積んだ実績を生かし、重厚な正統派フランス菓子をベースに、砂糖と脂肪のバランスを考えている。

チーズはフランスやデンマーク産、チョコは主にベルギー産、生クリームは九州産など徹底して素材にこだわり、それがダイレクトに伝わるケーキ作りがモットーとか。新しい味の組み合わせをどんどん試していくという姿勢、そこから生まれたスウィーツやメレンゲ菓子はどれも親しみやすい味わいに仕立てられています。

お店の一押しは、スウィーツBOX(イチゴムース)です。ジェノワーズ生地と生クリーム、イチゴムースの三位一体の味わいが楽しめます。ショートケーキの3個分の大きさがあり、食べ応えも十分で、贈り物にもぴったりなボックス入りです。また、和仏モンブランも好評で、京マロンとマロングラッセをちりばめたモンブランです。

2009年4月22日

県北の地場産の野菜?その1

地場産の野菜や農産物加工品、それに手作りアイスクリームに定評があるのが、「あぐりっこ金成」です。製造は運営グループのアイス部門が担当していますが、一般的なバニラやストロベリーなどのほか、夏はソラマメ、冬はショウガと旬の美味しさを凝縮したアイスクリームを提供しています。国道4号線沿いに立地しているため、岩手県から訪れます。

こちらは果物のような甘さの高密度トマト、色とりどりの生花などが大人気の「あやめの里」では、伝統工芸品や地酒など一迫の物産も多数取り揃えています。なかでも地元菓子店の餅菓子が好評のようです。レストランでは、地場産米や野菜を使った郷土色豊なメニューが味わえます。6?7月には「あやめまつり」が開催されます。

一方こちらは、2006年4月にオープンした「JA栗っこ市場」では、新鮮な野菜や農産加工品のほか同JAの米も販売しています。減農薬のひとめぼれ、ササニシキなど玄米を量り売りしており、購入者には精米をサービスしています。米を新たな活用して、ケーキ用やパン用の米粉も販売して米の消費拡大に努めています。

2009年4月24日

県北の地場産の野菜?その2

003年に4月にJR陸前豊里駅舎改築に伴いオープした「産直がんばる館」は、待合室を兼ねて開設されたものです。新鮮な野菜をはじめ農産加工品,竹炭、山野草などが所狭しと並んでいまいす。冬には手作りこんにゃく、旬の素材を加工した商品が提供されます。待合スペースにはテーブルと椅子が備えてあり、「カマ神様」も展示されています。

JR岩出山駅舎となりにも「グリーンアップ」という農産物センターがあり、名物のかりんとう、まんじゅう麩、凍み豆腐、四季折々の農産物が充実しています。加工品も野菜炒めやポテトサラダ、おにぎりなど豊富に揃っており、活気ある店づくりを目指しています。また、年4回の催し物などもチェックしたい。春の互市、秋の創業祭などです。

登米市にある「ふる里センターY・Y」も面白い。ご存知糖度の高いトマトなど、一つひとつの素材にこだわっています。11月下旬から5月にかけてイチゴがお奨め。「とちおとめ」のほか地域で新しくつくり始めた「紅ぽっぺ」が並ぶ。1年を通して「雷峰」もあります。パン・クッキー作り、フラワーアレンジメント、そば打ち、染物の体験もできます。

2009年5月 1日

牛タン定食

芸能人やスポーツ選手が仙台に来ると、必ず立ち寄るという「牛たん一福」は、味噌漬け牛タンが自慢の店です。秘伝の味噌だれに漬け込んだタンは、トロリと甘くてとてもやわらかい。丸2日も煮込むというテールスープも最高で、牛タン定食には欠かせない味ですが、他の牛タン料理も地酒や銘柄焼酎、ワインとの相性も抜群です。

味噌漬け牛タン定食をはじめとして、塩付け牛タン定食、牛タン焼角煮ミックス定食、牛タンの角煮スライスその他のメニューがあり、お土産としても最適です。一方、「牛たん料理雅」は、素材の美味しさを堪能できるタン焼定食がメインのお店です。店内に足を踏み入れるとデミグラソースのコクと香りが迎えてくれます。

牛タンの煮込み定食や仙台でも珍しいタンタタキは食欲をそそりますが、食べ応えのある厚さと柔らかさには二度びっくりです。歯ごたえがあるのに柔らかい、この不思議な感触が仙台牛タンの特徴なのでしょうが、いずれの店も牛タンの町仙台に相応しい逸品に出会えること請合いで、是非足を伸ばしていただきたいものです。

2009年5月 5日

いのこ家仙台店のランチ

イクラたっぷりの炙り丼が大人気の「いのこ家仙台店」では、彩りも鮮やかな丼ランチがメインで、北海道の直営農場で育てたくせのない「いのこ家ウェルポーク」と海の幸イクラを組み合わせたものです。バーナーで軽く炙ったこだわりの豚バラ肉はとても柔らかく、独特の甘みが口いっぱいに広がる逸品に仕上っています。

脂っこくもなく、さっぱりとしたところが醤油づけのイクラと相性がよいのでしょうか、この辺が味の秘密なのかもしれません。お好みで岩塩をふりかけながら食べると、ご飯にも馴染みさっぱりといただけます。豚肉専門店ならではの自慢のメニューには、サラダ、漬物、ドリンクバーなどがセットで1000円とお手ごろの価格です。

その他のランチメニューとしては、特上ロースミルフィーユ・カツカレー(ミルフィーユ、カツカレー、サラダ、スープ、ドリンクバー)780円、厳選日替ランチ(その日のおすすめ、サラダ、汁物、漬物、ドリンクバー)1000円などがあります。テーブル席やカウンターのほか、掘りごたつ式の個室もあり、くつろぎながらランチを楽しめます。

2009年5月 6日

これから旬を迎える鮎

宮城県の中新田の鮎の里では、今年も鮎の放流が行われ、初夏の訪れを待つばかりという季節になりました。鮎といえば、よく知られているのが塩焼きでしょう。軽く水洗いをしてヌメリをとり、水気をふき取って串を打ち、全体に塩を振ります。このときヒレと尾には少し多めにまぶし、よく熱した焼き網に乗せ、表になる側を下にして両面に焼色をつけるのがコツです。

次は鮎のみそ田楽です。鍋に田楽みその材料を合わせて混ぜ、弱火にかけて焦がさないように練り上げます。鮎は塩焼きの要領で焼き、田楽みそを塗って軽く焦げ目がつく程度に焼き上げます。鮎の天ぷらも当然いけます。軽く水洗いをして、水気をよく拭き取り、全体に軽く塩を振ります。後は天ぷら粉をつけ180℃に熱した油で揚げればでき上がり。

少しめずらしいのは鮎ごはんでしょう。鮎は塩焼きの要領で焼き、炊飯器にといだ米、だし汁2カップ、酒大さじ2、醤油と塩をそれぞれ1/2ずつ入れて炊き始めます。湯気が出てきたら、蓋を開けて鮎をのせ蓋を閉めて、炊き上がるのを待ちます。炊き上がったら、鮎をほぐして骨を取り混ぜ合わせて出来上がりです。

2009年5月 9日

ホテルグランドパレス塩釜

観光ホテルが苦戦を強いられているなか、地元唯一の都市型ホテルとして健闘しているのが、ホテルグランドパレス塩釜です。なかでも、中華料理の万里樓はお奨めのディナースポットです。コース料理も多彩でボリュームも満点ですが、豪華な内容でありながらお手ごろな価格というのも嬉しいので、思わず足を運んでしまいます。

個人的な好みでいうと、五目あんかけ焼きそばがお奨めなのですが、他の料理もシェフのセンスがキラリと感じられる逸品揃いで、とてもリッチな気分で食事が楽しめます。また、料理だけに止まらず、スタッフの気配りも素晴らしく心憎い限りです。美味しい料理、それに相応しい雰囲気、これがサービス業の原点なのかも知れませんね。

岩海苔たまごスープ、梅昆布茶碗蒸し、フカヒレスープなど、港町塩釜ならではのラインアップが巧みに配されたコース料理、そのなかにさりげなく登場するのが、他ならぬ五目あんかけ焼きそばです。もしかすると、シェフの得意技もこの辺にあるのではと、勝手な想像が膨らみますが、寿司ばかりではない塩釜の確かな味がここにあります。

2009年5月11日

初ガツオの季節

「目には青葉、山ほととぎす、初鰹」とは江戸時代の俳人、山口素堂の俳句ですが、その時分から初鰹が人気だったようですね。「女房を質に入れても食べたい初鰹」とは江戸っ子の心意気を象徴する言葉ですが、現代ではあべこべに質に入れられそうなので、大きな声でさけぶのは控えた方がよさそうですので、内緒の話にしてください。

ところで、この初鰹がそろそろ市場に登場するころですが、福島県の小名浜漁港には既に第一船が入港したと聞いています。この季節になると、江戸っ子ならずとも首を長くして鰹を待ちわびている人も多いのではないでしょうか。金華山沖には、鰹の大好物であるイワシの大群が勢揃いして舞台装置が整っています。

鰹は「勝つ」ことに通じるとして縁起ものとしてもよく登場しますが、何といっても刺身で豪快にいただくのが一番でしょう。多少生くさいといって敬遠する人もいますが、これがまたツウにたまらないというわけです。ちっと魚が苦手という人でも、叩きにして、ショウガやミョウガなどの薬味を添えれば、濃厚な旨みだけが残ります。

2009年5月12日

終盤を迎える小女子漁

初鰹の声を聞くころになると、そろそろ終わりになるのが小女子漁です。小女子は生まれたときは背が青く、体長1cmほどですが、成長すると5cm以上になり、地元ではメロードとよばれるようになります。幼魚は乾燥品や佃煮にしますが、メロードは天ぷらや燻製にしていただきます。これがまたたまらない美味さです。

わが家では、うす塩を振りそのまま焼いて食べますが、これもまたシンプルですが実に美味しい。あまり大漁になると高級養殖魚の飼料などになるので、陰が薄くなりますが、是非なまで味わって頂きたいものです。何しろ、この漁はランプ網漁といわれる伝統的な方法で、夕方に出港して深夜から翌朝にかけて操業されるものです。

産地である女川町では、「小女子の天日干し」が春の風物詩になっています。取れたての小女子を茹で上げて、岸壁いっぱいに広げられた光景は、まさに白いジューウタンのようだといわれています。メロード、いかなご、カナギなどの異名をもつ小女子には、カルシュームやカルシュームの吸収に不可欠なビタミンDが含まれています。

2009年5月13日

旬菜グリル&カフェ セレ二ティ

JR仙台駅より1分という好立地にあるホテルメトロポリタン仙台、その2Fにある「旬菜グリル&カフェ セレ二ティ」は、コース料理のメインに「築館産新生漢方牛のグリル、県内産野菜、泉ヶ岳の原木椎茸のソース」を据えている。地産地消にこだわるシェフの姿勢の表れでもありますが、料理に対する探究心も並々ならぬものを感じます。

例えば、デザートですが、レモンの酸味とパプリカ独特の香り、そしてオリーブオイルの取り合わせは新鮮な驚きを感じないわけにはいきません。食材と対話することで、素材の旨みを最大限に引き出すという、シェフの言葉を裏付けているような深い味わいです。地場の食材の美味しさに改めて感動を覚える空間に出会えるのが嬉しい。

地場産の食材といえば当然魚ですが、石巻港に水揚げされた獲れたての魚もまた、見逃せない逸品に仕立てられています。素材全体のもつ旨みを引き出すため、最も馴染む塩加減にこだわった「鮮魚のグリル」、これもまたデザートともよく合う。スタイリッシュなテーブル席やカウンターバーなど、異なった雰囲気を選べるのも料理を引き立ててくれます。

2009年5月19日

県北の地場産の野菜?その3

加美町の農家約230人が、季節の野菜や果物を出品している「やくらい土産センター・山の幸センター」では、春になると山菜、秋にはキノコも登場します。近隣の山から採取した希少な天然物が手ごろな価格で手に入れることが出来ます。ジェラートの販売ブースも併設され、ほろ苦い「ばっけジュラート」や「黒豆ジュラート」も大人気です。

一方、登米市中田町の農家120人が新鮮な農産物を出荷している「愛菜館」では、蜜たっぷりのリンゴ、中田産の米などが人気です。隣接の加工所で作る農産加工品も好評で、地場産大豆100%の豆腐、種類が豊富な手作りパン、もち、大福などが大人気です。食事処「こめっこ亭」では、おにぎり、はっと、ひとめぼれソフトが味わえます。

道の駅三本木「やまなみ」でも、大崎市三本木の生産者でつくった「さん・サンフラワー会」が丹精込めて育てた野菜を取り揃えています。お客様からは、スーパーより安くて旬のものが手に入ると喜ばれているそうです。漬物やもちなどの加工品も充実しており、春はふきのとうみそ、なども登場し品揃えに彩を添えています。

2009年5月20日

県北の地場産の野菜?その4

美里町近郊では、トマトやイチゴ、バラなどの栽培が盛んに行われています。これらの農産物の直売所である「花野果(はなやか)市場」では、しそ巻きやソーセージ、もちなどの加工品、その他各種の農産物が取り揃えられています。近年は惣菜コーナーが充実し、地場産の素材を使った煮物が人気を呼んでいます。

栗原市瀬峰にある「菜っちゃんハウス」は、ネギ、大根などの定番野菜に加え、ヤーコン、アビオスといった健康野菜も豊富に揃っています。添加物を使わない漬物やもちなどの加工品も人気で、地元はもちろん仙台方面から訪れるファンも多いとのこと。週に2回しか営業しないとあって、午前10時の開店時間には行列が出来る盛況です。

また、大崎市の「旬の店・シンフォニー」はJR古川駅の東側に位置し、店内は明るい雰囲気に包まれ、陳列のレイアウトも広々とした印象です。最近は古代米や食用アロエ、アイガモ栽培米のおにぎり、天文酵母パンなどの健康食品が充実しいるということです。運営会の会員が店の歌を自主制作するなど、農業以外の活動も活発に行われています。

2009年5月22日

県北の地場産の野菜?その5

登米市津山町にある「産直『ときめき野菜』」は、道の駅「もくもくランド」内に設置されています。採りたての野菜や山菜、キノコなどを販売している他、昔ながらのわらで包んだ「つと納豆」、「あぶら麩」は根強い人気に支えられていますが、「もくもくまんじゅう」などもお土産としてなかなか好調のようです。

道の駅には遊具やクラフトショップ「もくもくハウス」などもあり、週末には多くの家族連れで賑わいます。また、同じ登米市東和町にある「林林館・森の茶屋」は、国道346号線沿いにあり、周辺施設とともに道の駅に認定されています。森林資源の豊富な東和町ならではの木のぬくもりにあふれた造りになっています。

お米、果物、花き、新鮮な野菜、漬物、もち、お菓子、工芸品のほか、春はタラの芽やフキノトウなどの山菜、秋にはマツタケ、シイタケといったキノコが登場します。レストランでは、地場産みそやあぶら麩を使ったメニューなども加わり、地元の農産物を木の香りが漂う中で楽しめます。その他、木炭、木酢液関連商品などのお土産もあります。

2009年5月26日

炙屋十兵衛の比内地鶏

放し飼いで育てられた比内地鶏やアイガモ農法による米など、炙屋十兵衛で扱う食材は、生産から栽培方法にまで踏み込んで選び抜かれた天然素材にこだわり、部位によって刺し方や焼き方が違う串焼きなど、手間を惜しまない素材への真摯な姿勢に圧倒されます。味わい深い「極上の水炊き」などにもその真骨頂が垣間見られます。

朝挽き鶏の丸抜きを煮込むこと12時間、旨みを凝縮してほのかにとろみをつけた白く濃厚なスープ、素材本来の旨みが生きる比内地鶏のモモ、ムネ、端肉とつくね、そして野菜のみというシンプルな具、スープの一滴から〆の雑炊まで、この店の本領が存分に堪能できます。手羽先、ねぎま、ささみ山葵などの盛り合わせもあります。

宮城の地酒も豊富で、お勧めは冷やして楽しむ「伯楽屋純米」や燗でも美味しい「乾坤一」など多彩ですが、100年を経た古材が演出する和の空間で、比内地鶏と一緒に味わうのは格別です。他には、究極の親子丼(1300円)、比内地鶏もも肉一枚焼き(2100円)、きりたんぽ鍋(2100円)、自家製ずんだ豆腐(480円)、お刺身(780円)など取り揃えています。

2009年5月27日

塩釜水産物仲卸市場

日本屈指の生マグロ水揚量を誇る塩釜港。そのすぐ近くにある塩釜水産物仲卸市場は1966年に開設され、専門業者ばかりではなく、一般の消費者も直接購入できるのが魅力です。市場は4つの組合によって運営されており、1500坪(4950?)の店舗に367店舗が出店し、新鮮な魚介類や加工品などの海産物がずらりと並べられています。

9月から12月にかけてはメバチマグロが旬を迎えますが、その美味しさは本マグロに劣らないといわれており、地元のすし屋さんも太鼓判を押すほどです。マグロを買うならグループで大きいものを求め、切り分けるとお得とのことです。市場の周辺の食堂に持ち込めば、一緒に買ったウニをご飯の上に乗せ、オリジナル丼が出来上がります。

最近は持ち返り用だけでなく、その場で食べられる店があるので、カキ、ウニ、ホタテなど、より新鮮な味を楽しむお客様も多く見受けられます。日曜日も開設していますので、家族づれで遊びながら立ち寄より、買物を楽しむ方も増えているとのことですが、中にはお店の方と顔なじみになり、お宝情報をゲットされるお客様もいるようです。

2009年5月29日

海の幸が集まる朝市

一般の消費者からプロの料理人まで利用する「仙台朝市」は、JR仙台駅に程近い位置にあり、市民の台所として親しまれています。戦後に青空市としてスタートしたこの細長く広がる朝市通りには、青果店や精肉店、惣菜店、飲食店などを始めとする80店近い店舗が軒を連ねていますが、そのうち鮮魚店は15店あります。

家庭の食卓に並ぶ手ごろな食材から、プロの職人の目に叶う高級食材まで、多岐にわたる品揃えは定評があります。「朝市」といえども、朝から晩まで客が途切れることがないにぎやかな通りです。それに対して、こちらは、今年で開設25年目を迎えるという「ゆりあげ港朝市」は、毎週日曜日と祝日に開催されています。

地元の常連客はもちろん、県外からも足を運ぶ人も少なくないということです。奥にある鮮魚コーナーは鮮度、安さはもちろん、その日のおすすめ品は早い者勝ちですが、閉店時間が近づくと、さらに値引きされるので、これを目当てに来店される方も多いようです。手前には野菜や漬物などの加工品、花、菓子、衣料品店なども立ち並びます。

2009年6月 3日

マッフェン明石台本店

仙台市内とその近郊に9店舗を構えるスウィーツシップ。それが「マッフェン」です。白を基調とした素朴な装いの明石台本店は、自然派のイメージこだわり、北海道産生クリームや蔵王地養卵といった無添加の素材を使ったスウィーツを取り揃えています。フルーツを使った華やかなものなど、生ケーキは常時25種類ほどあるとのこと。

その中でも、お店の顔ともいえる「長すぎプリン」や50cm近くもある「長すぎロール」などのほか、モカクリーム&キャラメルクリームのケーキ「ティータイム」、イチゴ風味のスポンジとホワイトチョコムースのケーキ「フランフレーズ」などの生ケーキも好評のようです。どれも甘さ控えめなので、いくらでも食べられます。

長すぎプリンとは、長さが11.5cmのカップに入ったユニークなもので、とろとろの舌触りのプリンは卵、牛乳、砂糖のみで仕上げているそうです。底の部分の特性カラメラと混ぜて食べれば美味しさが倍増します。また、「黄身だけに」は、蔵王地養卵の卵黄を使ったスポンジに、北海道産生クリームを巻き込んだ生ロールケーキです。

2009年6月 5日

塩釜の特選素材を生かしたジェラート

キャラメルのようでもあり、醤油団子のようでもある懐かしくも不思議な味がする「すっぴん醤油ジェラード」は、塩釜の「萩原醸造」のきあげ(生揚)醤油を利用したジェラートです。きあげ(生揚)とは、本醸造の醤油諸味を搾ったまま、合成保存料や科学調味料など一切加えず、加熱処理も施す前なので酵母や酵素が生きた状態のものを言います。

同じ「萩原醸造」のみそ健勝を利用した「味噌ジェラート」は濃厚で、口の中でとろりと溶ける。クリーミーでどこか懐かしい贅沢な味わいです。また、塩釜の塩は、自然海塩(原塩)原料に加熱せず、独自の製法で仕上げた塩で、ミネラルを多く含み、素材の持ち味、旨みをより一層引き出す特徴をもっています。

一番こだわりである「ジャージーミルクジェラート」には、秋田県の直営農場で大切に育てられた高級乳用種「ジャージー牛」の朝一番しぼりたてフレッシュ・ミルクを使用し、その場で低温殺菌していますから、栄養も風味も搾りたてそのままです。そのフレッシュ・ミルクに、自家製の生クリームを加えてつくるジェラートは後味もさっぱりです。

2009年6月 6日

仙南の特選ラーメン?その1

亘理町字東郷の「米沢らーめん・餃子の店 すえひろ」は、本格的な手もみちぢれ麺と手作り餃子が自慢の店です。山形の米沢のラーメンに惚れ込み、店を構えて10年あまり、仙南でラーメンといえば、「すえひろ」といわれるほどです。早朝から仕込む魚系のだしのスープは、旨みをしっかりととじこめた味に仕上がっています。

米沢直送の極細ちぢれ麺と驚くほどよく似合う。常に研究を怠らない取り組みが年々味わいに磨きがかかってきている。手作り餃子もまたいけます。一方、こちらはどっさりとのったネギと細切りチャーシューを中太麺と混ぜていただく旨辛ラーメンは、「らーめんせん家 角田店」のダントツ人気「ネギみそラーメン」です。

この味のフアンは仙台に数多いため、亘理本店、南仙台店に次いでオープンしたのがこの角田店です。おかげさまで、3店とも行列が出来るほどの繁盛だそうです。角田店は、車椅子専用席、間仕切りもあり、どなたでも気軽に落ち着いた環境のもと、美味しいラーメンが食べられるとあって、角田に新旋風を巻き起こしています。

2009年6月 8日

仙南の特選ラーメン?その2

見るからに美味しそうな白みそ仕立ての「みそちゃーしゅうめん」は、「らーめん本舗祭白石店」の看板商品です。こちらではとんこつベースのこってり系と、和風だしのあっさりスープがあります。麺はスープによく馴染む手打ちの中太を用いていますが、「海老みそらーめん」もいけます。やっぱり白石のみそがキーポイントのようです。

名取市杉ヶ袋にある「ラーメンねぎっこ名取店」は、「みそ野菜ラーメン」が売り物です。しょう油、しお、カレーもあるけどやっぱり「みそ」というお客様がダントツ。もやし、キャベツにんじん、ピーマン、きくらげ、ぶたバラ肉にスライスにんにくを効かせ、強火でサッと炒める。このこんもりとした野菜がとにかくうまい。

同じ名取市上田にある「中華そば いぶし」の野ラーメンは、魚介ダシであるいわしの煮干し、他の素材を燻すことによって独特の香りが生まれ、旨みがますというのが特徴です。それは店主が名だたる中華料理店や有名ラーメン店で修行し、自分の味を求めてきた賜物というわけでしょう。「いぶし中華そば」「岩のり塩中華そば」どれもあっさり味です。

2009年6月12日

ウナガッタカチャトラ

手作りにこだわったオーナー自慢のパスタランチを提供する店が、仙台市泉区市名坂にある「ウナガッタカチャトラ」です。東京の某有名イタリア料理店で腕をふるっていたオーナーが作るパスタは、どれも一級品ですが、中でもこだわりの詰まった「ポロネーゼ」は自慢の逸品です(パスタ:手打ち生麺or乾麺、バゲット、スープ。サラダ、ドリンク)。

おすすめの手作り生麺に野菜とひき肉をじっくりと煮込んで旨みを引き出したソースがよく絡み、お互いの食感と味わいをよく引き立てています。仕上げには、チーズの大様パルミジャーノ・レッジャーノをたっぷり。また、セットに付くサラダのドレッシングは手作りで店頭販売も行っています。

その他のランチメニューとしては、コルコンソーラとポルチーニ茸の生パスタ1400円(パスタ、スープ、サラダ、スライスバゲット、ドリンク)、生ハムときのこのバジリコスパゲティ1050円(パスタ、スープ、サラダ、スライスバゲット、ドリンク)。店内は温かい雰囲気に包まれ心地よく、お客様の大半は女性というもの納得ですね。

2009年6月15日

松島の夏の味覚

松島を中心にした飲食施設14店が松島湾産のアナゴを使って自慢の丼を提供しています。名づけて「松島名物あなご丼キャンペーン」という企画ですが、松島湾などの県内アナゴを使うことといったルールがあるだけで、調理方法や価格などは各参加店の自由であるとのことで、6月11日、松島町の飲食施設で発表会が開かれました。

加盟店は、「さんとり茶屋」「独まん食堂」「田里津庵」などですが、さんとり茶屋は軟らかく煮てタレをかけた「あなご丼」、独まん食堂はアナゴの天ぷらを丸ごと載せた「あなご天丼」、田里津庵は専門店「あなご茶屋」を利府町に開店し、年間を通じてアナゴの「ひつまぶし」を提供するということですが、いずれもお手ごろな価格で味わうことができます。

このキャンペーンは、仙台・宮城観光キャンペーン松島地区実行委員会が「松島湾の冬の名物カキに続き、アナゴを夏の目玉にしようと企画したものだそうです。松島湾のアナゴは年間30?50トン水揚げされており、小ぶりだが脂がのっているのが特徴です。6?9月が旬のアナゴを活用して、地域資源の掘り起こしに取り組んでいます。

2009年6月17日

今が旬のしゃこめし

今が旬の亘理町磯浜産のシャコエビ。このエビをふんだんに使った料理が「しゃこめし」です。1年を通じて、旬の魚介類と減農薬減化学肥料で栽培された宮城米を使用し、季節料理が楽しめる「レストラン田園亘理町店」では、この時期ならではの「しゃこめし」が大変な人気を呼んでいますが、作り方はいたってシンプルのようです。

まず、生のシャコエビをきれいに洗い、スライスしたしょうがと水3カップに調味料を入れて、10分程度ゆでる。次に、シャコエビをとりだしてさまし、殻から身をはがす(頭を切り、シャコエビの両端をはさみで切り身をはがします)。ゆで汁を入れた水かげんでご飯を炊きます。器にご飯を盛り、金糸玉子を散らしシャコをのせ、ゆでて千切りにしたきぬさやをのせれば出来上がりです。

高級な寿司ネタとして珍重されるシャコエビは、春から初夏にかけての代表的な魚介類です。シャコエビは生きているうちに茹でないと殻がむけないので、鮮度が勝負なだけに、地元ならではの鮮度が自慢のようです。シャコエビの茹で汁から取ったスープでご飯を炊きますが、そこに旨みの強いオスと子持ちのメスを半分ずつ載せるので個性豊かな美味しさが引き立ちます。

2009年6月24日

雨乞(あまご)の柚子酒

柴田産のユズと大崎さんの日本酒で仕込んだ柚子酒がこのほど開発され、6月22日から仙台市や大崎市の契約酒販店に並ぶことになりました。開発したのは大崎市三本木の新沢醸造店で、地元の素材を光らせたかったと開発の動機を語っています。「雨乞(あまご)の柚子酒」と名づけられたこのお酒は200本限定生産だそうです。

新沢醸造店によれば、「ユズと言えば西日本が有名ですが、宮城にもいいユズがあることを知ってもらいたい」ということです。原料は、北限の自生ユズとして知られる柴田町入間の雨乞地区のユズで、一升瓶1本当り62.5個分の果汁を日本酒に加え、さわやかな酸味、奥深い香りが日本酒本来のコクとともに広がる味わいに仕上げたということです。

店頭価格は3700円(税別)に押さえましたが、採算を考えると大変な赤字になったということです。それでも販売に踏み切ったのは、柴田のユズ農家が、遠く離れた三本木の蔵に協力してくれた気持ちに応えたかったからだといいます。日本酒の消費量が年々低下し、蔵元を取り巻く環境は厳しさを増していますが、1年で消えることのないように精進したいと豊富を述べています。

2009年6月26日

ふじや千舟の「支倉焼」

一意専心の心で、ひたすら手作りにこだわり続けて50年、和の白あん、洋のフレッシュバター、くるみの香ばしさが一体となった「支倉焼」が誕生しました。和菓子職人と洋菓子職人が一緒に仕事をすることなどなかった昭和33年、先代の「今までにない洋菓子を作りたい」という情熱から生み出されたのが、この「支倉焼」でした。

その5年後に、商品をこの一品に限定して以来、「ふじや千舟」の店頭を飾る商品は、この一つだけというこだわりようです。仙台市内に6店舗構える現在でも、そのひたむきさは変ることなく、生地の練り合わせ、あん包み、木型による成型まで全てが職人の手作業です。この名前は、あの支倉常長にちなんでのものです。

日本と西洋を結んだ常長の偉業と新しい和洋菓子を重ね合わせたものだということですが、実際に食べてみると、サクッとしているのにコクがあり、なるほど和洋折衷とはこういうことをいうのかと一人で納得しています。歴史と伝統に守られた不思議な味わい、それがふじや千舟「支倉焼」の狙いどころなのかもしれません。

2009年6月29日

奥州魚屋酒場「浜やき天海」

威勢の良い魚河岸を思わせる居酒屋が仙台市国分町にあります。店内に響くかけ声に誘われて暖簾をくぐると、煌々と輝く裸電球の下に飾られた鮮やかな色彩の大漁旗、食欲をそそる魚介類の名前、そしてリーズナブルな価格が店内のいたるところで踊っています。海の家を思わせる雰囲気が心にも体にも迫ってきます。

お客様の笑い声やスタッフのかけ声が、更に雰囲気を盛り立てて、さながら朝一番の魚河岸の賑やかさを彷彿とさせます。盆と正月が一緒に来たような賑わいが「浜やき天海」には満ち溢れ、夜も深まると裸電球に誘われるようにどんどんお客が集まってきます。それもそのはず、寿司ネタで飯が見えなくなるほどの「びっくり海鮮寿司」などもあります。

店の名物は、お客が自ら炙ることができる七輪焼。網から溢れでんばかりのマグロのカマや丸ダコを炭火で、じゅうじゆうと炙り、親方秘伝の醤油でかぶりつくのがたまらないとか。漁師が海辺で焚き火を囲みながら食べる「一番美味しい魚の食べ方」を都会のど真ん中の国分町で体験できるのが人気の秘密なのでしょう。

2009年7月 3日

オランジュリーのフランス菓子

東北大学病院前に温かい雰囲気のフランス菓子店があります。フランス菓子の「オランジュリー」がそれですが、こじんまりした店内には、フランスの伝統的なレシピを元にシンプルで洗練されたデザインの生ケーキや焼き菓子、まろやかなプリンから、洋酒の効いた大人の味まで、多彩なフランス菓子が並んでいます。

生ケーキは常時20種類以上を取り揃えているこの店は、オープン以来17年、「基本を大事にして丁寧に作ること」を何時も心掛けているという。生クリームやバター、卵など厳選した材料を使い、シンプルですが純度の高い菓子作りを目指していて、ブリオッシュや胡桃パンなど10種類ほど揃っているパンも中々のものです。

その中でも、特におすすめなのは、サクッとしたメレンゲの上にのったフランス産の栗を丸ごと生クリームとマロンペーストで包み込んだマロンケーキ。カシスのピュレを使ったムースが口に入るとふわっとした風味が広がるミロワールカシス。そして、オレンジとチョコレートのムースが人気のオランジュリーなどです。

2009年7月 4日

松島の景色とグルメ

ホテル松島大観荘の最上階にある「レストラン潮騒」では、新鮮な海の幸や地場産の野菜など厳選素材を使った料理を楽しみながら、海側一面にある大きな窓から福浦島や千貫島などの島々を一望できます。季節によって内容は違いますが、レディースランチ(2310円)、ディナータイムにはピアノの生演奏を聴きながら食事ができます。

「味処双観山」も新鮮な魚介類を定食で頂くことができます。窓際に設けられたカウンター席からは、鐘島や鍋島などの島々が点々と浮かぶ様子が望めます。塩釜港に水揚げされた新鮮な魚介類を使ったおすすめ定食2100円などのほか、ずんだ餅セット480円なども楽しめます。ここはまた、紅葉の名所としても知られています。

こちら「田里津庵」は、市街地から少し離れた山間にたたずんでいる、穏やかな海と旬の料理が自慢の純和風の料亭です。畳敷きで茶箪笥や食器などが置かれた店内には、落ち着いた和の雰囲気が漂っています。庭の松越しに海を眺めながら、旬の魚介類や地場の野菜を丁寧に料理した和食を心ゆくまで味わうことができます。

2009年7月13日

猪又屋の「骨抜き金華とろしめ鯖」

手間隙を惜しまず、一枚一枚を丁寧に加工する姿勢を貫き通している親子三代の石巻「猪又屋」。素材選びにこだわり、100%無添加の商品を提供し続けています。「骨抜き金華とろしめ鯖」は、金華山沖周辺の海域で獲れた「金華さば」を使用したもので、素材本来の味とやわらかな食感が味わえる一品に仕上げられています。

一日目は手作業で塩漬けし、二日目は水洗いした後、オリジナル黒酢に漬け込み、三日目に独自の手法で酢〆します。宮城のブランドである金華さばは、たっぷりと脂がのっております。これを手作業で加工したこの商品は、塩づけ、酢漬けを浅めにしているので、鮮度のよさも楽しめるのが特徴とのことのようです。

骨を全て取り除いているのでとても食べやすく、好みの大きさに切り分け、酒の肴、酢飯と合わせた押し寿司、ちらし寿司、サラダの彩りなど、工夫次第で料理の幅も広がります。猪又屋の金華さばは、一本一本の骨抜きを全て手作業で行っておりますので、お子様から、ご高齢の方まで安心してお召し上がりいただけます。

2009年7月15日

駅弁こばやし

大正9年(1920)創業の弁当店で現在は20種の駅弁を製造販売する老舗。作曲家でタレントの小林亜星さんのイメージキャラクターで知られる「網焼き牛たん弁当」は、仙台駅でナンバーワンの売上を誇っている人気弁当です。塩味の牛たん焼は香ばしくて、噛むほどに味がにじみ出る。牛たんは一枚ずつ丁寧に焼き目がついています。

ご飯は宮城県産のひとめぼれを使用して、その日に使う分だけ精米しているというこだわり振りです。紐を引っ張るだけで、いつでもあったかい弁当が食べられる発熱式容器を使用しているのも嬉しい。「みやぎ黄金海道」も宮城県北東部の太平洋岸の漁港に水揚げされたイクラ、ホタテ、穴子、ギンザケなど、海の幸をたっぷりのせた彩鮮やかな弁当です。

「宮城まるごと弁当」は、宮城県の特産物を12種類盛り合わせたもので、みちのくもち豚の仙台味噌焼き、フカヒレのあんかけ、牛たんコロッケ、仙台駄菓子など、彩りも鮮やかで、見た目もあきない洒落たデザインになっています。季節により内容が変わるのも嬉しいですね。地元の食材を活かした弁当づくりが生んだ逸品といえるでしょう。

2009年7月17日

ウェルネス伯養軒

こばやしと並んで、仙台の駅弁を盛り上げてきたのが、明治23年(1890)に販売開始した伯養軒です。青森、岩手、福島の各県でも駅弁を販売しています。その中での一番人気は「鮭はらこめし」ですが、昭和57年の東北新幹線開業とともに誕生して以来、長年愛され続けている定番弁当で、サケとイクラと茶飯、3つの味と食感がたまりません。

「うにめし」もまた人気メニューの一つで、茶飯の上にふっくらと蒸しあげたウニとフレーク状のカニ、そして錦糸玉子がのったシンプルなデザインですが、口に運ぶと海の風味がいっぱいに広がります。濃厚なウニとカニに対して、あっさりとした錦糸玉子がほどよく調和し、絶妙なハーモニーをかもし出してくれます。

この2つに次ぐ人気者が「笹巻きえんがわずし」です。三陸の女川港に水揚げされた、カレイのえんがわを使った押し寿司で、青シソ入りの酢飯と、脂がのった、とろけるような、えんがわがほどよく調和し、付け合せのライムが爽やかさを演出します。サケ、イクラ、ウニ、カレイ、いずれも三陸沿岸の旬のものをふんだんに使っているのが特徴です。

2009年7月18日

日本レストランエンタプライズ

一般公募による駅弁コンテスト開催や地元学生のアイディア商品化など、郷土色豊な新メニュー作りに積極的に取り組み、オリジナリティあふれる弁当を開発しているのが、「日本レストランエンタプライズ」です。2007年に行われた宮城駅弁コンテストでグランプリに輝いた作品を商品化したのが、「仙台牛ぎゅう詰め弁当」です。

宮城県産ひとめぼれのご飯に、すき焼き、牛たん焼が抜群の相性で、牛肉フアンにはたまりません。というのも、牛すき焼きは、宮城県産和牛を贅沢に使い、玉ねぎと一緒に甘辛のタレで煮込んでいます。また、牛たん焼は、ねぎ塩味と味噌味の牛たんが一枚ずつ入っています。一方こちらは、「南三陸海宝弁当」といういかにも贅沢そうな弁当もあります。

イクラ、サケ、ウニ、穴子、ツブ貝、ホタテなどバラエティに富んだ豪華な魚介類を散らばした弁当です。季節により内容が変わりますが、10?3月はウニ、ツブ貝、ホタテの替わりにカキやホッキ貝がのります。「女将のもてなし弁当宮城松島編」は、その名の通り、松島の旅館の女将たちが島めくりをイメージして考案したもので、カキご飯とウナギご飯を真ん中に、小海老とアサリのかき揚げやカキのマリネなどで囲まれています。

2009年7月24日

ホヤの深い味わい?その1

食べ物には好き嫌いがつきものですが、このホヤぐらい好き嫌いが両極端に分かれる食べ物も珍しいのではないでしょうか。かくいう私も、子供のころは大嫌いで、傍で食べている人を見るだけで寒気がするほどでした。しかし、それは本当の味を知らなかったというだけのことで、あの深い味わいはめったにあるものではありません。

“ホヤの味を知らないやつはアホヤ”といった人がいるかどうかは知りませんが、とにかく獲れたての味はまさしく珍味です。リアス式海岸が連なる南三陸では、海のパイナップルといわれるホヤが、ブドウの房のようにびっしりと連なり、次々と小船に引き上げられる風景がよく見かけられますが、ここまで育つには3?4年かかるそうです。

甘みが強くて身はきれいな山吹色。「毎日食べているけど、飽きが来ないよ」と地元の人はいいます。体調15cm余り、丸々と太った4年ものを、殻をむいてすぐに味わう。甘く、ほのかに苦く、磯の香りが濃い。舌先にピリッと来るえぐみの後に、爽やかさが鼻を抜ける。確かに、大フアンになるには少し時間がかかりそうだが、海のパイナップルの名に恥じない重層な味です。

2009年7月25日

ホヤの深い味わい?その2

ホヤといえば、「酢の物」や「塩辛」が思い浮かぶでしょうが、JR石巻駅前の市観光物産情報センターで開かれたホヤ料理の試食会では、「串焼き」「田楽」「磯辺揚げ」「中華風の海鮮豆腐」「イタリア風マリネ」「フライ」などのメニューが紹介されました。形も食感もそれぞれ異なるのに、磯の香りだけはしっかりと口の中に広がります。

ホヤは東北の味と思われがちですが、最近は韓国への輸出がかなり増えているという。実は韓国の方が日本よりも、よくホヤを食べるのだそうですが、十年ほど前に殻が柔らかくなる病気が流行し、集荷量が激減してしまった。宮城県のホヤ収穫量は現在、年間1万トンを超えていますが、国内消費はそのうち6千トン程度で、残りは韓国向けだそうです。

宮城県水産技術総合センター(石巻市)の酒井敬一・養殖生産部長によると、「ホヤは生物学的にも非常に面白い」という。脊椎動物の祖先に当たる原索動物の一種で、幼生は体長数ミリのオタマジャクシのよう形をして泳ぎ、しっぽには脊索という棒状の組織をもつという。その後あの本体が岩などにくっついた後、縮んで消えるのだそうです。

2009年7月27日

仙台スイーツ、ずんだ?その1

枝豆の緑色が鮮やかな、宮城県の名物としておなじみの郷土料理「ずんだ」は、伝統のずんだ餅に加え、ずんだをアレンジして開発されたヘルシースイーツが今話題になっています。タウン・ウオッチングの途中で、ずんだスイーツ休憩としゃれ込むのはいかがですか。もちろん、定番のずんだ餅フアンも大歓迎ということです。

ずんだは、枝豆の皮を一つひとつ丁寧にむいてすりつぶします。ここに砂糖や塩を加えるだけのシンプルなものですが、これが味の決め手となり独特の枝豆風味が保たれます。「甘味処 彦いち」は、地元女性客に親しまれている一軒家風の甘味処。余分なものを加えずに作る「ずんだ餅」はボリュームがあって小腹がすいたときにもピッタリです。

こし餡か粒餡、黒蜜か白蜜を選べる「白玉クリームあんみつ」が人気です。一方こちら洋風のずんだスイーツで話題の「ずんだ茶寮」では、オリジナルなずんだスイーツである「ずんだロールケーキセット」が人気です。しっとりふわふわのスポンジと枝豆のつぶつぶした食感が楽しいずんだクリームの組み合わせが絶妙です。

2009年7月28日

仙台スイーツ、ずんだ?その2

明治10年(1877年)創業の老舗「村上屋餅店」では、昔ながらの「づんだ」の表記にこだわるだけあって、餅店ならではのふっくらとした柔らかな餅、そして甘さ控えめの餡は舌触りがとても滑らかで、夏にはづんだミルク氷も発売されます。一方同じ老舗でも、「玉澤本店クリスロード店」では、2階のティーラウンジでずんだ餅を販売しています。

定番のずんだ餅は山形県鶴岡産の枝豆・だだちゃ豆と宮城産の餅米を使用し、濃厚な豆の風味が楽しめます。こちらは冬場限定でずんだしるこが楽しめます。また、ゆったりと時間が流れる大正ロマンの店「たちばなや」は、アンテークの家具や絵画が置かれたレトロな雰囲気で、山形で自家栽培している枝豆・神代豆を使ったおはぎが食べられます。

おはぎは5種類からから選べ、店内で食べると加賀棒茶がポットでつきます。その他にかわったところでは、滑らかな口当たりでバランスがよい「ずんだプリン」やほのかな緑色で枝豆の風味が楽しめる「ずんだシェイク」などもあります。ずんだロールケーキセットと並んで、仙台駅構内でも購入できますので、是非試してみてください。

2009年7月29日

仙台の名物ラーメン屋さん

煮干などをベースに鶏や豚の脂を加えた、醤油スープがあっさりした口当たりの「北○ラーメンの中華そば」は、細麺で上品な味わいです。細いちぢれ麺は板の上で手もみしてからゆでるのでスープがよく絡む。一方、納豆と味噌がコンビの「柳家のキムチ納豆ラーメン」はすりつぶした納豆を加えた味噌スープが辛すぎまろやかです。

その他、レアチーズキムチ納豆ラーメンなどユニークなメニューも取り揃えていながら、国産小麦100%の自家製麺を使用しています。また、「らーめん堂 仙台っ子らーめん」は市内各所に店舗があり、トンコツ醤油スープが基本であるものの、各店ごとに若干味が異なりますが、仙台駅前名掛丁店では、餃子とライスがつくランチセットもあります。

「焼き海老入り辛味噌ラーメン」という特性の味噌スープが自慢の「麺処 壱萬屋」では、仙台味噌をベースに、数種類の味噌や唐辛子をブレンドして仕上げたものですが、あっさりしたラーメンが好みという方には、「成龍萬寿山本店」の「上海ラーメン」がお勧めです。中国淅江省出身のオーナーがつくる昔懐かしい味で、中華そばを感じさせてくれます。

2009年8月 3日

秋保温泉さいちのおはぎ

久しぶりに秋保温泉へ出かけたので、「さいち」を訪ねてみました。ここは観光ホテル街の一角にある中小のスーパーなのですが、「おはぎ」で有名なところです。ここに来ると真先に向いたくなるのが、やはりおはぎコーナーなので、今回もまずここを覗いて見ることにしました。すると以前にもまして充実した品揃えのおはぎが所狭しと並んでいました。

北海道産小豆を使ったおはぎが絶大な人気のこの店は、添加物を一切使わず昔ながらの手作りにこだわっています。しっとりとしていて甘さは控えめなので食べやすい。小豆餡の他にゴマやきな粉、ずんだなどもあり、相変わらず丸々と太った愛嬌のある姿が目に飛び込んできました。それに、2個で210円はとてもお値打ち価格です。

更に驚いたのは、弁当の種類が多いことですが、これも全て手作りというのもまた凄い。それがまた次々にバックヤードから運ばれてきて、ゴンドラに収められる。お客様はどうやら観光客だけではなさそうで、山形方面からの固定客も結構多いためか、従業員の対応にも力が入り、店の活気が更にお客様を引きつけているようです。

2009年8月 4日

楓屋カフェ&ギャラリー

仙台市泉区長命が丘に、「楓屋カフェ&ギャラリー」というユニークな店があります。世界各国から集められた40種類ほどの豆を自家焙煎で提供しているこの店は、熱源にガスや電気を使う店が多いなか、開店以来、一貫して炭焼での焙煎にこだわっているのが特徴です。豆に均一に火を通すことができるという炭焼のメリットを活かすためだそうです。

そうすることで、それぞれの豆の特徴をしっかりと引き出し、炭が織り成す深みと香りを満喫できるというわけです。コーヒーはうす口、こい口、特濃の3種類ですが、炭焼特有の深みと苦味のある味わい、香ばしい香りや微妙な色の違いまで楽しみたい方にピッタリです。見た目が黒ビールのような炭酸割り「ビア・コーヒー」も大変人気です。

ブレンドで人気なのは、「ジャコウ」と「バナナとチョコのチーズケーキ」だそうですが、ライブなどのイベントも不定期ながら開催しているほか、オーナー手作りの革製品も販売しているなど、話題には事欠かない店です。微妙な火力の調整など、作業の楽しさも炭焼の魅力だというオーナーは、ずらりと並んだ豆の瓶に手書きで説明を書き添えています。

2009年8月 7日

松島の活穴子寿司

松島のグルメといえば、冬はカキ、夏は穴子と相場が決まっていますね。特に最近人気が急上昇の穴子は目が離せません。その穴子の新しい食べ方が、いま話題を呼んでいます。それは、生の穴子を使った握り寿司です。「活穴子をさばいていたら、身がピカピカ光って美味しそうだったので」とは、寿司幸親方の西村さん。

臭みのない穴子の目利きや下ろし方、食べ方などの試行錯誤を繰り返し、数年前からメニューに乗せたということです。純白の身が乗った握りは、コリコリとした食感でクセがなく、噛むと甘みがじわりと口に広がります。新しいのに懐かしい味はとても不思議で、おなじみの穴子の握りと同じ魚とは思えないほどです。

あのふわっとした独特の感じからは想像もつかない食べ心地で、そのギャップがまたたまりません。また、町内の食堂では6?9月に穴子丼フェアが開催されています。穴子は、天ぷらや白焼き、それぞれの店の工夫がいきる秘伝のタレなど、色々な楽しみ方はよく知られていますが、そこにまた一つ新しい美味いものが加わりました。

2009年8月10日

レストラン郷のさと

黒川郡大郷町にある道の駅おおさと、ここの「レストラン郷のさと」では、「モロヘイヤざるうどん」と夏だけのメニュー「モロヘイヤ冷やし麺」が人気だとか。その中でも一番人気は、「モロヘイヤ冷やし中華胡麻だれ味」だそうですが、これは夏限定のメニューで、胡麻だれは香ばしく、食欲を掻き立ててくれる一品です。

モロヘイヤは、アラブ語で「王様の食べる野菜」という意味だそうですが、抵抗力を高めるβーカロチンや各種ビタミンが多く含まれ、特にカルシューム、鉄分が多く含まれているので女性には特におすすめと聞けば納得です。何せあのクレオパトラも食べていたというから、この夏はぜひ挑戦してみたい一品です。

ここはまた、周りの広々とした畑で収穫されたモロヘイヤを道の駅で粉末にし、農家のお母さんたちの手によってうどんになる。厨房で調理された「モロヘイヤざるうどん」は、さわやかな香りがたち、噛みごたえもしっかりしています。見た目は茶そばに似ているが、コシがあるとお客さまから評価をいただいています。

2009年8月11日

ラ・シェール・アンジュ?その1

石巻にある洋菓子店「ラ・シェール・アンジュ」の店内には、色とりどりのケーキや洋菓子が約200種類ところ狭しと並んでいます。その中に、いま東京でプリンブームを起こしている「蔵王プリン」がキラリと光っています。ただどうしても、石巻の「蔵王プリン」なのだろうという疑問がわいてきて、そのわけを知りたくなってしまいます。

始まりは4年前に東京のナムコから、首都圏に向けた新しいスイーツを作って欲しいと依頼されたのがきっかけだとか。そこで取り組んだのが、地元石巻にこだわることなく、宮城や東北を代表するスイーツにしたいという思いから、蔵王の滋養卵や牛乳、クリームチーズを使ったプリンを作ろうとひらめいたのだそうです。

オーナーでパティシエの茂木秀幸さんによれば、当時はトロトロのプリンがブームになっていましたが、敢えて濃厚で固めなプリンを提案した。上が固め、普通、下が柔らかめと3層になっていて、とてもなめらかな食感が楽しめます。一口味わうとふんわりとしたプリンが口の中に広がり、濃厚なクリームチーズとカラメル、生クリームのバランスも絶妙です。

2009年8月12日

ラ・シェール・アンジュ?その2

独自の配合や温度調節に試行錯誤を繰り返した結果、この「蔵王プリン」が誕生したということです。その後は、トロトロプリンの「樹氷めぐりプリン」が誕生しこちらも大好評でしたが、今度はクリームチーズを抜いて、上に黒蜜が乗った「伊達な黒船プリン」も発売される予定という。常に新しい商品企画を心がけている姿勢が窺えます。

ナムコ主催「2006年プリンの殿堂特別金賞受賞」では全国第二位(東日本ブロックでは第一位)を獲得。日本橋三越では限定500セットが1週間でなくなり、新宿の伊勢丹では、オリジナルのプレミアムプリンの依頼もあったほどのヒットメーカーに成長しています。お客様の“美味しいね”の一言のために投資を惜しみません。

「蔵王プリン」が大ヒットした現在も、地元石巻の菓子店とネットワークを組み、8人でチームを結成し、ベルギーからショコラティを呼び勉強会を主催したり、デパートのイベントに出展したりと多方面に活躍しています。地産地消に拘り、宮城や東北の代表となるスイーツを作り続けていきたいとの思いが、地域活性化の起爆剤になることが期待されます。

2009年8月15日

三陸の珍味姫たら

石巻市の四野見水産は、真鱈、銀鱈、目抜、赤魚、銀むつ、鰈、白すずき、鰤などの切り身の他、粕漬、みりん漬、味噌漬、もろみ漬、干物、減塩たらこを製造している老舗です。中でも、干物の姫たらは砂糖と食塩、アミノ酸などの調味料がほどよく調和した珍味で、お酒のパートナーとして、クラシックフアンには広く愛されています。

タイプとしては、大きめの「味姫」は生なので炙って食べるようになっていますが、少し小ぶりの「手焼豆たら」はほどよく焼かれています。こちらはサイズ的にも手になじむし、原材料の一部に大豆を使っているので、この名がつけられたというわけです。噛み心地がよく、ほんのりとしたやさしい味のため、ついはまってしまう人も多いようです。

なにしろ、選び抜かれた原料を職人の技と心意気で丁寧に仕上げられているので、子供のおやつとしても活用できそうです。スナック菓子を食べ続けたことで、顎の骨が細り噛む筋力も弱っている子供たちが増えているようですが、この「手焼豆たら」はカルシュームたっぷりで、しかも顎の強化訓練にもなる一石二鳥の食品です。

2009年8月18日

冷たい抹茶とスイーツ

木と白壁が清々しい「カフェ・ソヨ」というお店が仙台市青葉区にあります。「何もないところがうちの個性なんです」と話す店主は、自分の目指すカフェを開くために茶道を学び、この世界に魅せられてしまったという。そういうわけで、豊富なメニューの中でもやはりメインは抹茶。白磁の器に氷が一かけ浮かぶ抹茶は特に清涼感があります。

抹茶は伊達家ご推奨の銘柄を使用しているとのこと。伊達の名を冠した名前は、「伊達の旨塩アイスクリーム」というもう一つのメニューにもありました。石巻の万石浦の塩をブレンドしたオリジナルアイスで、さらに塩をかけていただくと、ひんやりとした感じとともに、口の中にさっぱりとした美味しさが広がります。

幅広い年齢層のお客様に来てもらいたかったので、中心街から少し外れたところに店を構えたといことですが、何もない空間は、美味しいお茶とともにゆったりと過すことができます。また、お茶とともにいただくスイーツにも工夫を凝らしていて、ずんだのつぶつぶが、ふんわりしっとりした生地の「ずんだのシフォンケーキ」も優しい味です。

2009年8月19日

旧津山町の旨いもの?その1

三陸自動車道桃生津山ICで下り、柳津大橋を渡り左折すると「仙台麩」の看板を掲げた「山形屋」があります。その隣が「末永商店」で仙台麩はここで扱っています。JR気仙沼線のガードをくぐると右に創業80年という「西条もち屋」があります。餅は大福でよもぎ餅と白い餅の二種類、餡はこし餡とつぶし餡を混ぜて作っています。

その先の三叉路の信号を通り抜けると、すぐ右手に「三浦屋旅館」があります。この地域では有名な割烹レストランで、「五目釜めし」がメインのようですが、添えてある小鉢は、椎茸、竹の子、しみ豆腐の煮物、味噌汁に至るまで本格的な解析料理です。油麩を乗せた「そば」もたまねぎをあしらって麩とそばのうま味を引き立てています。

気仙沼方面に曲がると、季節に「どぶろく」の大きな張り紙を張りだす「杉田酒店」があります。数は少ないが銘酒も揃えており、澤泉の本数限定の純米吟醸酒「無濾過」もありました。その先にあるのが「超大粒納豆」で有名な「津山納豆製造所」があります。わらで包んだ昔ながらの「つと納豆」の香りが懐かしい。

2009年8月21日

旧津山町の旨いもの?その2

国道45号線沿いには、道の駅「もくもくランドの産直ときめき野菜」があります。ここには野菜類の他に面白いものがあります。例えば、石巻「風月堂」の「アイスクリーム」「インドカレー」「真珠」「マツタケ」「サンマ」「ゴボウ」などですが、なかでも、塩味をつけ胡麻を練りこんだ「くるみ餅」が際立っています。

「ドーナツ類」「サツイモの甘納豆」「ダイコンの甘酢漬け」地元産わさびを使った加工品も揃っています。「わさび味噌」は「つと納豆」に合わせて食べると美味しい。ニームという天然素材の防虫剤入り「木酢液」も珍しい。国道を少し進むと横山の集落に出ます。この集落には以前三軒の菓子店がありましたが、いまは「菅原商店」だけになりました。

「お菓子や」というシンプルな看板を掛けているだけのこの店は、昭和初期の創業で、現在は三代目だそうです。和菓子はご主人、洋菓子は息子さんと分担が分かれているそうですが、何故かできたお菓子は和洋折衷のもの。「クラシック」というパイ生地の焼き菓子は、和風の醤油とバター、「しょうがまんじゅう」は白餡とショウガが練り込んであります。

2009年8月24日

うなぎの都屋本店

うなぎの旬は土用の丑の日だけではありません。ビタミン豊富なうなぎを食べて元気に過ごしたいと思うなら、伝統の味を楽しめる「都屋本店」です。白石でうなぎといえば、真っ先に名前が挙がるのが、創業明治18年という老舗のうなぎ店がここ「都屋」でしょう。注文をもらってから焼き始めるといううなぎのかば焼きは、さすが伝統の味です。

微妙な焦げ目が香ばしさをより一層引き立て、ふっくらとした柔らかい身、パリッとした皮、甘辛い伝統のタレが絶妙に絡み合った逸品です。うなぎは、かつて白石川で獲れた地ものを使っていましたが、今は愛知県の一色町産のものを使用しているそうです。しかし、タレだけは明治時代から継ぎ足し継ぎ足しを続けながら、秘伝の味に育っています。

もちろん、この店の看板メニューは「うな重」で、蒲焼とご飯が別々になっています。そのほか、ボリューム満点の「ひれかつ丼」も人気だとか。うなぎのタレで味付けされた独特の味はほかでは食べられません。明治時代から市民に愛され続けてきた伝統の味は今も健在で、なくてはならない地元の顔となっています。

2009年8月25日

凛菜・上の家

築121年になるという風格のある古民家が、杉と竹の林を背に建っています。黒光りのする板の間、広い座敷、太い梁、囲炉裏、白い障子の向こうにはさわやかな緑が広がっています。瓦葺の屋根もまた美しく、まさに凛とした佇まいは、日本の夏を演出するにふさわしい涼を感じさせるどっしりとした趣があります。

「何てことないものばかりなんです」と、おかみさんの奥野幸子さんは言いますが、朝に畑で収穫したばかりのキュウリとミョウガの甘酢和えは、香り、甘み、噛みごたえがひとしおしみるようで、それだけでも爽やかな逸品です。丸大豆だけで作った豆腐の冷奴、鮎のみそ田楽をはじめ、手作りの心づくしの旬が並びます。

それらが、大根菜を塩揉みして刻んで散らしたご飯によく合います。「みなさん、ほんとうに残さないで食べてくれるのでうれしい」とおかみさんの笑顔。その朝に収穫された野菜を見て、その日の献立を決めるという。キュウリや茄子が見事に育ったころ、「もてなしご膳」は最盛期を迎えるということなので、楽しみにしているそうです。

2009年8月29日

Cafe Saji(サジ)

園芸店「ガーデンガーデン」内に佇む「Cafe Saji」は、トレーラーハウスを利用して造られたカフェで、カントリー調の店内には、ナチュラルな木の家具や愛らしいオーナメントなどがあり、訪れるものの心を和ませてくれます。「食べたいものや、求める空間、活用の方法などは、あなたのサジ加減でどうぞ」というわけでしょう。

そんなオーナーの穏やかな気遣いは、野菜中心の和食ランチの素朴な自家製スイーツにも表れています。メイン料理にはおかず4品と味噌汁のついたボリュームたっぷりのランチ、外はサックリ、中はふっくらの焼加減が絶妙なワッフル。特におすすめは、併設する「あいすの家」の無添加アイスをトッピングしたワッフルです。

仙台市青葉区上愛子にあるこの店は、愛犬と一緒に楽しめるテラス席があるのもうれしいですね。休日ともなると、愛犬とともに訪れる人も多いというのも頷けます。穏やかな日差しと焼きたての菓子の甘い香りに包まれた店内は、いつもやさしい味、そして穏やかなオーナーの表情とともにお客様を迎えてくれます。

2009年9月 2日

九十三菴喜久知

希少な仙台長なすを砂糖づけにした「長なすの詩(7?10月限定)」をはじめ、野菜を上品に取り入れた和菓子に定評がある菓子舗、それが仙台市青葉区川平にある九十三菴喜久知です。ここには季節限定で品切れになること確実の隠れた名物があります。それが国産わらび粉と国産の本葛のみを使い、宇治高級抹茶の風味を加えた「抹茶わらびもち」です。

これは当然常連さんが独り占めしてしまうことになる逸品なのですが、この抹茶風味のわらび餅と見事に調和するのが、大豆を二度煎りしてコクを深めた京都名物の黒須きな粉です。まずはそのままの甘さでいただき、そのあと好みの黒蜜をかけていただきます。黒っぽい艶のある透明感、清涼感溢れるプルプルの食感です。

豊潤な口当たりは、別格なうまさと称賛される国内最高級の吉野産本わらび粉を使用しています。これに宇治の高級抹茶を加えるという贅沢が仙台で味わえます。野菜をあしらった菓子作りが得意なこの店は、道明寺やうぐいす餅、桜餅などは得意中の得意。いずれも国産の材料を使用しているというこだわりようで、もちろん見た目もきれいです。

2009年9月 8日

今年もきましたサンマの季節

サンマは、漢字で「秋刀魚」と書くくらいですから、昔から秋の味覚の代表として知れている魚です。秋から春にかけて黒潮水域で生まれ、近海を回遊して8月半ばから北海道沖で獲れはじめます。9月半ばには三陸沖、11月には房総沖へと南下します。日本沿岸を回遊する時期に獲れるサンマは脂がのって最高の味です。

最近では冷凍技術の発達により、旬の時期に漁獲されたサンマが新鮮さを保ったまま冷凍保存され、市場には一年中出回るようになりました。冷凍品も生と区別がつかないくらいの美味しさで、四季折々にサンマの味を楽しむことができます。ところで、美味しいサンマの選び方を教えてくださいとよく聞かれることがあります。

生きのいい魚は、やはり目の輝きが違います。これはどの魚にも共通することですが、特にサンマは濁った目のものはダメです。新鮮なサンマは黒目の周りの部分が澄んでいます。また、背の色が青く冴えていて全体に艶があり、腹がしっかりとハリがあります。この部分がぶよぶよしているのは生がわるい証拠ですので気をつけましょう。

2009年9月 9日

サンマは栄養素の宝庫

サンマのうま味みを決めるのは脂肪といわれていますが、その脂肪には、ドコサヘキサエン酸(DHA)とエイコサペンタエン酸(FPA)と呼ばれる飽和脂肪酸などですが、サンマにはこれらの脂肪酸がたっぷり含まれています。これらは血液の流れを良くする働きがあり、動脈硬化、心筋梗塞、高血圧などの生活習慣病の予防に効果があります。

更に、粘膜を丈夫にして風邪を予防するビタミンA、若返りのビタミンといわれるビタミンE、骨や歯を丈夫にするカルシュームなども豊富です。そのうえ、サンマに含まれるたんぱく質は、吸収率が高く、他の青魚や肉類、乳製品などに比べトップクラスです。「サンマが出ると按摩がひっこむ」といわれるのも、あながち誇張ではありません。

それだけではありません。驚くことにあの血合いやワタの部分にもビタミンやミネラルが含まれているので、丸ごと食べるようにしたいものです。誰にでも親しまれているサンマ、味わい豊かで栄養素たっぷりのサンマ、手ごろな値段で手に入るサンマ、そんなサンマをもっと食卓にのせる工夫をしたい。そう考えているご家庭も多いのではないでしょうか。

2009年9月11日

旬のサンマに舌づつみ?その1

秋になると届くのが待ち遠しい食べ物があります。別に自分で買えないわけではないのですが、ドォーッといただくサンマは格別なものです。どんな食べ物でも、それを前にしてみると自然に顔がほころんできます。今日のサンマは特別ジャンボなので、頭の中でメニューが踊り始めていますが、まずは、刺身と塩焼きでいただくことにしました。

方々にお裾わけしてもまだ食べきれないので、今度は三枚におろし、身の方は適当に切り、片くり粉をまぶして油で素揚げし、マリネのタレに玉ねぎをうすく切りにしたものと旬の南蛮の輪切りをお好みで入れてピリ辛にし、沸騰させたところに素揚げのサンマと玉ねぎのスライスをかわるがわるにしき、その上からタレをザーとかけて寝かせておく。

食事の時には、しっかり味がしみ込んでちょうどよい食べごろになっています。私は酸っぱいのが苦手なので、食べる時にスダチやレモンなどを絞って食べます。今日のサンマはこれでもさばききれません。そんなときはサンマの佃煮にするのがわが家流です。こちらは、頭と尻尾を除き、2?3cmにカットし血水が取れるまで何回も洗います。 つづく

2009年9月12日

旬のサンマに舌づつみ?その2

それからお湯を入れて火にかけて熱した後、沸騰直前で火を止めて、そっとお湯を流します。それはサンマの皮がやぶけ見た目がわるくならないための工夫なのです。それから改めて、鍋の八分目までお湯を入れ、砂糖、醤油、酢を少々、梅干し2~3個入れます。これが伝統のわが家流ですが、この時注意しなければいけないのは、サンマを鍋の半分にすることです。

その後は何回もアクを取り、アルミホイルを落としぶたにして4~5時間コトコトと煮込み、途中で骨が軟らかくなったかどうか確認します。まだの時はさし水をしてしばらくサンマの姿が見えるまで煮詰めます。その間に味の調整をするのが大事なポイントです。というのも、出来上がりの味よりかなり薄味から始めないと、味が濃くなってしまうからです。

その他、塩焼きが苦手な人や煙を出せる環境にないお宅は、サンマの頭と尻尾を切ってしまい、左右骨に沿って切れ目を入れると、醤油の味が滲み焼いた時も火が通りやすいのでお勧めです。包丁の切れ味が良い場合は、背開きにして、サンマの味醂干しもいいですね。冷蔵庫の中でラップをせず、大皿やバットにのせ、干してから焼くとうまく焼けます。

2009年9月14日

サンマのにんにく蒸し

材料はサンマ4尾(4人分)、塩、酒各少々、にんにく一かけ、万能ねぎ適量といたってシンプルです。作り方は、サンマを洗って半分に切り、塩と酒をふり、しばらく置く。このとき割り箸にワタをひっかけ、ねじるようにして引き抜く。こうすることで仕上がりがきれいになります。次に、にんにくを薄切りにし、万能ねぎはサッと茹でて軽く結びます。

耐熱皿にサンマを並べ、にんにくをのせてラップをかけ、電子レンジ強で7?8分加熱する(蒸し器なら15~20分)。サンマと万能ねぎを皿に盛る。ポン酢しょうゆで食べると美味しい。一人前分のエネルギーは1273カロリー、塩分2.8gです。初心者でも簡単にできて、ヘルシーで美味しいサンマ料理の出来上がりです。

ちなみに、わが家ではFIRの器という不思議なお皿を使ってこの料理を作っています。この器は、新しい技法で無機炭素を磁器に調合した強い器で、電子レンジのマイクロ波分子で遠赤外線を発生させ、油やラップを使わず魚やたまご、肉などの素材のうま味を逃さずに芯から温め、簡単に美味しい料理が作れるという優れものです。

2009年9月15日

手打ちそば康正庵

十割そばが最高であると思われがちですが、そう単純なものではないらしい。仙台市青葉区中山にある「康正庵」は、創業以来あえて二八にこだわった絶品のそばを食べさせてくれるお店です。そば粉は本来それだけでは繋がりにくいため、一般的には小麦粉などのつなぎを加える。あえてそば粉十割で打つのは、そばの風味を最大限出そうとするためです。

しかし、粉の状態や打ち方が生半可であれば、逆に食感が落ちてしまいます。のどごしがなめらかで、何枚でも食べられる飽きの来ない味、種もの(汁そば)のことを考えると、「二八がベストだと思います。」と言い切るのは、店主の大内さん。厳選した石臼挽きの粉から作られた二八の「せいろ」は、角が立ちもっちりとしたしなやかなコシです。

そして、爽やかな咽喉ごしは、十割そばを超えた二八そばの神髄と言えるかもしれません。つゆはやや辛めですが、「できれば始めは薬味を入れずに、そばを全部浸さないようにして食べてください。」という。せいろとともに「田舎」と「更科」の変わりそば2種類を相盛りにした「三色盛り」も人気の品。香り、甘みに勝る田舎と、コシのある更科の変わりそばも中々のものです。

2009年9月19日

農家レストラン「蔵楽」

田園風景のなかに佇む農家レストラン「蔵楽」は、大崎市田尻にあります。米を貯蔵していたという築100年の板蔵で、天井の高い空間で作られるのは手打ち蕎麦です。店主の佐々木重信さんが打つ二八の更科蕎麦は、白くて上品な味です。蕎麦に手作りハムと野菜、おにぎり、味噌汁などがついた蔵楽定食もお勧めです。

ほとんどが自家製で安全な素材ばかりで、素朴で元気な自然を美味しくいただけます。佐々木さんは、食事を出した後はお客さんと一緒に話をすることが多いということです。米や野菜を作り、養豚も営んでいることから、農家の暮らしや食糧自給率のこと等々。また、近くの観光スポットを教えたりとほかにも話題には事欠きません。

体験メニューも色々あります。蕎麦打ちコーナーはじめ、ソーセージ作り、野菜の収穫など季節によって違った楽しみが味わえます。佐々木さんは、みやぎグリーンツーリズム推進協議会の会長も務めています。人々の暮らしのルーツである農家の暮らしを大切に守っていこうと努力している。その心意気がレストランの雰囲気にも表れています。

2009年9月21日

サンマのブイヤベース

サンマをぶつぶつ切って煮込むだけというブイヤベースの作り方を紹介しましょう。まず材料ですが、サンマ4尾、ふりかけ(塩小さじ1、こしょう少々、白ワイン大さじ4、サフラン少々)、玉ねぎ1個、トマト1個、長ねぎ1本、じやがいも2個、オリーブ油大さじ4、にんにく1かけ、スープ(スープ4カップ、ローリェ1枚、タイム、パセリの軸、塩、こしょう各少々)、パセリのみじん切り適量。

次に作り方ですが、?サンマは頭とワタを取り除き、1尾を3つくらいに切って、「ふりかけ」をふって15分おきます。?玉ねぎはせん切り、トマトは湯むきをして粗みじん切りにします。長ねぎは2?3cm長さのぶつ切り、じゃがいもは7mm厚さに切ります。?鍋にオリーブ油を熱してにんにく、玉ねぎを順に炒め、トマトと「スープ」を加えて10分ほど煮ます。

?ここに汁ごとのサンマと長ねぎ、じゃがいもを加え、さらに10分煮て塩こしょうで味を調えます。?器に盛り、パセリのみじん切りを散らします。好みでアイオリソースとトーストを添えます。アイオリソースの作り方は、おろしにんにく1かけ分、卵黄1個分、塩、こしょう各少々を混ぜたところにオリーブ油70ccを少しずつ加え、仕上げにレモン汁を少々落とします。

2009年9月22日

レーブ・ド・ルピナス

利府町の住宅街花園にあるレーブ・ド・ルピナスには、今話題の塩スイーツが勢ぞろいしています。店内に入ると、大きなガラスケースに彩りも鮮やかで、形も美しいケーキがたくさん並んでいます。塩スイーツも数種類あり、その中でも一番人気を誇っているのが塩ロールケーキの「うずのまほうつかい」という一品だということです。

きめ細かなスポンジにカスタードクリームと生クリームを巻き込んだもので、生クリームはグラニュー糖ではなく果糖を使っているのですっきりした甘さです。そして藻塩がほのかなしょっぱさを醸し出しているので、後味もスッキリしています。パティシエの佐藤和彦さんによると、1年以上かけて美味しい塩加減を見つけたということです。

お客さんの、甘さを控えてほしいという要望から塩で甘さを引き立てようと考え、工夫に工夫を重ねたということです。何しろ塩1gと砂糖1gの強さが全然違うというところに秘密があるようです。驚くのは「釜プリン」です。可愛い釜に塩キャラメルプリンがたっぷり入り、表面には綿帽子が並んだような生クリーム、決め手はやはり塩味のようです。

2009年9月23日

ジェラートショップ ポポロ

松島の観光中心地から少し離れた松島大橋のたもとにある「ポポロ」。ここでは、ジェラートの材料を、秋田県の鳥海高原花立牧場から取り寄せるジャージー種の牛乳を使用しています。ホルスタイン種の牛乳と比べ、乳脂肪やビタミンが豊富で、濃厚な味に特徴があります。その美味しさにひかれて、ジェラートを作っているのは岸田美香さんです。

ジャージー牛乳を生かすため、香料や着色料は使わず、果物やバニラビーンズなどいい素材を組み合わせて作っているという。そして塩竈の藻塩を知って挑戦したのが塩ジェラートというわけです。「試作を繰り返し、一番おいしい配合を見つけました。料理では当たり前に使う塩ですが、ジェラートの美味しさをこんなに引き出すとは。塩の偉大さを改めて知りました」。という言葉通り、塩がちょっときいたクリーミーで優しい味です。

塩ジェラートの他に、是非味わってもらいたいのはジェラート・エスプレッソです。冷たいジェラートに熱いコーヒーをかけ、とけた具合を楽しみつつ味わう。常時22種類のジェラートが揃っていますので、テーブル席でじっくり味わうこともできますし、もちろん、お持ち帰りもできます。塩釜の塩ジェラートを是非試してみてください。

2009年9月28日

待ち遠しいトロカツオ

地元紙の河北新報の伝えるところによれば、12年連続で日本一を誇る宮城連気仙沼市のカツオ漁が不振にあえいでいるとのこと。一本釣り、巻き網ともに水揚げ量は豊富だった昨年同期の4割にとどまっているという。例年はあの脂が乗った戻りガツオの季節なのに、今年は水揚げが少ない上に小型魚が主体で、三陸沖でも漁に見きりを付ける船も出始めた。

水揚げ量が落ち込んでいるだけではなく、今年は「ピンガツオ」と呼ばれる大きさが1キロ未満の割合が高く、9月11日には一本釣り船15隻と巻き網船2隻が130トン水揚げしたが、「ピンガツオ」が半数を占めた。カツオはサンマやマグロ類と並び、気仙沼の水揚げの主力であるだけに、運送や製氷、加工など関連産業などのすそ野にも打撃を与えている。

仙台市内のスーパーでは7?9月の小売価格が「前年の2?5割高」(みやぎ生協)で推移。もっとも高かった7月よりは落ち着いたようですが、9月に入っても半身で1500円前後と前年比300?500円高く、敬遠する消費者もいるといいます。トロカツオの叩きや手こねずしが待ち遠しいというカツオフアンにとっては、寂しい限りですね。

2009年9月29日

カフェ ナッメ

塩竈市役所の近くに「カフェ ナッメ」という小さなお店があります。ハワイが大好きという渡辺由美子さんが4年前に、塩釜の人にシフォンケーキの美味しさを広めたいと始めたお店です。お母さんのブティックと一緒に営んでいるこのお店は、塩釜で作られる藻塩のことを知って興味を持ち、手掛けたのが焼き菓子だそうです。

「藻塩は粗塩なので、ちょっとピリッとくるところがあり、ちょうどいい塩加減を探して何度も試作を重ねてきましが、しょっぱ甘いという感じの美味しさになりました」。クッキーは、アーモンドプードルを使い、表面に粉砂糖をふったルシアンスタイル。生地に練り込んだ藻塩の味とシナモンの香りがよく、サクッとした食感も美味しさを引き立てています。

生キャラメルは、温度が1度でも違うと硬くなったり柔らかすぎたりするため、火加減に最新の注意を払って毎日作っているとか。舌にのせるとトロリと甘さが広がり、しょっぱさもほんのりと。また、塩を使った焼き菓子は2つともティータイムが楽しくなる味わいです。もちろん、メインのシフォンケーキもなかなかのものです。

2009年9月30日

浦霞 酒ギャラリー

銘酒浦霞で知られる醸造元の佐浦。瓦屋根に黒い板壁、格子窓という昔ながらのどっしりとした商家の雰囲気がいい。そんな酒蔵で、今年7月からは発売したのは「大人のジェラート、しおがまジェラート酒」です。酒粕を使い、塩釜の藻塩を加えた味は独特の美味しさです。カップのふたを開けると、日本酒のいい香りがほのかに漂う。

純米酒の酒粕を使っているとのことで、少し辛口の爽やかさです。ジェラートは、塩味がほんのりとして、控えめな甘さが舌にとてもなめらか。お酒が行ける口にも、飲めない人にも人気があるそうです。店内は5月にリニューアルオープンしたばかりで、陶器やガラスの酒器コーナー、利き酒コーナーなどがあり、落ち着いた雰囲気です。

ジェラートの開発に関わった富谷圭輔さんによれば、「酒粕の粒を残すかどうか、塩の量をどうするか、ずいぶん試作を重ねましたが、美味しいのができました。塩で旨さが引き立ちますね。日本酒と塩の組み合わせは、抜群の相性。『和』の味わいのジェラート、お勧めします」。辛党、甘党、両党使いでも楽しめるギャラリーです。

2009年10月 2日

イナダの刺身と照り焼き

昔の武将は出世する度に名前を変える習慣があったので、成長につれて名前が変わる魚は出世魚と言われ縁起物扱いされてきました。ブリは関東地方ではワカシ(20cm前後)、イナダ(40cm前後)、ワラサ(60cm前後)、ブリ(80cm以上)。関西では、ツバス、ハマチ、メバル(メジロ)、ブリと名前が変わります。この他各地で様々なパターンで変わります。

寒ブリと言われるように12月?2月までの厳寒期が旬で、氷見ブリ、能登ブリ、佐渡ブリなど北陸地方が名産地として知られています。北陸ではかなり陸に近い所を南下してくるので、沖合4?ほど突き出した長い定置網をしかけ、南下したブリを効率よく漁獲します。あまり有名ではありませんが、太平洋側でも結構採れるのです。

私はこれを夏に刺身でいただくのがとても楽しみです。カマや中骨と大根を煮たブリ大根には、成魚のブリを使うのが定番ですが、養殖のハマチは醤油とミリンのたれに1時間ほど漬けてから照り焼きにすると美味しいですよ。その他にかぶら寿司、巻き鰤、ブリしゃプ、鰤雑煮、ブリテキなどが有名ですが、照り焼きはイナダでもいけます。

2009年10月 3日

丹六園の「志ほがま」

歴史ある佇まいを感じさせる丹六園は、1720年に廻船問屋として創業した老舗です。時代の移り変わりとともに商売変えをしてきましたが、昭和に入って先代が丹六園の本家で仙台藩の御用菓子商だった古梅園の藻塩糖という菓子を復活させました。

これが今に伝わる「志ほがま」というわけです。藻塩焼き神事に因んだ軟落雁です。もち米の芯の部分だけを使った粉に、特注の精製上白糖、精製塩を入れた塩水、じゅうねん(エゴマ)と青紫蘇を掛け合わせた珍しい紫蘇を乾燥させたものを混ぜ合わせ、型に入れて押し固めるという作り方です。11代店主六衛門さんは、その日によって作り方を変える。

「その日の湿度によって、粉が型に入れる前に固まってしまわないように、塩水の量を加減するのが難しいところです。勘を大切にして、自分なりの味を作ってきました」と話しています。手で割った「志ほがま」を口に入れると、ゆっくり溶けながら、米の甘さとあっさりした塩味が広がります。シンプルで上品な味はあきが来ません。

2009年10月 6日

ハローファームサクマ

蔵王山麓は酪農家が多いところです。南蔵王の不忘高原は、戦後満州から引き揚げてきた人々が開拓して、厳しい生活を乗り越えて豊かな牧場に作り上げてきました。「ハローファームサクマ」の佐久間純一・文子さんは60頭余りの牛を飼育して牛乳を生産しています。安全で美味しいのは循環型酪農だからで、牧草は有機栽培、水は蔵王の伏流水を利用しています。

牛舎の外囲いでは、人懐こい牛たちが近寄ってきて、長いまつげと優しい目で出迎えてくれます。餌をやったり首をなでたりするととても楽しく、時間を忘れてしまいそうです。搾乳やバター・アイスクリーム作り等の体験もできるので、子供達もよく訪れるそうですが、大人も子供も皆感激して帰っていくということです。

「牛乳は命のバトンなんですね。牛も人も同じ生き物。酪農体験をしながら、食や命、自然とは何か、気づいていくといいですね」と佐久間さんは言います。環境を守る循環型の酪農で、命の循環を伝えていきたいと、多くの人と牛との楽しい体験を分かち合っています。犬や猫、そして白ひげのヤギさんたち家族もその気持ちには変わりないようです。

2009年10月10日

レインボーヒルズ

遠刈田温泉街から少し離れた七日原にあるのが、農家レストラン&ペンション「レインボーヒルズ」です。広い庭、クヌギの木、白い建物、高原の空気、いずれも爽やかでくつろげる雰囲気を醸し出しています。ご主人の久保聖さんは、釣り、スキー、バイクが好きなアウトドア派の代表格とでも言うべき人のようです。

それがこうじてか、8年前から土に興味を持ちはじめ、ペンションと道路を挟んだ向かい側の畑でトマト、ナス、キュウリ、サツマイモ、ダイコンなど季節ごとにたくさんの野菜を育てています。でも霧が多い場所なので、日照不足で失敗することもあるとか。「大体は朝5時に起きて作業しますが、前夜の酒量にもよりますね。お客さんと話していると時間が速く経ってしまって」。

不忘にも畑をもち、宿の食事の野菜は新鮮で美味しいものばかりです。レインボーヒルズでは、山にふさわしい体験がたくさんできます。9月から薪ストーブのための薪割りは大切な仕事ですが、体験したい人と一緒に雑木林から木を切り出してきます。敷地内の野菜作りやクリ拾い、紅葉がりや芋煮会、山菜とり、キノコ観察ツアーと、四季折々に楽しめます。

2009年10月14日

KINGYO(キンギョ)の庭

神戸黒毛和牛のステーキと最上級のオリジナルソースの組み合わせで、深い味わいに唸らせるお店が、仙台市青葉区中央にあります。左手には金魚鉢をすべりこませた巨匠の絵画、右手には涼やかな風が心地よいウォーターカーテンが。そして店内に歩を進めれば、自分専用の空間と錯覚しそうな特等席が待ち受けています。

水と光が織り成す幻想的な空間で供されるのが、地場産の素材をメインに京野菜なども使った創作の逸品です。シンプルなのに独創性があり、素材本来の旨みが凝縮された料理が心にくい限りで、和洋の食材の組み合わせもまた楽しい。神戸黒毛和牛や和豚もち豚には、果実と香味野菜を凝縮したオリジナルソースで、オリジナリティを演出しています。

また、愛らしい創作寿司は、鯛とウニにキャビアを合わせたり、鴨とモツァレラにベビーリーフをあしらうなど個性の豊かさが光ります。こだわりの料理と合わせる酒への気配りも行き届いたもので、寒梅酒造とのコラボにより誕生したという日本酒「金魚*花」は、ここでしか味わえないという。少人数からパーティまで対応できるのも嬉しいですね。

2009年10月17日

旧豊里町のお店屋さん?その1

三陸自動車道の桃生・豊里インターを降りと、北上川に架かる豊里大橋があり、これを渡って左折すると旧豊里町の役場に出ます。最初の信号近くにあるのが「吉田屋」で、酒、雑貨、化粧品を扱っている大きな店で、かつては町一番の繁盛店であったことを偲ばせる佇まいで、昔懐かしい板式の「ネズミ捕り」を見つけることができます。

そこを曲がって涌谷町に向かう道を行くと「サケイ精肉店」があります。ここで扱っているのが、登米産のブランド肉で生産者コードがついている。黒毛和牛とホルスタインの交雑種で今や全国銘柄肉になった「日高見牛」の牛カルビはなるほど絶品です。更にあたりを見回すと、食堂が何件かあることに気がつきます。

まず、サケイ精肉店の向かいの鈴長食堂。Webでも紹介されている店で、お客さんの入りも上々のようです。ここの自慢は「中華そば」で、縮れの自家製麵に煮干しダシのあっさり味のスープで食べやすい。吉田屋の近くにあるのが老舗の「三浦屋食堂」。「中華そばは」は、これぞ中華そばの名に相応しい完成されたで味が楽しめます。

2009年10月19日

旧豊里町のお店屋さん?その2

その他にもラーメンの「志乃ぶ」、手打ちそばの「どにちゃ」などが知られています。サケイ精肉店の並びには「ヨシムラ酒店」があります。洋酒ブーム時代に仕入れた酒が数種類ありますが、すでに生産中止になっているが、斬新なデザインで今でもマニアに人気の「サントリーCOBRA」、キリンシーグラムの特級酒「BAR」などの珍品もあります。

そこから、もう一本北側の通りに出て、気仙沼線の豊里駅に向かうと、そこには駅舎に入っている「がんばる館」に出くわします。駄菓子なども置いてある珍しい産直店ですが、「キャベツ」大玉が何と100円、大ぶりの完熟「トマト」、「野菜の醤油漬け」、地元名産のつくね芋を練り込んだ「つくねいもうどん」も美味しそうです。

町のメイン通りに戻り、「てらさわ小進堂」というお店に入ってみると、ここは昔から「ゆべし」で知られた登米地区では有名な店だということです。ご主人がアイディアマンで新しい菓子の開発に熱心だとか。「生キャラメルトッピングケーキ」、「ギュウヒの串餅」などが面白い。洒落た店構えではないが、いろんな種類の菓子が所狭しと並んでいます。

2009年10月20日

旧豊里町のお店屋さん?その3

旧登米町に向かう県道に「ふるさとセンター」があります。今どきの小間物類がメインになっているようですが、物産コーナーも健在で、近くにある白石製パン工場からの「直送品」「農家の鶏卵」、高級「白イボキュウリ」の規格品外の安い品物も扱われています。この町ただ一つの豆腐屋さんである「大阪屋」は、そこから少し先にあります。

この店のルーツは、店の名前からも想像できるように大阪で、木綿豆腐は柔らかくて上品です。油揚も香ばしくてとても美味しいですよ。そこからちょっと足を延ばすと香林寺の山門に着きます。旧葛西家の館にあった室町時代の門で、修復が加えられしっかりと保存されています。いいものを残そうとする地元の方々の心意気が嬉しいですね。

また、旧豊里町は水が豊かな町としても知られています。平成16年度に国土交通省が「船着場」や「観察テラス」の各施設を整備したのち、登米市が「パークゴルフ場」「親水水路」「散策路」などを整備して、子供たちが水遊びをして楽しみながら、自然体験や学習をする場として、市民もパークゴルフやゲートボールを楽しめる場として活用されています。

2009年10月21日

ろじーな

仙台市青葉区国分町にあるこの店は、この場所でコーヒー豆を焙煎し続けて30年になるといいます。仙台に自家焙煎豆を広めた存在でもあり、香り高いコーヒーが楽しめる店として知られています。創業以来多くの人に親しまれているこの店は、木のぬくもりに包まれたロッジ風で、約20種類に及ぶ豆を販売しているほか、焙煎したコーヒーが味わえます。

注文してから豆を挽き、ネルドリップで抽出したコーヒーは、豆本来のコクや甘さが堪能でき、絶妙な味わいがあります。知識が豊富なオーナーが豆選びのアドバイスもしてくれるので、種類に迷ったら気軽に相談してみるのもいいですね。とにかく、コーヒーの魅力に開眼し、煎りたて淹れたての味には感動そのものです。

毎朝6時から焙煎作業を始めるというオーナーは、月2回コーヒー教室も行っています。アンティーク風の照明が優しく店内を包みこみ、暖かくお客様を迎えてくれます。店内の中央には焙煎豆が並べられており、これを囲むようにテーブルが並んでいる至ってシンプルなレイアウトです。販売している豆は100g340円からと、買いやすいのも魅力です。

2009年10月23日

コブレンツ

一流ホテルのトップシェフたちが憧れる「コブレンツ」のハムやベーコン。オーナーである尾形さんのデスクには、何十枚もの注文票があり、独自のレシピで作るアイテムの他に、製法や肉の銘柄への細やかなオーダーを叶えて作るアイテムも加えると膨大な種類になりそうです。かつて、勝山館で腕をふるい、勝山ブランドのソーセージを全国区にしました。

どっしりとした持ちごたえのする「バテ・ド・カンパーニュ」は、宮城産の豚バラ肉と豚レバーを主体にベルギー産のエシャロットやコニャック、グリーンペッパーなどのスパイスを加えて仕上げた逸品です。逞しくも大らかで、それでいて均衡のとれた味わいが果実味豊かな赤ワインととても相性がいいようです。

ブナデスモークしたベーコンや木目細かなジャンボン・ド・パリ、ぱりっと小気味よく弾ける皮から肉汁があふれるソーセージ、冬期間限定で作るパンチェッタ、鴨のローストや魚介のスモークなどもオーダーできるそうです。どれも着色料や保存料はもちろん化学調味料、繋ぎも使っていないので、旨みがとても素直な感じがします。

2009年10月24日

大間のマグロ

下北半島の北部、本州最北端の町大間町は、北海道との最短距離が17.5?で晴れた日には、「ここ本州最北端の地」と刻まれた碑が建っている大間崎から、対岸の函館市の景色が見渡せます。太平洋と日本海の海水が入り交じり、マグロ、イカ、アワビなどが水揚げされている海産物の宝庫で、ご存知「マグロの一本釣り」で有名なところです。

漁期を迎えて活気づくマグロ漁では、最も大型のクロマグロで、別名本マグロともいわれます。大間では最大440?の大物が水揚げされたこともあるといいます。荒波にもまれて大間にやってきたマグロは、豊饒の海で育ったイカやサンマを主食にしているので、身が締まって上質な脂がのっていると高く評価されています。

一本釣りのため、日本の台所といわれる築地市場にもなかなか並ばないことから、希少価値があり、「黒ダイヤ」とも称されるくらいです。この名実ともに最高級のマグロが何と、地元の「仙台屋」で刺身と炙りすしというシンプルなメニューで提供されています。穏やかな口溶けとほとばしる旨みが、贅沢に心まで癒してくれることでしょう。

2009年10月26日

豆富・鮪・炭焼の苺

この秋、「イタリアンダイニング」の2・3階に移転オープンした「苺 クリスロード店」。宮城白目一等大豆を使った本格的仕込みの「豆富」、大豆の旨みを凝縮した「湯葉」、塩釜港直送の「生マグロ」、カテキンが含まれる緑茶入りの飼料で育てられた「栗駒高原カテキン豚」、その他にも、気軽に楽しめる小ポーションメニューが充実しています。

よりリーズナブルに多彩な味覚を満喫できるようになりましたが、さらに今回、新たにメニューに加わったのが「イタリアンダイニング」のおすすめ料理たちで、「石窯焼ピッツァ」や「パスタ、チーズフォンデュといった逸品を「苺」にいながらにして味わえるのが嬉しいですね。「イタリアンダイニング」でも「苺」のお勧めメニューがオーダー可能です。

「自家製寄せ豆富」「マグロ生湯葉のお造り」「くりこま高原の霜ふり豚のグリル焼」などは、オリジナルの地酒とも相性抜群です。2階には、小上がり・ボックス席・カウンターを完備していますが、3階ホールは60名までの宴会も大丈夫だそうで、こちらは、「丹波黒豆とわらび餅の豆乳ソフトサンデー」「自家製お豆富のレアチーズケーキブルーベリーソース」など豆乳デザートも豊富です。

2009年10月30日

やくらいガーデン レストラン「フォーリア」

イギリス風の本格的庭園として有名な「やくらいガーデン」には、晩夏から初秋にかけてコスモスの花が咲き乱れ、一雨ごとに秋の気配を深まらせています。そして、40種類、500万本ともいわれるコスモスが丘陵一面に咲き誇ります。薬莱山を背後に、ガーデンを見渡せるレストラン「フォーリア」ではゆく秋の景色と味が楽しめます。

期間は、12月6日までの限定ですが、秋の極上の一皿は、地場で収穫された新鮮な野菜と宮城県北の食材の豊かさを感じる一品に仕上がっています。名付けて「秋の収穫祭コース」がそれですが、調理方法はイタリア料理に和食技法を取り入れているため、年代に関わりなく、大人から子供まで食べやすいように工夫されています。

全7品目からなるこのコースは、野菜はすべて加美町産(やくらい産)のものを使用していますし、肉も同様に宮城県北産の生肉にこだわり、メインディシュの「登米産日高見牛と大崎産のさくら豚・加美町産森林鶏のクレドなど多彩な収穫野菜を添え」に変身します。3種類の肉と地場の野菜、色鮮やかなコスモスを存分に堪能することができます。

2009年11月11日

RENGA HOUSE

仙台市青葉区本町にあるホテルコムズ仙台(旧三井アーバンホテル)13階にあるレンガハウスは、勾当台公園や定禅寺通りなど市街が一望できる好立地にあるレストランです。カジュアルな明るい雰囲気と洗練された料理には定評があり、ウエディング会場としても利用されていますが、9月からランチメニューがリニューアルされました。

安全で安心な宮城県産の食材にこだわり、食事のバランスを整えてくれる料理が堪能できます。「レディースブレード」は、女性調理スタッフならではのアイディアがぎっしり詰まった1皿になっています。カロリーは控えめなのに、美味しいものを数多く楽しめるよう仕立てられた、この秋からの新ランチメニューです。
1日限定15食、「マグロビオティックランチ」は動物タンパク質を一切省いたヘルシーさが魅力です。低温調理で仕上げたチキンなど調理方法にもこだわっています。なお、ブレードは男性でも注文可能だということです。そのほかにも「とろろと大豆の全粒粉サンドイッチ」などユニークな味わいのものもあります。

2009年11月13日

手打蕎麦 十里

仙台市の北西部にある定義如来は、安産と縁結びの霊場として今も多くの参拝客が訪れます。そんな定義如来には少し離れたところに五重塔が立っている庭園がありますが、その入り口正面に「十里」があります。平成13年に奥田信二さんが開店したこの店は、そばは細めの二八。粉は宮城の栗駒、北海道、福井、茨城産などを使っています。

表面が滑らかで、軽くすすると滑らかに喉に吸い込まれまれます。「場所柄、年配の方から若い方にも食べていただけるよう考え、自ら納得できるそばをお出ししています」とそばにかける心意気を話す。つゆはダシにサバ節とカツオ節を使ったやや甘めのものですが、まろやかで、二八そばにぴったりのさっぱり味に仕上がっています。

「十里」の店内中央には囲炉裏があり、炉端で焼く田楽も名物の一つで、味噌は仙台味噌をベースにした山椒味噌やゆず味噌、じゅうねん味噌、あま味噌など手作りのものばかりです。そして定義名物の「三角油揚げ」もお勧めの一品です。つゆは辛めという方も一度試してみてください。喉ごしのいい「十里」のそばには不思議な魅力があります。

2009年11月14日

山風木(やまぶき)

美食を愉しむ、オーベルジュが宮城県遠刈田郡蔵王町にあります。コンセプトは「2泊1食付き」とのこと。「オーベルジュ」とはフランス語で小さな宿泊施設付きレストランという意味だそうです。「別邸山風木」は、「食事を楽しむために1泊していただく」ことをコンセプトに、蔵王の森で育まれた四季の食材を十二分に愉しむために生まれた温泉宿です。

2300坪の広大な敷地に、池を囲むように配された客室は9つのみで、贅沢な造りの中、落ち着いた和のモダン空間が広がっています。食事は庭に面した「ロータス・ダイニング」で、こだわりの会席料理を、豊富な地酒やセラーの中の厳選されたワインとともに味わえます。そして、圧巻はダイニングの特等席でいただく鉄板焼きです。

このダイニングは、幅80?・長さ7mの天然秋田杉の一枚ものカウンターで、絶品と評判の高いA-5ランクの仙台牛を愉しむことができます。帰りの時間を心配することなく、ゆったりと流れる蔵王の夜を、お湯に浸りながら日々の疲れが溶けだしていきます。これこそ大人の休日の温泉宿での過ごし方ではないでしょうか。

2009年11月20日

ごはん居酒屋 ばんげ

仙台市長町の裏通りに、夕方からお客さんで溢れる「ばんげ」があります。お米を始め、鮮魚、肉、野菜など食材は県内産を使用している居酒屋ですが、家族連れでもしっかりと食事も楽しめることもあり、幅広い年齢層に支持されているお店です。お米は契約農家から届けられる厳選した宮城県産のひとめぼれ特上米を使い、気持ちを込めて炊き上げます。

オープンキッチンの炭火で焼きあげる味噌おにぎりは、外側の焼き目は香ばしく、中のご飯はふっくらと甘く、ほおばるとお米の旨みが広がってきます。味噌は石巻の高砂長寿味噌を使っているので、味わいもより深い。毎月5の付く日を「ごはんの日」として、丼や巻物などご飯メニューを特別価格で提供しています。

丼メニューの「仙台麩卵とじ」は、甘辛く煮込んだ大きな仙台麩と卵がご飯と絡み合って絶妙な味のハーモニーを醸し出しています。「秋は銀タラやサンマと新米を食べるのを楽しみにしている方もいらっしゃいます。地元のお客さんに美味しい宮城のお米と食材を楽しんでほしいですね」と店長の比嘉伸樹さんは話しています。

2009年11月23日

ミルフィーユ湯葉

宮城県は北海道に次ぐ大豆の作付面積を誇る大豆の里です。大豆には各県自慢の品種がありますが、宮城県の代表は大豆の目が白いことから名づけられたという「ミヤギシロメ」で、あまりくせがなく、甘みがほのかにあるのが特徴です。この「ミヤギシロメ」を使った豆腐を作っているのが、社会福祉法人はらから福祉会の作業所「蔵王すずしろ」です。

この豆腐は、宮城県内の生協などで販売されており、大豆本来の味がするというフアンも多いということです。そして、同じはらから福祉会の作業所である「分場はらから共同作業所(柴田町船岡)で、新商品として開発されたのが、豆乳を使った「ミルフィーユ湯葉」です。この湯葉は幾層にも重ねた湯葉をお菓子のミルフィーユを湯葉に見立てたものです。

豆乳を80度に温め、15分間隔で表面らできた湯葉を引き上げる。その数32回で引き上げる時に二つ折にするので64層になり、重さは約1?にもなります。重ねる時に豆乳を間に挟むので、豆腐と湯葉の柔らかい層ができます。このひと手間が、食べたときの口当たりにつながります。清潔な環境で、添加物を一切使わない宮城の安心はこうして生まれます。

2009年11月25日

蒲焼割烹 大観楼

政5年(1822年)創業という鰻専門店が仙台市青葉区一番町にあります。「割烹蒲焼 大観楼」がその店ですが、この度、和食料理長が30年以上もかけて研究開発した「糠漬け鰻」が新たなメニューに加えられることになりました。皮を軽く炙って細かく刻んでたたくと、糠の香りときりっとした塩味で食がすすむ中々のものです。

噛むと、塩味とはまた一味違った鰻本来の味わいが口の中に広がり、二つの美味しさが重なっていきます。また、お湯を注げば、コクのあるまろやかな汁になり、ゼラチン質の皮が優しい風味になって口になじみます。鰻も糠も無添加なので後味がさっぱりとしているので、鰻の新しい食べ方を体験することができます。

鰻といえば蒲焼のイメージが強いためか、それとは全く別の食感は、鰻の新しい魅力を引き出してくれます。鰻は雑菌が多いため、本来は生では食べられませんが、一年間糠床に漬け込むことによって、乳酸菌が雑菌に作用し、生のままで食べることができるようになるといことです。細かく刻んでご飯にのせてお茶漬け、昆布だしの吸物もいけます。

2009年11月27日

ガーデンレストラン ノースポール

宮城県黒川郡富谷町にある「ガーデンレストラン ノースポール」は、1年中花に囲まれた自然豊かなレストランです。レストランのスタッフの活動は朝早くから始まります。まず、畑で野菜を収穫し、近くの沢や山際で山菜や木の実を摘み、8時半にはパンを焼き始めます。米粉を使ったパンも、毎日焼きたてだからとても評判がいい。

冷製オードブル「NANATSUMORI」は、朝摘みのロメインレタスやルッコラ、イタリアンパセリの瑞々しさを最大限に活かして、ビーツやカボチャ、インカのめざめといった色鮮やかな根菜をそれぞれ異なった調理法で火を入れ、甘みやほくほく感、ジューシー感を引き出しています。この一皿に季節が盛り込まれている感じがします。

「ノースポール」の旬を味わうのは、秋の素材がふんだんに味わえるこの季節なのかもしれませんが、移りゆく季節の豊かさを存分に享受できるのが何よりも楽しみです。寒さが厳しくなって来るこれからの季節、素朴な野菜が様々な調理方法で存在感を発揮します。濃厚なマロンクリームを絞った栗のタルトにカタラーナ、林檎のコンポートなどです。

2009年11月28日

チーズ工房 丸森

丸森の穏やかな環境に包まれながら、酪農家たちによって大切に育てられ牛たち。その穏やかな姿を日々眺めながら作るチーズは、無調整生乳の美味しさがそのまま伝わってきます。3ヵ月熟成の「ヤング」はミルクの甘みを感じるフレッシュな味。6ヵ月熟成の「セミオールド」になると塩味とミルクの一体感が増してきて、酸味が心地よく感じられます。

そして、12ヵ月以上寝かせた「オールド」では、甘み、塩味、酸味に加え苦味がバランスよく渾然と溶けあつた深い味わいに仕上がります。オリエンタルな香りが芳しいクミンシードを加えたタイプやブランドネートルやセロリ、ガーリックなどを加えたタイプのゴーダもあり、どれも塩分は控えめに調理されていますが、凝縮感、成熟感ともに十分です。

近年レスランやワインバーから引き合いが多いのが「カチョカヴァロ」です。フライパンでソテーすると、表面はトーストのように香ばしくバリッと、中はトロトロと糸を引くクリーム状になり、成熟感がより満喫できます。丸森の風景と人が育てたミルク。そのミルクが健やかな味わいのチーズとなって映し出されています。

2009年11月30日

鮨かなや

江戸前鮨の華は何と言ってもマグロでしょう。如何によいマグロを仕入れるかによって店の格が決まるといっても過言ではないかも知れません。カウターに現れたのは200?超の石巻産の本マグロ。親方曰く、「大間のマグロが有名ですが、今年は宮城県の近海ものもいい。酸味と深みのバランス、マグロ本来の香りを楽しんでもらえば」。

旨みが凝縮した漬けマグロ、清々しい香りを軽やかな脂の甘みが包みこむ極上のトロ。旬のマグロと熟練の技が生み出す至福のひと時を堪能したいものです。「おまかせコース」は8000円からで予約が必要です。濃厚な白子が口の中でとろける「白子のソテー バルサミコソース」も中々のもので、フアンにはたまらない逸品です。

締める、煮る、漬ける、炙る、江戸前鮨の醍醐味ともいえる手間暇かけた仕事は、冷蔵庫のない時代に培われた日本の食文化を忠実に伝える店です。「魚の顔を見て、如何に旨みを引き出すかが要」とも話す親方の真骨頂が、豊かな香りとシャリとの一体感をより心地よく感じさせてくれます。次々と繰り出される多彩な技は魚を知りつくした証でしょう。

2009年12月 2日

さんまのマヨネーズ炒め

魚の生臭さが苦手な方向けに、今日はマヨネーズで生臭みをカットした「マヨネーズ炒め」をご紹介します。材料はさんま4尾(4人分)です。まず、さんまを三枚におろしてひとくち大に切り、酒大さじ1、塩小さじ1/2、しょうが汁少々で下味をつけて170度の油で揚げます。次に豆板醤小さじ1/2、しょうがのみじん切り1かけ分を油で炒めます。

そこにマヨネーズ大さじ3、トマトケチャップ大さじ1、牛乳1/2カップ、片栗粉小さじ1を加え、煮立ったら、さんまと長ねぎのみじん切りを加えて手早く混ぜます。せん切りレタスを皿に敷き豆板醤小さじ1/2、しょうがのみじん切り1かけ分を油で炒めたものをのせて出来上がりです。ただ、さんまの三枚おろしがちょっとという方にワンポイント。

まな板にさんまをのせ、エラのうしろのところに包丁を入れ、さんまの頭を切り落とします。次にさんまの頭の方が右に向くように置き換え、包丁の先でワタをかき出します。包丁を寝かせ、中骨の上側にそって頭の方から尾に向かって身を切り取っていきます。さんまの上下を返し、もう一方も同様に切ったら腹骨をとり、これで三枚おろしの完成です。

2009年12月 7日

割烹 天ぷら 寿司 三太郎

晩翠通りから脇道に入ったところに、創業35年になる「三太郎」があります。新鮮な素材を活かし、職人が丁寧に仕上げた四季折々の料理を存分に味わえる店です。季節ごとに変わる庭園を眺めながら、ゆったりと食事を楽しむことができます。職人のこだわりは、土鍋で炊き上げた特性のふっくら極上ご飯にもうかがわれます。

七つ森にある半睡窯の陶芸家・平井半睡さんが美味しいご飯を焚くために極めた「半炊釜」は、厚みがあり丸いフォルムが愛らしい。一つひとつ手作りで釜の内部に炭の成分を焼き付けることにより、水を浄化し、遠赤外線がまんべんなく当たるのでご飯がよりふっくらと美味しく仕上がる。お米はもちろん宮城登米産のひとめぼれです。

ご飯がいっそう美味しく味わえると評判なのが名物の釜めしです。オーダーしてから「半炊釜」で焚きあげる釜飯は、一人分が釜のままテーブルに運ばれてきます。蓋をあけると、表面にツヤツヤ光るカニの身がぎっしり乗っていて、ご飯と身が絡み合いより深い味が楽しめます。エビと貝柱のかき揚げをのせて抹茶をかけた「天茶」もまた風情があります。

2009年12月 8日

マルタのきぶどう

仙南の山本町は、亘理町と並ぶ苺の産地として知られていますが、かつてはあたり一面ぶどう畑が広がっていました。大正時代の初めには有志が合資会社仙台葡萄液製造所を設立。第2次大戦当時はぶどう液が調達品として軍に納入され、大変重宝されたということです。こうした背景から昭和23年に設立されたのがマルタの果汁工場 田所(林)商店です。

原料は契約農場で栽培された完熟ぶどうとやまぶどう。甘味料や着色料などの添加物を一切加えな